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パーマの知識

ダメージは少ないが持続しにくい水パーマのメリットとデメリット

水パーマは通常のパーマに使用する薬剤を使いません。そのため、通常のパーマよりも髪へのダメージが少ないというメリットがあるのです。

しかし、水パーマにはすぐに取れてしまう、というデメリットもあると言われています。

水パーマのメリットとデメリットを把握して、頭皮や髪の状態などに合わせて選択するのもアリでしょう。水パーマのメリットとデメリットについて、紹介します。


頭皮や髪への負担が少ないのが水パーマのメリット

頭皮や髪への負担が少ないと言われている水パーマ。それは、水パーマの方法によるものです。その仕組みはどういったものなのでしょうか?

薬剤を使用せず水蒸気を使用する

パーマをかける際には、通常、アルカリ剤を使用してキューティクルを開きます。パーマをかけると髪は傷みやすいと言われるのは、このアルカリ剤が要因の一つです。アルカリ剤は髪のタンパク質を分解したり、流出させたりするため、髪の健康を損ねてしまいます。

水パーマはキューティクルを開く際に、アルカリ剤を使わず、水蒸気の力で行います。スチーム状の水粒子を、キューティクルの隙間から髪の内部に浸透させ、キューティクルを開かせ、パーマ液を浸透させるのです。髪へのダメージが少ないのはそのためです。

また、パーマをかける過程で熱を与えないので、髪や頭皮への刺激も少ないという点もメリットでしょう。

うるおいのある髪になれる水パーマ

スチームを使用してパーマをかける水パーマは、保湿効果も高まると言われています。そのため、髪を乾燥させず、うるおいのある髪に仕上がるのです。保湿作用によって、カールも弾力のある美しい仕上がりが期待できるのも、水パーマのメリットです。

忙しい人におススメ!施術時間が短くてすむ

スチームを使ってパーマ液の浸透を早めますので、施術時間も短くてすみます。パーマをかけるとなると、長時間同じ姿勢で座っているのがつらい、という人にもおススメです。

デジタルパーマと比較すると持ちが悪い水パーマ

髪へのダメージが少ない水パーマですが、デメリットもあります。水パーマのデメリットについて紹介しましょう。

パーマの持ちがあまりよくない

デジタルパーマは平均で半年程度持つと言われていますが、水パーマは2ヵ月程度持てばいい方だと言われています。せっかくパーマをかけても早く取れてしまうのは、コスト的にもデメリットですね。

髪への負担が軽いからといって、すぐにまた水パーマをかけるのはいけません。水パーマと言っても、パーマ液は使いますので、髪へのダメージがまったくないわけではないのです。再度パーマをかける際には、最低でも1ヵ月は我慢しましょう。

水パーマが適さない髪質がある

通常のパーマと比べると、パーマのかかり具合も弱いため、クセの強い人やパーマがかかりにくいという人には、適さないことがあります。水パーマを希望する際には、美容師さんに相談してみるといいでしょう。

しっかりしたカールを出すには適さない

水パーマは弱くかかるという点があり、しっかりパーマをかけるということはできません。そのため、デジタルパーマのようにキレイな巻き髪にすることはできないでしょう。水パーマは、ゆるふわ系のパーマにしたい人におススメなのです。

持ちをよくするために普段から気を遣う必要がある

通常のパーマよりもかかりが弱いため、髪に刺激を与えるとパーマが取れやすいです。そのため、普段から強く引っ張る、スタイリングの際に配慮するなど、お手入れが少し面倒に感じることがあるでしょう。

スタイリングに注意!水パーマを長持ちさせるコツ

水パーマを少しでも長持ちさせるには、保湿に気を配ることです。水パーマは水分が髪に十分にあるほど、カールやパーマが再現されやすいという特徴があります。そのため、髪を乾燥させないことが大事です。

洗い流さないトリートメントを使う

保湿が大事だからといって、常に髪を濡らしておくことは不可能ですし、髪を濡らしたままにしておくと、髪が傷む原因になりますね。そこでおススメなのが、洗い流さないトリートメントです。

洗った後の濡れた髪の状態で、洗い流さないトリートメントを使うと、水分を蒸発させることなく、髪の内部にとどめておくことができます。保湿効果が期待できるというわけです。

スタイリングをする際には髪を十分に濡らす

美しいカールを再現させるには、スタイリングの際に髪をしっかり濡らしてからスタイリングをすることです。霧吹きなどを使い、髪をしっかり濡らして洗い流さないトリートメントをしてから、スタイリングをするのがおススメです。

水パーマでも、濡れたまま髪を放置しておくのはNGです。髪を乾かさないと、水分が蒸発してしまいます。夜はしっかり乾かしてから、寝るようにしましょう。

普段のヘアケアに注意して持ちをよくする

水パーマは通常のパーマよりも、かかりが弱いという弱点があります。そのため、普段のヘアケアにも注意することで、持ちに違いが出ます。気を付けたい点は、

  • 水パーマをかけた当日は髪を洗わない
  • スタイリングの際に髪を強く引っ張らない
  • 常に結ぶなど、髪にクセがつきやすいヘアスタイルを避ける
  • 洗浄力が強すぎないシャンプーを使う

といったことです。日常のヘアケアには注意しましょう。

パーマによる髪へのダメージを避けたい人は水パーマを

水パーマの大きなメリットは、通常のパーマよりも髪へのダメージが少ないという点です。まったくないわけではありませんが、少しでも髪への負担をかけたくない、という人は水パーマを選択するのもいいでしょう。

ただし、持ちがあまりよくないので、普段のケアには注意した方がいいですよ。髪を可能させないよう、保湿をしっかりすることと、髪を乾かしたり、スタイリングをしたりする際に、強く引っ張ったりしないことです。

パーマのかかりが弱いので、ゆるふわ系のカールにしたい人にもおススメです。パーマをかけるのは初めて、という人も水パーマならかかりすぎて失敗、ということがないので安心でしょう。

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