パーマの知識
デジタルパーマとは…?くせっ毛でもゆるふわカールができる!
デジタルパーマをかけるのに適した髪の長さはミディアムからロングヘアですが、10センチ以上の長さの髪があれば大丈夫!「髪をカールにしてスタイリングをラクにしたい」と考えているショートヘアの方にオススメです。
また、「縮毛矯正をかけているけどパーマをかけたい」という方や「髪がくせっ毛でパーマをかけてもすぐ戻ってしまう」とお悩みの方もこのデジタルパーマをオススメしています。
デジタルパーマのことを知って、ヘアスタイルの幅を広げてみませんか?
違いは熱を加えること!デジタルパーマとは
デジタルパーマとは一体何なのでしょうか?まずは普通のパーマの特徴「コールドパーマ」から見ていきます。
乾燥させてパーマを作るコールドパーマ
美容院でよく見かけるパーマのかけ方は「コールドパーマ」と呼ばれています。髪の毛を巻いたあと液をかけてカールなどクセをつけ、洗い流して再び液をかけて固定させる手法です。
頭の上部を温める円形の機械(加温機またはスタンドドライヤーと呼ばれるもの)を使用する場合もあるでしょう。
髪の束がキレイに映え、柔らかな見た目。髪が濡れている方がパーマが良く出やすいですが、欠点として1ヵ月から2ヵ月ほどでパーマがとれます。
熱を髪に与えてパーマを作るデジタルパーマ
デジタルパーマは形状記憶パーマとも呼ばれています。デジタルフリーというマシンを使い熱を加えてパーマを作るホットパーマの一種で、名前もここから由来しています。
はじめに液を使って髪を柔らかくした後、専用の機械で熱を加えます。髪を巻き付けるロッドそのものがコードに繋がり加熱する作りになっていて、均一に熱を加えるだけでなく温度調整も自由自在です。
パーマがかけられる範囲は毛先から中間まで。頭皮をヤケドしてしまう恐れがあるため、根元からパーマをかけることはできません。
パーマが長持ちするだけじゃない!デジタルパーマのメリット
ではさっそく、デジタルパーマのメリットをご紹介していきます。
カールやウェーブが長持ちする
通常のパーマは2ヵ月ほどでとれてしまいますが、デジタルパーマは4ヵ月から5ヵ月。長くて1年持ちます。パーマがしっかりと強く出てくれるので「パーマをずっとかけていたい」と思ったら、デジタルパーマをオーダーしてみましょう。
美容院で作ったヘアスタイルを維持しやすい
デジタルパーマは髪が乾いた時にカールが出やすく作られています。髪を乾かす際、少し手でカールを巻くだけでもスタイリングが整えられるのでとってもラク。
仕上がりが軽く、くっきりとしたウェーブが出やすいので、毎日コテで巻いたようなゆるふわな髪が実現できますよ。
パーマがかけづらい髪もカールできる
デジタルパーマを行う際、薬剤と一緒に機械で熱を加えて髪の内部にあるタンパク質を加熱するため、「くせっ毛ですぐにとれてしまう」「コールドパーマだと出にくい」という方にオススメします。
お金がかかる以外にも。覚えておきたいデメリット
メリットにはデメリットがつきもの。デジタルパーマをかけたい場合はしっかりデメリットをおさえておきましょう。
時間や費用がコールドパーマよりもかかる
通常のパーマ料金よりも機材と手間がかかるため高額になりやすいです。また、スタイリングの時間を含めても2時間30分から3時間ほどかかります。美容師さんとの相談する時間を含めるとさらにかかるかもしれません。
細かいウェーブやカールは難しい
まとまった大きなウェーブやカールは得意ですが、細かい小さなパーマは、デジタルパーマの機械の関係で難しいです。また、自然なパーマを作るのも苦手です。
熱を加えるため髪へのダメージが大きい
髪に直接熱を加えるため、熱のダメージはドライヤー以上。髪が傷んでいる場合はさらに痛みが進行してしまう恐れがあります。
また、脱色をしたブリーチ毛にはデジタルパーマをかけづらいです。髪の内部がスカスカになっているため、かかりにくくなっています。
髪をストレートにするには縮毛矯正を
パーマが長く持つという長所がそのままデメリットとなります。「パーマを早く取りたいな」と思ってもすぐは落ちず、髪質やパーマのかかり具合よってはストレートパーマをかけてもすぐ戻ってしまうほど強力です。
髪をさらに傷めてしまいますが、まっすぐに髪を戻したい場合は縮毛矯正を行いましょう。美容師さんと相談してからデジタルパーマをかけたり、落としたりしてくださいね。
デジタルパーマでスタイルを変えてみよう
ここまでデジタルパーマについてご紹介してきましたがいかがでしたか?ご自分の好みに合ったパーマスタイルを見つけて、デジタルパーマをかけてみてください。キレイなパーマがずっと続きますよ。