ヘッドスパ
炭酸ヘッドスパを自宅で行う!方法とコツを完全マスター
シュワシュワの泡が頭皮の隙間を流れていく感覚にやみつきになる人が続出していますが、ケアとして継続するにはちょっとお値段がかかる…というハードルも。
実は炭酸を使った頭皮ケアはお家で一人でも、コツさえつかめば出来てしまうのです!気になる方法やコツをマスターして、さっそく今日から「炭酸ヘッドスパ」を
やってみませんか?
炭酸ヘッドスパの効果を自宅で!基本の方法は
炭酸ヘッドスパは基本的に非常にシンプル。普段シャンプーなどで使う水を「炭酸水」に変え、洗い流しや漬け込みの際に指で地肌をしっかりとほぐせばOKです。
とはいえ、せっかくやるのであれば効果を実感できる有効なコツを掴んでおきたいものですよね。基本の方法と一緒に、効率を上げるためのコツを抑えましょう。
用意するものは炭酸水とペットボトルのみ
炭酸ヘッドスパをご自宅でする場合に必要なものは以下の通りです。
- 炭酸水(1〜1.5リットル)※糖分や香りのないもの
- 空のペットボトル(350ml程度が持ちやすく負担が少ないです)
- オイル(ホホバオイルやアルガンオイルなどがベター)
- 目の粗いヘアブラシ
- 大きめの洗面器(いつも使っているものでOK)
- タオル(濡れても良いもの、色落ちしないもの)
- シャンプー、トリートメント(いつも使っているものでOK)
炭酸水やオイル以外は、お家にすでにあるという方も多いと思います。これならコストもあまりかからないので、思い立った時にすぐに出来るのも魅力ですよね。
<準備する時のコツ>
- オイルはクレンジングに使う
- 頭皮や髪の汚れを落としやすくするためのオイルですので、無香料のピュアオイルが理想的です。お顔に使うオイルクレンジングでもOK。ホホバオイルやアルガンオイルなら刺激が少なく、お肌が弱い方にもおすすめです。
- アミノ酸系シャンプーならモアベター
- シャンプーは普段から使用しているものでOKですが、炭酸水と混ぜて使いますので泡立ちを良くするための界面活性剤は配合されていないもののほうがベターです。アミノ酸系シャンプーなら頭皮や毛根を労る効果がありますので、そうしたナチュラル系のシャンプーが良いでしょう。
- ペットボトルは自分の手に馴染むサイズで
- 空のペットボトルのサイズは特に指定はありませんが、そこに炭酸水を入れ、自分で持ってかけ流すことを考えるとあまり大きすぎない方が楽にケアを行えます。350〜500mlくらいのもので、持ちやすさを確認してみましょう。
ビフォアケアを怠らないことがポイント
自宅でスペシャルケアを行う場合は、ビフォアケアを入念に行うことがポイントです。下ごしらえをしっかりしたお料理が美味しさを増すのと同じで、お肌や髪のケアも事前準備を丁寧に行えばそれだけケアの効果が発揮されます。
- 1.丁寧にブラッシング
- 髪の毛先のもつれをクシで良くほぐし、毛先から中間、中間から頭皮と順番にクシの目を通して行きます。もつれがなくなったら、地肌近くからゆっくりと入念に全体をブラッシングしましょう。これだけで髪についた汚れの80%が浮き上がります。
- 2.頭皮にオイルをつけてマッサージクレンジング
- 次に、用意したホホバオイルなどのオイルを地肌にすりつけていきます。手に500円玉程度取ったら、生え際、髪の分け目、耳の周囲につけ指の腹を使って円を書くようにマッサージしましょう。同じくらいの量を取り、見落としがちな後頭部にもつけてマッサージします。
- 3.頭皮全体をまんべんなくほぐす
- 頭皮全体にオイルが行き渡ったら、仕上げにまた全体をマッサージします。人差し指〜小指の4本の指を使って、耳の上、生え際、頭頂部、後頭部、こめかみ、と刺激していきます。爪を立てない様に注意をしましょう。マッサージ中にオイル感がなくなってきたら、100円玉くらいのオイルを少しずつ足りないところに足して下さい。
ここまで来たら炭酸ヘッドスパの下準備は完了です。いよいよ炭酸を使ったスカルプケアに移りましょう!
泡立てたシャンプーで地肌を揉む
オイルクレンジングをした頭皮は柔らかくなっていますので、ぬるめのお湯を使って予洗いをします。頭皮にお湯を含ませるようなイメージで、指の腹を使ってしっかりと流しましょう。
さて、ここから炭酸水の出番です!
- 用意した空のペットボトルに、いつも使うシャンプーをワンプッシュ入れます。
- ペットボトルの上部2cmくらいまで、炭酸水を入れます。
- フタをしっかり締め、シャカシャカと振り混ぜます。
これで炭酸水シャンプーの出来上がりです。非常に簡単ですが、効率の良い方法なのでオススメです。ぬるま湯で予洗いした髪に、この炭酸水シャンプーをかけていきます。
- 生え際〜耳周囲にかけて軽く指で洗う
- 後頭部や襟足にも同様に行う
- 額の生え際〜頭頂部も同様に行う
全体に行き渡ったら、泡を頭部全体になじませるように両手を使って洗います。
髪の長い人はペットボトル1本では足りない場合があるので、2本程度炭酸水シャンプーを予め作っておくとスムーズに進みます。
髪と頭皮を十分にもみ洗いしたら、シャンプーの入っていない炭酸水でたっぷりと泡を洗い流します。水道水で流してもOKですので、お好みの水でゆすぎましょう。
髪をつけて手ぐしで浸透させる
炭酸入りシャンプーで髪を洗うと、地肌の毛穴奥に潜んでいた皮脂汚れや髪の細胞の隙間に入り込んでいた汚れがかなり取れやすくなっています。仕上げとして炭酸を髪にしっかりと馴染ませましょう。
- 炭酸水を洗面器にたっぷりと入れ、髪を浸します
- そのまま毛先から中間、頭皮近くまで炭酸水が染み込むように、手ぐしを入れていきます
- 髪が短い人はかけ流しの量を増やしましょう
大体3〜5分つけると、炭酸水に汚れが浮いてくるのが見えると思います。
体勢がつらい人は休憩を挟みながら行いましょう。また、その際足を滑らせるなどの怪我をしないように十分にご注意下さい。
頭部は炭酸水に浸したタオルでくるんでキープ
髪をつけている最中、頭皮がほったらかしになっているのが気になる…という人はタオルを使って「炭酸ヘアパック」をするのがおすすめです。これなら髪の短い人も出来ますよ!
- シャンプー後に、頭部全体をお湯で絞ったタオルで巻く
- タオルの上から炭酸水をたっぷりとかけ、タオルに炭酸水を含ませる
- 目に入らないように注意しながら、3〜5分置く
炭酸水は一度に全部かけるより、数回に分けてタオルに含ませるようにすると効果がアップします。
洗い流しは炭酸水でも水道水でもOK
最後にもう一度洗い流しをします。シャンプーで一度洗っているので、そのまま普段使っているトリートメントを髪になじませてから洗い流しましょう。二度洗いしたい人はもう一度炭酸水シャンプーを使ってシャンプーします。
トリートメント後の洗い流しの水は、炭酸水でも水道水でもOKです。
重要!アフターケアとドライ
炭酸ヘッドスパをしたら、きちんと仕上げをしましょう。炭酸水シャンプーをしただけでは「汚れ」は落ちても水分補給、栄養補給は出来ていません。また、そのまま放置してしまうと雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
- 髪と地肌をしっかりとタオルドライ
- 柔らかい乾いたタオルで、髪を一度ギュッと絞ります。地肌にも水分が残っていますので、頭皮マッサージをするようなイメージでタオルに地肌の水分を吸い取らせながら頭皮をもみほぐします。
- 薄くオイルを伸ばしてフタをする
- 炭酸の力によって、髪のキューティクルは引き締まった状態になっています。この状態を持続させるために、ホホバオイルやアルガンオイルを薄く伸ばして髪を保護しましょう。クレンジングに使う量の1/3程度の量を手のひら全体に伸ばし、髪につけていきます。頭皮にはつけないようにしてください。
- ドライヤーで地肌を乾かす
- 髪を保護したら、ドライヤーを使ってしっかりと頭皮を乾かします。体の雑菌は湿気と油分を好みますので、地肌が濡れたままだと絶好の繁殖環境が生まれてしまいます。熱風口と頭皮の間は20cmほど開け、空気を髪と髪の間に含ませるように地肌を乾かします。指で軽く髪をどかしながら行うと早く乾きます。
ドライヤーは髪を傷める!という論調もあるのですが、それはあくまでも「髪に持続的に熱を加え続けた場合」です。地肌を乾かす分にはダメージはそれほど大きくありませんのでご安心ください。
専用の炭酸シャンプーでもう少し贅沢にケアを楽しむ!
基本的な炭酸ヘッドスパはコストも大きくなく、誰でも頻繁に出来る方法ですが、デメリットとしては「炭酸水を用意するのが面倒」「効果を実感出来るか不安」といったことがあります。
せっかくスペシャルケアをするのだから、もう少し楽に、かつ効果を実感できる方法がいい…という方は、「炭酸ヘッドスパ用のシャンプー」を使うのがおすすめ!
サロンなどでも炭酸ヘッドスパ時に利用されるシャンプーのメリットをご紹介します。
頭皮クレンジングもシャンプーも1本で出来る
炭酸成分を含んだシャンプーを使うことで、色々な効果を一回で済ますことが出来ます。
- スカルプクレンジング効果
- 洗浄効果
- 保湿・保護効果
- リフレッシュ効果・リラックス効果
お料理で例えれば、下ごしらえや仕上げの手間を省けすぐに美味しさを実感出来るお惣菜のような感じでしょうか。少しコストをかけても、手軽さや効果実感までの時短が叶うというのは忙しい女性にとってはとてもありがたい魅力です。
体勢のつらさが軽減される
炭酸ヘッドスパを自分で行う場合、炭酸水シャンプー後に炭酸水に髪を浸し、汚れを落とすというステップが必要になりますが、実は自宅で行う際に最もデメリットになるのがこの時の「やりにくさ」「体勢のつらさ」かもしれません。
- 髪が短いので存分に浸すことができない
- 入浴しながらやりたいが十分な広さや容器がない
- 寒い季節はやりにくい
専用の炭酸シャンプーであれば、このようなデメリットを一気に払拭することができます。通常のシャンプーと同じように使えば良いので、入浴時にも気軽に出来ますし、冬場など寒い季節に長時間髪を濡らしておく必要もありません。
無理な体勢を作らなくて良いので、怪我をする心配や風邪をひく心配がなくなり、より気軽に継続できるというメリットも生まれます。
炭酸シャンプーの人気アイテムTOP3
炭酸入りのシャンプーは数種類販売されていますが、インターネット通販サイトでランキングを見てみると次の3種類がシェア率が高く、高評価のようです。
- ルメント「スパークリングオイルクレンジングシャンプー」
- 5000ppmという高濃度炭酸ガスを配合し、美容オイルや髪の補修成分をたっぷりと使ったスペシャルケア用シャンプーです。濃いオイルと濃い炭酸ガスによって、頭皮クレンジングから血行促進まで出来るということで炭酸入りシャンプーの中でもトップクラスの人気があります。
- ミルボン「プラーミアクリアスパフォーム」
- こちらも4400ppmという高濃度炭酸が配合されています。カキタンニンが配合されていて、加齢臭や雑菌の腐敗臭など臭いの元から洗い流す効果もあり、30代以上の方からの評価が高い傾向にあります。
- ナプラ「インプライムソーダシャンプー」
- アミノ酸系シャンプーなので洗浄力が穏やかかつ髪を保護しやすいものとなっていて、髪の傷みが激しい時にも安心して使う事ができます。他のものと比較すると若干安価で購入できる場合も多く、ケアの頻度を多くしたい人にとって魅力的であるようです。
どのアイテムも、使用頻度は1週間に2〜3回です。セルフ炭酸水シャンプーケアだと肉体的、あるいは時間的につらいという人にとっては、多少コストは上がるもののこちらの方が「継続」はしやすいのではないでしょうか。
ペースは2週に1度!自分メンテナンスデイを作ろう
髪や頭皮に限らず、体のケアは定期的に、かつ長期的に行う必要があります。人間の体にはターンオーバーという細胞生まれ変わりのサイクルがあり、一度ケアをしただけではその生まれ変わりのタイミングでまた老廃物が蓄積してしまうためです。
生まれ変わりが滞ると、白髪、抜け毛、臭いやクセ毛などの元にもなります。生まれ変わりサイクルを滞らせないためにも、血行促進や汚れ落としなどのスペシャルケアは定期的に行う方が良いのです。
ヘアケアの場合は毎日行う必要はありませんが、目安として2週間に一度は炭酸を用いてじっくり、ゆっくりと汚れを落とすことがターンオーバーの手助けになります。
休日を丸一日「自己メンテナンスデイ」にし、炭酸ヘッドスパから足先の保湿ケアまで、全身メンテナンスに使う…なんて贅沢な日を定期的に作るのも良いかもしれません。自分へのご褒美は忘れないようにして下さいね。