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くせ毛

くせ毛の原因とは?おもな3つの原因を徹底解明します!

くせ毛だと手入れするのに時間もお金もかかります。夜に髪の毛を乾かす際にも気を配り、朝起きてからも、すぐに出かけたいのに、早起きしてセットする時間が必要で大変…。

せっかくちゃんとセットして出かけたのに、夕方にはくせが元通りにでてきてしまって、夜からのデートではヘアスタイルも気分も台無し…。

くせ毛の原因と言えば「遺伝」と思いがちですが、もともとはストレートだったのに、途中からくせ毛になってしまった、なんて方もいらっしゃると思います。

そんな女性の悩みの種である「くせ毛」について、原因を解明していきます。


どこからがくせ毛?くせ毛の種類を知ろう!

そもそも、くせ毛とはどういう髪の毛のことを言うのでしょうか?

小さいころから極端なくせ毛に悩まされていた人は、少し髪がハネている友人が「私、くせ毛だから〜」と言うのを聞いて、「いやいや、全然くせ毛じゃないじゃん!」と思ったこともあるのでは?

さらに言えば、アフリカ系の方のようにくるくるとカールが強いくせ毛の方は、日本ではあまり見たことがないですよね?どこからが「くせ毛」と言えるのでしょうか。

まずは「くせ毛とは何か」を理解していきましょう。

くせ毛には大きく分けて4種類の分類があります。「波状毛」「捻転毛」「連球毛」「縮毛」です。

それぞれ、詳しくご紹介していきますね。

波状毛(はじょうもう)

字の通り、波のように髪の毛がうねるくせ毛のことです。

  • 前髪
  • 耳の後ろ
  • えりあし

などでうねりが強く出る傾向があります。

日本人に最も多いくせ毛と言われていることから、くせ毛と言ったら「髪のうねり」と思っている方も多いのではないでしょうか。

左右非対称にくせが出ることから、美容院でかけるパーマとは見た目が異なります。梅雨の季節などに湿気でさらにうねりがでることもあります。

くせ毛の中では比較的扱いやすいとも言われていますが、人によってうねりの程度は差があり、多少うねっているだけの方もいれば、パーマのようにうねりが強い方もいます。

捻転毛(ねんてんもう)

髪の毛がところどころねじれて、コイルのようになっているくせ毛です。

ねじれているため、その部分は他の髪の毛より太く見え、太さに均一感がなくなります。これによって、触った時にゴワゴワとした感触に感じられたり、見た目のツヤがなく感じられたりします。

捻転毛はブラッシングなどの際に引っかかって切れ毛になりやすいことから、傷みやすいくせ毛とも言えます。

連球毛(れんきゅうもう)

1本の髪の毛でも場所によって太さがバラバラで、細いところと球体のように太いところがある髪の毛です。

触ってみると表面にボコボコと凹凸が感じられます。日本人には連球毛を持つ方は少なく、海外の方、特にアフリカ系の方に多いと言われています。

この髪の毛は、伸ばすと切れやすいという特徴があるため、伸ばすことが難しく、かつ扱いにくいくせ毛です。

縮毛(しゅくもう)

髪の毛が縮れて、波状が非常に細かくなっているくせ毛のことです。縮れ毛(ちぢれげ)とも言われます。

髪の毛全体が縮毛の方は、日本では連球毛と同様に少ないです。日本人では、頭皮の状態などによって一部分だけ、またはたまに縮毛が生えてくる方がいます。

波状が細かいため、一本一本が重なると髪の毛が広がって見えてしまいます。チリチリしている髪の毛で、ツヤがなくパサついて見える傾向があります。

くせ毛の原因とは?意外と知らない3つの原因

くせ毛でお悩みの方は、誰もが「なぜ自分はくせ毛に生まれたんだろう」、「直毛だったらどんなに楽だったか…」と思ったことがあるでしょう。

なぜくせ毛に悩まされるのか。くせ毛の分類を理解したところで、くせ毛になる原因について見ていきましょう。

くせ毛になる原因は主に3つあります。

1.遺伝

くせ毛が遺伝することは、言わずもがな、皆さんもご存知だと思います。親がくせ毛だから、自分もくせ毛になってしまった…と感じている方も多いでしょう。

実は、くせ毛は優先遺伝(遺伝しやすい)のため、片方の親がくせ毛、もう片方の親が直毛でも、くせ毛のほうが遺伝しやすいのです。

「くせ毛が優性遺伝なんて…」と悲しくなる気持ちはわかりますが、生物学的には寒さをしのいだり、紫外線を防ぐためにくせ毛の方が直毛よりも優れているという説もあるようです。

2.毛穴・毛根のゆがみ

髪の毛の生え際、毛根部分が歪んでいるとくせ毛になります。毛穴の形がまん丸ではなく、楕円形になっている状態のことです。

このように毛穴が歪む理由は様々ありますが、主なものは下記のような理由です。

シャンプーに含まれる添加物、皮脂などが毛穴に詰まっている
シャンプーのすすぎ残しが頭皮に残って毛穴を詰まらせてしまったり、逆にシャンプーの洗浄力が強すぎると頭皮から過剰に皮脂が分泌されて毛穴が詰まってしまうこともあります。

また、人間は体内が弱アルカリ性、皮膚が弱酸性に保たれることで、老廃物の排出を適切に行うことができます。

一方で、シャンプーやトリートメントはアルカリ性のものが多いことから、頭皮もアルカリ性になり老廃物を排出しづらくなる=毛穴が詰まる原因になる場合もあります。

血行不良などにより頭皮への栄養が不足している
頭部はただでさえ体の部位としては最も高い位置にありますので、血行不良になりやすいところです。

そのため、さらに睡眠不足や仕事でのストレス、過度なダイエットなどが重なることでホルモンバランスが崩れ、頭皮に十分な血がめぐらず、結果として頭皮への栄養不足になってしまいます。

その状態が続くと、毛穴のゆがみが発生するなどして、捻転毛や連球毛などくせ毛になってしまいます。

加齢により頭皮の毛穴が緩んでいる
実は頭皮にも加齢の影響は出ます。 人によって差はありますが、40代ごろから頭皮の筋肉が少しずつ緩み、毛穴の形が楕円形になってしまうことがあります。

髪の毛の断面が円形ではなく歪むため、くせが強くなります。

3.髪質の変化

以前は直毛だったのに、いつの間にかくせ毛になったという経験をした方も多いでしょう。思春期にくせ毛になるという話もよく聞きます。

これは、髪の毛の質が変化したことによるものです。小さい頃は髪の毛が柔らかく、くせが目立ちませんが、大人になるにつれて髪の毛が固くなってくるため、目立たなかったくせが出てきやすいのです。

多感な思春期の時期にくせ毛で悩む方も多いのは、この髪質の変化がひとつの理由です。

同様の髪質の変化として、髪の毛内部にある「コルテックス」という部分が乱れることによるくせ毛があります。

人間の髪の毛は、3層からできており、表面から順に「キューティクル」、「コルテックス」、「メジュラ」という名前がついています。

あまり聞きなれないかもしれませんが、コルテックスは髪の毛の約85%を占めている部分です。

コルテックスは、さらに

  • オルソコルテックス(水分を吸収しやすい部位)
  • パラコルテックス(水分を吸収しにくい部位)

の2つに分けられます。

オルソコルテックスが水分を吸うと膨張する一方で、パラコルテックスは水分を吸っても膨張しにくい特性があります。

オルソコルテックスとパラコルテックスが均一にバランスよく並んでいれば、湿気があってもくせ毛にはなりにくいですが、髪が傷んでいるなどにより2つがバランスを崩してしまうと、湿気により髪の毛にゆがみが生じて、くせが出てしまいます。

▼くせ毛の治し方についてはコチラも参考にしてください!

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自分のくせ毛のタイプと原因を知って、くせ毛対策をしよう!

小さなころからくせ毛で悩まされているとストレートな髪に憧れますよね…。私もずっとくせ毛で悩まされてきた一人なので、気持ちはわかります。

一方で、自分のくせ毛も活かし方によっては素敵なヘアスタイルにできるかもしれません。

自分のくせ毛も個性と前向きにとらえつつヘアケアやヘアアレンジを楽しみましょう。

また、くせ毛のタイプと原因を知ることで、適切なくせ毛対策ができるようになります。

くせ毛は遺伝だから…とあきらめず、遺伝以外にも原因がないか、原因を踏まえてできることはないかを探してみましょう。

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