薄毛
帽子を被るとはげる!?はげない正しい帽子の被り方と予防法
そのせいか、日差しが強くても帽子を被るのを避けたり、常時帽子を被る職業に就くのを躊躇してしまうという人もいます。
「帽子を被るとはげる」と言われるようになったのには、実確証の原因があるとされています。
どうして、帽子を被るとはげるという噂が広がっていくようになったのでしょうか。
また、帽子をオシャレで被る人も増えました。季節に合わない帽子を被ると、頭部が暑くなったり汗をかくことで頭皮や髪に悪いと思われるようになりました。
帽子を被ると、本当に抜け毛が増えるのでしょうか。また、髪や頭皮に負担をかけない帽子の被り方や選び方、頭皮ケアについて調べました。
Contents
何故!?帽子を被るとはげると噂されている理由
昔から、帽子を被るとはげるという噂がありました。そのため、なかには帽子を被るのを避けているという人もいます。
実際、帽子を被るとはげるのか?というと事実ではありません。
帽子を被っただけではげることはありません。では、なぜ帽子を被るとはげるという噂が広まるようになったのでしょうか。
その1.帽子を被ることで頭皮が蒸れる
「帽子=はげる」という噂の1番の原因は、蒸れです。
帽子を被ると汗などで頭皮が蒸れるため、髪が抜けやすくなるというものです。実際、頭皮が蒸れただけでは髪が抜けやすくなることはありません。
頭皮の汚れを落とすため、蒸しタオルを頭部に巻いてケアをすることがありますが、これで抜け毛が増えたという話は聞いたことがありません。
長時間帽子を被り、蒸れた状態のまま放置していると頭皮に雑菌が繁殖してニオイなどの原因になりますが、これだけが原因で急激に髪が抜けてはげになるということはありません。
その2.帽子を被ることで頭部が圧迫されて血流が悪くなる
サイズの合わない小さめの帽子やヘルメットなど、頭部が圧迫されるような帽子を被ると頭皮の血流が悪くなると言われています。
頭皮の血流が悪くなると、髪に必要な栄養や酸素が運ばれにくくなるため、髪が抜けやすくなりというものですが、帽子やヘルメットで頭部が圧迫されて血流が悪化するものなのでしょうか?
実際、小さめの帽子やヘルメットを被ることで頭部に圧迫感があるという人もいます。
しかし、それだけで血流が急激に悪化して抜け毛が増えるということはありません。
その3.頭皮に汗をかくことで雑菌が繁殖する
帽子を被ると頭皮が蒸れるというのと同様で、帽子を被ると頭皮に汗をかきます。
そのことで頭皮に雑菌が繁殖して不潔な状態になるため髪が抜けると言われています。
しかし、これも蒸れと同様で雑菌は繁殖しますが、入浴時にシャンプーをすれば洗い落とすことができます。
汗をかいたままで頭を洗わずに寝てしまうと不潔な状態が続くため、髪が多少抜けることはありますが、これが原因ですぐに大量の髪が抜けるということはありません。
本当は頭皮にいい!帽子を被ることで得られるメリット
帽子を被ると頭皮や髪に優しくないと言われていますが、実は頭皮や髪を労わるためには帽子を被った方がいいことがたくさんあります。
帽子を被ることで、頭皮や髪に次のようなメリットがあります。
その1.紫外線から頭皮を守ってくれる
夏になると紫外線も強くなり、日焼け止めが手放せなくなります。
頭皮に日焼け止めを塗ることができないため、頭皮だけ日焼けして皮がむけてしまったという経験をしたことがある人もいると思います。
頭皮を紫外線から守るために日傘などを使うこともありますが、手が塞がってしまうのでアクティブに動く時には不向きです。そういう時は、帽子が最適です。
帽子を被ることで頭皮を紫外線から守ることができます。
紫外線は頭皮の日焼けだけではなく抜け毛や薄毛の原因になるため、予防しなくてはいけません。
その2.頭皮の冷えや血行不良を予防する
寒い季節になると、マフラーや手袋で防寒をします。寒い季節は、首や手足だけではなく頭部も冷えています。
髪が生えているからそんなに冷えていないだろうと思われていますが寒い時に頭皮を触るとかなり冷たくなっているのが分かります。
頭皮が冷えると、次のようなことが起こります。
- 血行不良
- 乾燥
- 頭皮が硬くなる
血行不良で頭皮が硬くなると、髪の生育が悪くなり髪が生えにくくなったり、細い弱った髪になることもあります。
また、冷たい風で頭皮が乾燥するとかゆみやフケ、皮脂の過剰分泌にも繋がります。
被り方に注意すれば大丈夫!はげない帽子の被り方
帽子を被るとはげになると気にしている人も、被り方に注意をすれば髪や頭皮に負担をかけることもありません。
「帽子=はげ」というイメージで帽子を被るのを躊躇している人は、はげない帽子の被り方をまずへチェックしましょう。
その1.夏は通気性が良く紫外線をカットする帽子を選ぶ
帽子で1番気になるのが蒸れです。帽子を被ることで頭部が蒸れて髪が抜けてしまうと思っている人も通気性の良い帽子を選ぶと頭部の蒸れも気になりません。
夏の暑い時期は、メッシュになっているものや麦わら帽子など風通しが良く、紫外線をシャットアウトしてくれるようなものを選ぶようにしましょう。
その2.冬は頭部を温めてくれるような素材の帽子を選ぶ
夏とは反対に、冬は頭部を温めてくれるような素材の帽子を選ぶようにします。
ウールやニットといったものは保温性があるので、冬に被る帽子には最適です。
しかし、屋内では暖房が入っていることが多く暖かくなっているので、長時間被っていると蒸れることもあります。
室温が高い時は帽子を脱ぐなどして蒸れないように注意しましょう。
その3.自分の頭のサイズに合った帽子を選ぶ
帽子を選ぶ時、デザインで選んではいませんか?「帽子=はげる」というイメージの中に、帽子が頭部を圧迫することが原因と思われています。
頭部の圧迫で血流が悪くなりはげることはありませんが、自分の頭のサイズに合っていない小さめの帽子をかぶると熱がこもりやすくなったり、頭部の圧迫で体調が悪くなることもあります。
帽子はデザインではなく自分の頭のサイズに合ったものを選ぶことが大事です。
その4.屋内では帽子を被らないようにする
帽子をオシャレで被っていると、屋内で帽子を脱ぐということはしません。
帽子を被ってはげるということはありませんが、長時間被っていると頭部は蒸れて雑菌が繁殖しやすい環境になります。
雑菌は頭部のニオイにも繋がるので、屋内に入ったら帽子はかぶらないようにすることが大事です。
屋内で帽子を脱ぐことで帽子の中の湿気を取り除くこともできます。
その5.帽子は常に清潔に!使った後は風通しの良い場所で保管する
帽子というと、あまり洗うというイメージがないのでそのまま長期間被っているという人も多いと思います。
帽子被った時の湿気や汗がついているので、綺麗な状態ではありません。
帽子を使った後は、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
また、大量に汗をかいた後などは帽子を洗ったり、除菌スプレーなどをして雑菌が繁殖しないようにすることも大事です。
アフターケアが大事!帽子を被った後の頭皮ケア方法
帽子を被ったから抜け毛が増えるというわけではありませんが、帽子を被ることで頭部が蒸れていたり汗をかいていることがあります。
そのため、はげないようにするには帽子を被った後の頭皮ケアが大事になってきます。
帽子を被った日は、しっかりと頭皮ケアもしてあげるようにしましょう。
その1.帽子を被った後は必ずシャンプーをする
ほとんどの人が毎日シャンプーをすると思います。しかし、疲れていたり忙しかったりすると翌日でいいかとシャンプーをしないこともあります。
帽子を被った日は、疲れていても必ずシャンプーをするようにしましょう。
帽子を被って汗をかいていないと思っていても、皮脂が分泌されて雑菌が繁殖しやすい環境になっている可能性があります。
帽子を被ったからといって抜け毛は増えないと言われていますが、帽子を被って蒸れた状態のままにしていると雑菌が影響して抜け毛が増える可能性があります。
帽子を被った後は必ずシャンプーをして頭皮を清潔にしましょう。
帽子を被って頭皮がかゆくなったり、汗を大量にかいてニオイが気になるという場合は、雑菌が異常に繁殖している可能性があります。
そういう時は、抗真菌剤配合のシャンプーなどを使うと雑菌の繁殖を抑えることもできます。
その2.頭皮ローションなどで頭皮に適度な潤いを与える
帽子を被って頭皮がベタついている時は、皮脂の過剰分泌が原因と考えられます。
頭皮に皮脂が出ているから潤っていると感じますが、ベタつきなどがある時は頭皮が乾燥している可能性があります。
帽子を被った後、抜け毛は増えませんが頭皮に潤いを与えるために頭皮ローションを使って保湿をしてあげるようにしましょう。
「帽子=はげ」は間違い!髪や頭皮を守るために帽子は大事
帽子を被るとはげるから絶対に帽子は被らないという人もいますが、それは間違いです。
帽子は抜け毛を増やすのではなく、頭皮を紫外線や外的刺激から守るのにとても大事なアイテムです。
帽子を被ると髪や頭皮によくないと思って避けていた人は、正しい帽子の被り方や選び方を知って生活に取り入れてみましょう。
また、帽子を被った後に頭皮ケアをすれば、さらに抜け毛の予防にもなります。
オシャレで帽子を被りこなせないという人も、頭皮や髪を守るために帽子を取り入れてみましょう。