髪の悩み
キューティクルとは?その役割や構造、ケア方法を徹底解説!
ヘアケア用語としてはおなじみですが、実際どんなものかと聞かれると、何となく髪のツヤに関する言葉であることは分かるものの、詳しく説明できない人も多いのではないでしょうか?
Contents
キューティクルは、髪のツヤを司る美髪の要!
まずキューティクルは何かを説明する前に、髪の構造について知っておきましょう。
人間の髪は中心部のメデュラ、中間部のコルテックス、表面のキューティクルの三層から成っています。
メデュラは髪の芯となる部分。中間層のコルテックスは繊維状のケラチンタンパク質の集合体で、髪のしなやかさと深い関わりがあります。
キューティクルが剥がれると、髪はどうなる?
キューティクルの主成分はイオウ含有量の多い硬質タンパク質。1枚の細胞は非常に薄く無色透明で、通常は6~8枚が密着して、根元から毛先に向かってうろこ状に重なり合い、髪の水分や栄養が外に出ていかないよう守っています。
キューティクルがダメージを受けるのは、どんなこと?
キューティクルは硬い一方で摩擦や熱に弱く、ちょっとした刺激で剥がれてしまう場合があります。
キューティクルが傷つく原因としては
- ドライヤーの風
- ヘアアイロン
- ブラッシングの静電気
- 紫外線
- シャンプー時の摩擦
- シャンプーの洗浄成分の刺激
- パーマやカラー
など、様々なものが考えられます。髪のツヤを守るためには、日々のケアにもよく注意を払うようにしましょう。
キューティクルを守るには、どうすればいい?
では、キューティクルが傷つかないようにするには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。以下にまとめました。
ブローは根元から、短時間でしっかりと乾かす
ドライヤーの熱はキューティクルを傷める原因になりますが、かといって濡れたまま寝てしまうと、雑菌が繁殖しやすく、炎症の原因になります。
シャンプー後はタオルドライである程度水分を拭き取り、髪の毛を指で立ち上げ、まず根元から乾かしましょう。だらだらと乾かすのではなく、短時間でしっかりと乾かすのがコツです。
シャンプーの時はゴシゴシこすらない
シャンプーの際、汚れを落としたいからといって、爪を立ててゴシゴシ擦るのはNG。かえってキューティクルや頭皮がダメージを受け、髪も傷んでしまいます。
シャンプーの際は、指の腹で頭皮をマッサージするように洗うのがおすすめです。
外出時はしっかり紫外線対策を!
顔やうで、足はしっかり日焼け止めを塗るのに、髪は何も紫外線対策をしていないという人も多いのでは?
実は髪も紫外線のダメージを受けると傷んでしまいます。外出時は帽子をかぶる、髪用の日焼け止めスプレーを使うなど、紫外線対策を怠らないでくださいね。
ブラッシングは毛流れに沿って丁寧に
絡んだ毛をむりやり櫛で通してほどいたり、逆毛を立てたりすると、キューティクルが剥がれる原因になります。
ブラッシングは引っ張ったりせず、毛流れに沿って優しく行ってください。パーマなどで絡みやすくなっている時は、目の粗い櫛やブラシを使うとよいでしょう。
パーマやカラーは、タイミングや薬剤を考慮しよう
パーマやカラーを行うと、髪はダメージを受けやすくなります。特に、カラーとパーマを一緒に行うのは、刺激が強すぎるのでNG。できればなるべく期間を開けて行った方がいいでしょう。
日々のケアでキューティクルを守り、憧れのツヤ髪に!
いかがでしたか?皆が憧れるツヤ髪のためには、キューティクルがいかに重要かお分かりいただけたでしょうか。
キューティクルの状態は、日々のケアでいかに髪を労わるかで変わってきます。少し面倒かもしれませんが、髪を傷めるようなことはできるだけ避け、しっかりキューティクルを守って、美しいツヤ髪をキープしてくださいね!