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切れ毛

髪の毛先が白いのは髪のダメージ?白くなる原因と対処法

髪の根元が白くなるのは白髪だと分かりますが、毛先が白くなるのは白髪と違い、髪の毛がダメージを受けているシグナルとも言われています。

白髪じゃないのに、どうして黒髪がダメージによって白く見えるのようになるのでしょうか。

髪の毛のダメージといっても様々なものがあります。

特に、毛先を白くしてしまうダメージにはどういうものがあり、ダメージ以外でも毛先が白く見えることもあるのかについて調べてみました。

その他、髪の毛先が白くなった時の対処法と予防法についても紹介します。


ダメージで何故白くなる?白い髪の毛先の正体

毛先が白くなるといっても、様々な症状があります。

  • 毛先が数ミリ白髪のようになる
  • 毛先や毛先から少し離れたところに白い点のようなものが出てくる

主にこの2種類と言われています。この中でも、特に気になる毛先の白っぽいものは2つめのものです。

この白いものは、髪の毛の内部にあるコルテックスという繊維が髪の表面に出てきたものになります。

コルテックスは、髪の1番内側にある繊維質なので、ちょっとしたことで髪の表面に飛び出てくることはありません。

髪に相当なダメージを受けた時に、コルテックスがキューティクルを突き破って出てくることで、毛先が白くなってしまいます。

こんなことも原因に!?髪の毛先が白くなる7つのダメージ

髪の毛先が白く見える正体は、上記でも説明しましたが髪の中心部にある繊維質であるコルテックスが飛び出してくることによって起こります。

コルテックスが飛び出してくるのは、髪へのダメージが原因です。

髪へのダメージといっても様々なものがあります。髪の毛先が白くなる7つのダメージについて紹介します。

その1.パーマやカラーリングによるダメージ

パーマやカラーリングで使う薬剤は、何度も使い続けていると髪にかなりの負担を与えます。

パーマやカラーリングは、キューティクルを開いてそこに薬剤を入れて施術を行うので、髪にはかなりのダメージになります。

美容室で施術をする場合、髪に優しい薬剤を使っていますが、自宅でカラーリングする場合は施術後のケアなども行き渡らないため、キューティクルがしっかりと閉じていない可能性もあります。

パーマやカラーリングをした後、髪を保護するためにトリートメントなどをしますが、やはり頻繁にパーマやカラーリングをすると髪の内部まで傷んでしまうので、毛先が白くなる可能性が高くなります。

その2.ドライヤーやアイロンによるダメージ

髪の毛に長時間熱を与えると、これもダメージになります。

髪を乾かす程度であれば問題ありませんが、次のようなことは髪にダメージを与えてしまいます。

  • ドライヤーを髪に近づけすぎる
  • 髪がパサパサになるまで乾かす
  • カールアイロンを毛先に長時間当てる

アイロンなどもカールを付けたいからといって、毛先を長時間ブローしている人がいますが、これも危険です。

熱によるダメージはすぐに出てきませんが、知らない間に髪の内部が乾燥し、キューティクルが開いてしまい毛先が白く見えてきます。

その3.シャンプーの洗浄力によるダメージ

皆さんは、シャンプーを選ぶ時どういった基準で選んでいますか?多くの人が、シリコンが入っているかいないかだと思います。

実は、シャンプーはシリコンが入っていないから髪に優しいというわけではありません。

シャンプーの成分表を見ると、次のような記載があります。

  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸アンモニウム

このように、「~硫酸」と書かれているシャンプーは高級アルコール系シャンプーと呼ばれ、かなり強い洗浄力があります。

ドラッグストアなどで低価格で購入できるシャンプーの多くには、上記のようなものが入っています。

よく「ボタニカルは髪に優しい」と思われていますが、裏面を見ると同じようなものが入っていることもあります。

高級アルコール系シャンプーが全ての人に悪いというわけではありません。

  • 髪が極端に傷んでいる人
  • 頭皮が弱い人(乾燥肌、敏感肌)
  • 髪が細くダメージに弱い人

上記のような人が洗浄力の強い高級アルコール系シャンプーを使うと、髪にダメージを与えることがあります。

そのダメージが毛先に出ると、中の繊維が飛び出し白くなっていきます。

その4.シャンプーの仕方やブラッシングの摩擦によるダメージ

髪は摩擦によってもダメージを受けます。日頃、何気なくしているものが髪の毛に摩擦を与えてしまいます。

  • 無理なブラッシング
  • ガシガシとシャンプーをする
  • タオルドライの時にゴシゴシと拭く

髪が絡まっている時、無理にブラッシングをしていませんか?絡まった髪などを無理に梳かすと、キューティクルが剥がれてしまいます。

シャンプーをする時やタオルドライをする時も同じで、髪の毛を擦り合わせることで摩擦が起きてダメージを受けます。

その5.髪の毛が健やかに育たずダメージに弱い

髪の毛へのダメージもそうですが、髪の毛が健やかに育たず元々、もろい髪の毛の場合はちょっとしたことでダメージを受けます。

  • 偏った食事による栄養不足
  • 睡眠不足
  • 過度なダイエット
  • 暴飲暴食
  • 過剰な飲酒、喫煙

上記のようなことをしていると髪の毛自体が痩せ細ってしまうため、髪を結んだりするだけでもダメージを与えてしまいます。

その6.髪を自然乾燥させることによって起こるよるダメージ

ドライヤーの熱が髪にダメージを与えると言われていますが、自然乾燥させることも髪にダメージを与えます。

ドライヤーの場合、正しく使えば髪へのダメージは最小限に抑えることができます。しかし、自然乾燥の場合はドライヤーよりもダメージが大きくなっています。

髪の毛は長時間濡れた状態になっていると、キューティクルが開きっぱなしになり閉じてくれません。

そのまま自然乾燥させると、キューてぃくるが開いたままの状態になってしまいます。

また、濡れた髪のまま就寝すると、枕に触れる部分の髪の毛に摩擦が発生するため、髪にダメージを与えてしまいます。

自然乾燥させる場合、ダメージ以外にも髪や頭皮が濡れた状態が続くことによって頭皮に雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

その7.自分で髪の毛をカットすることによるダメージ

美容室でカットをする時、切れ味の良いハサミでカットをします。そのため、髪の毛にはほどんとダメージを与えません。

しかし、自宅で前髪などを切る時はダメージを与えている可能性があります。

切れ味の悪いハサミや、髪の毛を切る用途ではないハサミが髪をカットすると、髪を切る時に引っ掛かりなどがあり、綺麗に切れていないことがあります。

切った時は気づかないことが多いですが、毛先の断面が整っていないと次第にその部分からキューティクルに開きが出てきて毛先が白くなってしまいます。

髪の繊維質以外でも髪の毛先が白くなる原因がある

髪の毛先が白くなる原因で多いのが、ダメージによる髪の繊維質が飛び出すことです。

しかし、それ以外にも髪の毛先が白くなる原因があります。

その1.シャンプーやスタイリング剤が髪や頭皮に残っている

毛先の白い部分がポツポツとしたものではなく、粉っぽくなっている場合は、スタイリング剤やシャンプーが髪や頭皮に残っている可能性があります。

特にスタイリング剤の場合、シャンプーをした時に落としきれていない場合、髪にしっかりと付着していることもあり白っぽさが目立ちます。

スタイリング剤などが残っている場合は、見つけた時に洗い流せばその症状は改善されます。

その2.ストレスなどによる白髪

普通、白髪というと髪の根元から生えてくるものというイメージがあります。しかし、白髪は全てが根元から白くなるというものではありません。

髪の毛先が白髪になる原因で1番に考えられるのが、ストレスです。

ストレスが溜まると、ホルモンバランスが乱れてきます。この時、髪の毛にも影響を与え、髪の毛の色を黒く見せる「メラニン」が産まれづらくなります。

この異常が起こることで、髪の毛先や中間部分から髪が白くなることがあります。白髪の場合、部分染めなどでカバーすることができます。

毎日のケアで予防!髪の毛先が白くならないための対処法

髪の毛先が白くなると、目立たないようでも光などが当たると髪の毛が白っぽく見えてしまいます。

また、髪のダメージもどんどん酷くなるので、白くならないように予防や早期の対処が必要となります。

その1.白くなった毛先は早急にカットしてしまう

髪の毛にダメージがあると、ヘアケアで補修します。

多少のものであれば、ヘアケアで目立たないように補修することができますが、1度白くなった毛先はヘアケアでは元に戻りません。

そのため、白くなった部分はカットしなくてはいけません。

「少しくらいなら大丈夫」とそのまま放置している人もいますが、傷んでいる部分をそのままにしていると、その部分から髪はどんどんダメージを蓄積していきます。

毛先が白くなっていると感じたら、美容師さんに相談をして白い毛先が目立たないようにカットしてもらうようにしましょう。

その2.パーマやカラーリングを頻繁にしない

オシャレをする時、ヘアツタイルも楽しみたいですよね。そのため、パーマやカラーリングは欠かせないものとなっています。

しかし、頻繁にすると髪へのダメージはどんどん蓄積していきます。

パーマやカラーリングをする時は、美容師さんに現在の髪質をチェックしてもらい、施術しても大丈夫かを相談してから決めましょう。

また、カラーリング剤も髪へのダメージが少ないものもあります。そういったものを使ってもらうだけでも、髪へのダメージは変わってきます。

髪へのダメージを考えると、市販品でのカラーリングやパーマは緊急時のみにして頻繁に使わないことも大事です。

その3.シャンプーやタオルドライや優しくする

髪に1番摩擦を与えるのがシャンプーです。汚れを落とすためにゴシゴシと洗うと、髪にかなりの摩擦を与えダメージになります。

シャンプーをする時は、次のような点に注意しましょう。

  • あまり熱いお湯で髪を洗わない
  • 摩擦を最小限にするため、泡を作って頭皮と髪を洗う
  • シャンプー時間の2倍の時間をかけて綺麗にシャンプーを洗い流す
  • タオルドライはゴシゴシとするのではなくタオルで押さえるようにする
  • 濡れた髪にブラッシングはしない

最低限、上記のことは守るようにしましょう。そうすることによって摩擦を最小限に抑えることができます。

その4.洗い流さないトリートメントで髪を保護する

シャンプー時にトリートメントをすることも大事ですが、摩擦やキューティクルの開きを補修するためには、洗い流さないトリートメントが効果的です。

これを使うことによって、髪を摩擦から保護してくれるだけではなくドライヤーなどの熱からも髪を守ってくる効果があります。

その他、髪の水分蒸発を阻止してくれるため、乾燥も予防してくれます。

シャンプー後、タオルドライをした後につけてドライヤーで乾かすだけなので、とても簡単にできるヘアケアです。

その5.髪の毛や頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使う

普通のシャンプーでは洗浄力が強いなと感じる人は、アミノ酸系シャンプーを使うようにしましょう。

そうすることで、髪の毛にきしみも出にくくなり摩擦が起こりにくくなります。

  • 乾燥肌、敏感肌の人
  • 整髪料などをあまり使わない
  • 皮脂が少ない
  • 髪が傷みやすい

上記のような人は、アミノ酸系シャンプーでもしっかりと洗浄力を感じることができます。

皮脂が多い人や整髪料をたくさん使う人は、アミノ酸系シャンプーでは洗浄力が弱く感じるかもしれません。

そういう人は、高級アルコール系シャンプーでも構いませんが、頭皮や髪に直接シャンプーの原液を付けないようにしましょう。

その6.規則正しい生活をして内側からケアをする

髪の毛は外側からのケアも大事ですが、健やかな髪の毛を育てるように内側からのケアも重要です。

いくら外側からのケアをしっかりとしても、健康的な髪の毛が育てなければ、すぐにダメージを受けてしまいます。

1つめは食事です。髪の毛はたんぱく質でできています。それは食事の栄養で摂取しなければいけません。

髪の毛には、次のような栄養素が必要と言われています。

  • たんぱく質(動物性、植物性)
  • ミネラル(亜鉛)
  • ビタミン(A、E)

よくたんぱく質というと、卵や鶏肉で摂取するイメージですが、植物性たんぱく質と一緒にバランスよく摂取しないといけません。

髪の毛にいいからと、たんぱく質やミネラルばかり摂取するのもよくありません。

よく「バランスのいい食事」といいますが、野菜や肉、魚、豆類、海藻などをバランスよく食べることが髪の毛にも効果的です。

▼髪にいい食べ物についてはコチラを参考にしてください!

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また、髪の毛には睡眠も大事です。睡眠を取ることで、成長ホルモン分泌されて髪の毛に栄養を行き渡らせてくれます。

その他、血行不良もよくありません。頭皮の血行が悪くなると、硬くなり健康的な髪の毛が生えて来なくなります。

その7.紫外線のダメージから髪を守る

髪には摩擦以外にも日常のダメージがあります。それが、紫外線です。

顔など皮膚には日焼け止めを塗って紫外線から肌を守りますが、髪も紫外線を浴びるとかなりのダメージを受けます。

紫外線によって受けたダメージで髪がもろくなり、そこに摩擦が加わってキューティクルが開くこともあります。

外出する際は、髪にスプレータイプの日焼け止めを付けたり、帽子や日傘を使って紫外線から髪を守りましょう。

▼髪の紫外線対策についてはコチラを参考にしてください!

髪の紫外線対策の記事のトップ画像

髪の毛先が白くならないように毎日のケアを大事にする

髪の毛先が白くなってしまうと、もう元には戻りません。

白くなった部分をカットすれば元に戻ったように見えますが、髪の中が傷んでいるとまた同じような症状が出てきてしまいます。

「毛先が白くないから」「カットして元に戻ったから」といって、髪に負担のなるようなことを続けていたら、また髪の毛先が白くなってしまいます。

いつまでも綺麗な実の毛を保ちたい場合は、毎日のケアを大事にして髪に負担を与えないようにしましょう。

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