頭皮トラブル
頭皮ニキビの原因は肌と同じ!脂っぽい頭皮は要注意!
頭皮にニキビができると何かと面倒なものです。頭皮だから見えなくていい、なんて放置しておくと悪化して、痛みがでたりすることもあります。見えにくい分、ケアもできず症状も悪化しやすいのです。さらに抜け毛やフケの原因になる可能性もありますよ。
ところで、頭皮にできるニキビの原因は何でしょうか?それを知っておかないとニキビを防ぐこともできませんね。頭皮ニキビはなぜできるのか?その原因について把握しておきましょう。
Contents
頭皮にできるニキビと顔にできるニキビの違いを知る
ニキビができるメカニズムは頭皮も顔も同じです。ただし、頭皮にできるニキビは髪の毛に隠れているため、症状に気づきにくく知らないうちに大きくなってしまうことも。頭皮と顔、2つのニキビの違いについても知っておきましょう。
頭皮にニキビができるメカニズムは顔のニキビと同じ
頭皮と顔、場所の違いはあっても、ニキビができるメカニズムは同じです。ニキビができる原因は皮脂と言われていますが、皮脂そのものではなく、皮脂が毛穴に詰まってしまうことが原因です。
皮脂が毛穴に詰まる原因は、毛穴の周りの角質が硬くなったり、厚くなったりして、毛穴から皮脂が出ていきにくくなることです。角質が硬くなったり厚くなったりするのは、肌のターンオーバーが乱れてしまうから。
頭皮のニキビは顔のニキビよりも悪化しやすいので注意
頭皮のニキビは顔のニキビよりも症状が悪化しやすいものです。顔にニキビができればすぐに分かり、ケアをしますが、髪の毛の中にできているニキビには気づかないこともあるもの。ケアも遅くなり、症状が悪化してしまいます。
また、髪の毛の中だから放置してしまう、という理由も症状を悪化させてしまう理由です。頭皮は顔よりも毛穴の数が多く、毛穴同士が密集しています。そのため、皮脂も多く、ニキビができやすいのです。
頭皮のターンオーバーが正常でないとニキビができやすくなる
肌のターンオーバーが乱れるとさまざまな肌トラブルにつながりますが、ニキビもトラブルの一つです。ターンオーバーが乱れる原因は次のようなことが考えられます。
ターンオーバーの乱れは生活習慣に原因がある
ターンオーバーが乱れると、頭皮が乾燥したり、皮脂が過剰分泌したりします。その結果雑菌が増殖しやすくなり、ニキビができやすくなるのです。ターンオーバーが乱れる主な原因は、次のような生活習慣にあります。
- 睡眠不足
- ターンオーバーは睡眠中に行われます。ターンオーバーに必要な成長ホルモンも睡眠中に分泌されます。そのため、睡眠不足になるとターンオーバーが十分に行われません。ターンオーバーには最低6時間かかると言われていますので、睡眠時間が極端に少ないと、ターンオーバーも十分に行われないことになります。
- ストレス
- ストレスが蓄積すると血管が収縮し血行不良になります。
- 食生活の乱れ
- ターンオーバーにはビタミンや亜鉛などの栄養素が必要ですが、野菜不足などをすると、ターンオーバーが十分に行われません。
- 喫煙
- タバコに含まれるニコチンは血管を収縮し、血行不良を引き起こします。さらに女性ホルモンの分泌に影響し、ホルモンバランスを乱し、肌の温度を低下させて、ターンオーバーを乱します。
- 寝る前の飲食
- 寝ている間に寝る前に食べたものの消化活動が行われ、それにエネルギーが使われてしまうため、ターンオーバーをしっかり行うためのエネルギーが不足してしまいます。
- 無理なダイエット
- ターンオーバーに必要な栄養素が不足するとともに、睡眠不足やストレスを招きます。
- 過度なアルコールの摂取
- アルコールが肝臓で分解される際に、ターンオーバーに必要な成分を使うことになってしまいます。
- 運動不足
- 血行不良につながり、栄養や血液が頭皮に行き届かなくなります。
- 便秘
- 便秘をすると腸内に老廃物や毒素が蓄積され、腸内環境が悪化します。そのまま放置すると、自律神経が乱れ全身の血流が悪くなります。
紫外線は新陳代謝を遅らせる外的要因の一つ
紫外線を浴びると肌は紫外線から肌を守ようとして、角質を溜めこむ働きをします。さらに紫外線のダメージを修復するため、ターンオーバーを早めてしまうことも。
ターンオーバーが早まると、未熟な角質細胞が作られ厚くなり、古い角質が溜まってしまうためニキビができやすくなったり、症状が悪化したりするのです。
頭皮への刺激、汚れが落ちていない、などシャンプーが原因でニキビが!
メイクをした後のクレンジングや洗顔が原因でニキビができるように、頭皮もシャンプーが原因でニキビができることがあります。
シャンプーの方法が間違っていることが原因
シャンプーは頭皮や髪の汚れを落とすことが目的ですが、しっかりと落としたいからといって、ゴシゴシと力まかせに洗うのはNGです。そういった洗髪方法は頭皮を傷めてしまいます。
1日に何度も洗うのも、頭皮を傷める原因になるとともに、頭皮に必要な皮脂まで取り除き、頭皮のバリア機能を低下させてしまうのです。バリア機能が弱くなった頭皮は外部からの刺激にも弱くなり、ニキビを悪化させてしまいます。
必要な皮脂まで取り除いてしまうと頭皮が乾燥し、皮脂の過剰分泌を促し、ニキビを悪化させてしまいます。
また、シャンプーのすすぎ残しがあると、それが毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となることもあります。
シャンプーで頭皮や髪をキレイにしても、枕カバーが汚れていると、ニキビを悪化させる要因になります。枕には皮脂や汗が染み込んでいて、思っている以上に汚れが付着しているのです。
洗浄力が強いシャンプーは注意!成分がニキビを悪化させる
シャンプーに配合されている成分によって、ニキビができたり、症状が悪化したりすることがあります。主に次のような成分は、ニキビの原因となる可能性があります。
- 石油系合成界面活性剤…バリア機能を低下させる
- パラベン…肌荒れを引き起こす
- エデト酸…皮膚の粘膜を傷める
- エタノール・エチルアルコール…皮脂を必要以上に取り除く
- サリチル酸…皮膚に刺激がある
- 酸化亜鉛…皮膚を乾燥させる
- シリコン…毛穴を詰まらせる
これらの成分が悪者、というわけではありませんが、頭皮に負担をかけることがあり、ニキビを悪化させてしまうのです。
「ていねいなケア」で頭皮ニキビの原因を排除
顔の紫外線対策はするのに、頭皮の紫外線対策はそれほどしない、という人も多いでしょう。紫外線は頭皮を乾燥させ、頭皮環境を悪化させる要因ともなります。
また、髪をとかすときにも、ていねいにブラッシングをしないと頭皮を傷めてしまうことも。特にニキビができているときには、クシでひっかいてしまうと炎症を起こしてしまいます。
顔のスキンケアのとうに頭皮もていねいにケアをしてあげることが大事です。顔のニキビよりも悪化しやすい頭皮。むしろ、顔よりもていねいに、より注意を払ってケアをしてあげましょう。