髪の雑学
白髪は抜くと増えるって本当?見つけたらすぐにやるべき対処法とは
この時、白髪をつい抜いてしまってはいませんか。ですが、白髪を抜くと増えるという噂も聞きますよね。
噂が本当なら抜くのは避けたいし、かといって白髪をそのままにしておくのは嫌…!
果たして白髪を抜くと増えるという噂は本当なのでしょうか。それともただの噂の独り歩きなのでしょうか。今回はその真相に迫ってみたいと思います。
また、白髪を見つけてしまった時の正しい対処法についても併せてご紹介しますね。
Contents
白髪は抜くと増えるって本当?その真偽のほどとは
白髪を抜くと増えるかどうか、まず結論から言うとその答えはノーです。
白髪を抜くことでかえって白髪が増えたり減ったりすることは科学的には証明されていません。
白髪は抜いてもまた同じところから生えてきますので、それが白髪は抜くと増える、と言われるようになった所以とされています。
また、白髪に気付き、抜くタイミングは白髪が生え始める時期でもあります。
生え始めの時期に白髪を抜いても増える白髪の量が多すぎて、追いつかなくなるということも考えられるのです。
白髪が増えないのなら、抜いてもOKなんじゃ…と思う方もいるかもしれませんが、それはそれでおススメ出来ません。
どうしてかというと白髪を抜くことにより、頭皮の毛穴を傷つけてしまう恐れがあるためです。
頭皮の毛穴が傷つくと
- 毛が生えにくくなる
- 頭皮が炎症を起こす
といったトラブルを招いてしまうことになります。そうした理由から白髪を抜くことは避けた方が良いのです。
白髪を見つけてしまった時はどうしたらいい?正しい対処法とは
白髪を抜くと増えることはないけれど、頭皮や髪のトラブルに繋がる恐れがあることが分かりました。
ですが、やはり気になる白髪…何とかしたいですよね。
そこで白髪を発見してしまった時、抜かずに出来る正しい対処法をご紹介します。
根元の辺りからカットする
白髪がそれほど多くなく、数本の場合には根元の辺りからハサミを使ってカットしましょう。
こうすることで抜くのを回避出来るので毛根や頭皮にダメージを与えずに済みます。
染めてカバーする
白髪の量が増え、カットだけでは追いつかなくなってしまった場合は染めることで対処しましょう。
ただ、いくら白髪が気になるからといって頻繁に行っては髪や頭皮の負担になります。あくまでも2ヶ月に1回のペースで染めた方が負担を軽く出来ますね。
また、美容院で染めてもらうのもおススメです。その人に合った方法で染めてくれるでしょう。
市販のヘアカラー剤に比べて頭皮や髪への負担を少なく出来ますし、その人に合ったやり方で染めてくれます。
市販のヘアカラー剤を買って自分で染めても良いのですが、美容室で染めるより刺激が強い傾向にあります。必ず染める前にパッチテストを行うようにしましょう。
市販のヘアカラー剤に抵抗がある方はヘアカラートリートメントを使うのもおススメです。
一回で染めるのではなく、徐々に染めていくので即効性はありませんが、トリートメントとヘアカラーが入浴時に同時に出来てしまうので、手軽に白髪ケアを行えます。
また、ヘアカラートリートメントは頭皮や髪へのダメージが大変少ないのも魅力です。
自分で切るのが難しい場所の白髪や本数がある白髪には一時的に塗って隠せるマスカラタイプのものやペンタイプの白髪染めを使うという方法もあります。
こちらは持ち歩くことが出来るので、気になった時にさっと使えて便利ですよ。
これ以上白髪を増やさないために…生活の中で気を付けたいこと
白髪を見つけた時の対処法は分かりましたが、出来るならこれ以上白髪を増やすのは避けたいですよね。そこで白髪を増やさないための対策についてご紹介します。
バランスの良い食事を心掛ける
髪は食事からも作られます。健康的な髪を作るためにも日頃の食生活に気を配りましょう。
食生活が乱れていると髪にも充分な栄養が行き届かなくなり、白髪はどんどん増えてしまうのです。
栄養バランスを考えつつ、以下の食品を積極的に取り入れてみてください。
- タンパク質:牛もも肉、ささみ、マグロ、カツオ、卵、大豆製品、乳製品など
- ビタミンA:鶏レバー、豚レバー、ウナギ、銀だら、モロヘイヤ、ニンジン、シソ、カボチャなど
- ビタミンB12:レバー、しじみ、牡蠣、あさり、はまぐり、サンマ、イワシ、サバなど
- ビタミンD:干物、イワシ、すじこ、カジキ、鮭、ニシン、シラス、干しシイタケ、きくらげ、卵、乳製品など
- 銅:イカ、タコ、干しエビ、牡蠣、レバー、カシューナッツ、アーモンド、大豆、ココアなど
- 亜鉛:牡蠣、ホタテ、カニ、豚レバー、牛肉、玄米、納豆、卵など
この他にメラニンの生成を助ける食品として以下のものもおススメです。
- ヨウ素:コンブ、ワカメ、ヒジキ、イワシ、サバ、カツオ、ブリなど
- チロシン:乳製品、たらこ、ちりめんじゃこ、落花生、アーモンド、大豆など
反対に、過剰な摂取を避けていただきたいのが、油分の多い食事です。
油分の摂取が多くなってしまうと皮脂の分泌が多くなり、毛穴を詰まらせてしまい、結果として髪に栄養が行き届くのを妨げてしまうのです。
たまになら問題ありませんが、食べるのはほどほどにしましょう。
運動を取り入れる
白髪対策としては適度な運動も有効です。運動することで血行が良くなるので、頭皮に栄養が届きやすくなり、白髪予防に繋がります。
運動というとどうしてもハードなものを想像してしまいますが、軽いものを取り入れるだけで構いません。
- ウォーキングをする
- 散歩を取り入れる
等、出来ることから始めてみましょう。習慣として続けていくことで変わってきますよ。
ストレスを溜めこまない
本来はストレスのない生活が望ましいのですが、現代では日々の生活の中でどうしてもストレスは溜まりがち。
ストレスも血行不良の原因となりますから、溜めこむ前に早めに発散することが大切です。
- 趣味の時間を作る
- 運動をする
- ゆっくりと湯船に浸かる
- 友人・家族に話を聞いてもらう
- カラオケに行く
等、自分なりのストレス発散法で上手に発散していきましょう。
充分な睡眠をとる
髪のダメージを補修し、髪の成長を促すためには睡眠が非常に大事です。1日6~8時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。
さらに、寝る前に
- PCやスマホは控える
- カフェインの入った飲み物を控える
- 軽いストレッチをする
- 湯船にゆっくりと浸かる
ことで質の高い睡眠を送れます。ただ寝る、のではなく、質にもこだわってみてください。
頭皮マッサージを行う
血行促進という点では頭皮マッサージも効果的です。
血行の滞りは栄養を行き届けるのを妨げてしまうだけでなく、老廃物や汗を毛穴に詰まらせ、髪の色素となるメラニンの生成を阻害してしまいます。
血行を良くするためにも頭皮マッサージを取り入れてみましょう。
頭皮マッサージのやり方
- 耳周辺の髪の生え際部分に両手の指を当て、持ち上げるようにマッサージします。
- 次に首周辺の生え際部分も同じようにマッサージします。
- 1と2を数回繰り返します。
頭皮マッサージは爪を立てずに指の腹を使って行ってください。
白髪は抜かないのがベスト!髪1本1本を大切にしよう
見つけた時は厄介に感じる白髪ですが、髪1本の寿命は3~7年。約5年で抜ける計算となります。
女性の平均寿命を85歳とすると一生のうち髪が生え変わるのは約17回ほどしかないんですよ。
そう思うと厄介な白髪も大事にしたくなりますよね。
見つけたから抜く、のではなく、正しい対処法を身に付け、白髪と向き合っていきましょう。