髪の雑学
赤ちゃんの髪の量に個人差が大きいのはなぜ?成長すると変わる?
生まれたばかりなのに黒々、フサフサの子もいれば、1歳近くなのに産毛のようにうっすらとしか生えていない子もいます。
かくいう我が子も今10ヶ月なのですが、髪が柔らかくて細く、量も少ないので、これからちゃんと生えてくるんだろうか…と少し心配です。
髪の量が少なかったり、逆に多すぎたりしても、お母さんは不安になるもの。妊娠中に食べたものが悪かったのかな、と自分を責めてしまう人もいるでしょう。
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生まれたての赤ちゃんの髪は産毛なので、薄くて当然!
生後すぐの赤ちゃんの髪を見ると、柔らかくて細く、量も少ない印象を受けることが多いですよね。
それは、新生児の体毛はすべて産毛だから。産毛は早い子だと3ヶ月頃から抜け始め、徐々に毛量も増えてきます。ほとんどの赤ちゃんは、1歳ごろまでには毛が生え変わり始めますが、その時期には個人差があるので、遅くても心配する必要はありません。
赤ちゃんの時に薄毛の子は、大きくなっても薄毛のまま?
赤ちゃんの時に毛が少ないと、うちの子このままずっと薄毛なのかしら?と心配になるママもいると思います。
でも安心してください。小さい頃の髪質や量が、大きくなっても継続されるとは限らないのです。
クセ毛などの髪質も、成長して変わる場合もあるようです。
では、何歳ごろに毛量や髪質が決まるのでしょうか。目安になるのは、髪の生え変わりが完了する3~4歳ごろ。その頃までは、子供の髪質や毛量を判断することはできないようです。
生まれた時より、髪が薄くなっているけど大丈夫?
生まれたばかりの時は、産毛のような髪がそこそこの量生えていたのに、3ヶ月、6ヶ月と日が経つにつれてどんどん毛が薄くなっている…と不安になるママもいるかもしれません。
後頭部だけ禿げているけど、これって大丈夫?
まだ寝返りもできないねんね期の赤ちゃんは、後頭部が禿げている子がたくさんいます。
このまま髪が生えてこなかったらどうしよう…、と不安になるママもいると思いますが、これは乳児期後頭部脱毛と呼ばれるもので、後頭部が枕に擦れるためにできる脱毛です。
父や祖父が薄毛…。薄毛って遺伝するの?
赤ちゃんの毛量が少なくて、なおかつ父親や祖父など、近い親戚に薄毛の人がいると、もしかして遺伝?と心配になってしまいますよね。
確かに薄毛は遺伝する場合もありますが、それは薄毛になりやすい体質が遺伝するだけで、薄毛そのものが遺伝するわけではありません。
なので赤ちゃんの頃に毛が薄いからといって、薄毛が遺伝したと決めつけてしまうのは、時期尚早というもの。もう少し長い目で、髪の生え変わりを見守りましょう。
妊娠中に食べたものは、髪の毛の量と関係あるの?
髪の毛が黒くてフサフサの赤ちゃんを見ると、妊娠中に海藻類や鉄分の多いものを食べていたのかな?と気になってしまいますよね。
反対に自分の子が髪が少なかったら、冷たい物や脂っこいものを食べたからだろうかとか、あれこれ考えてしまうことも。
なので妊娠中に食べたものを振り返って、くよくよ悩むのはやめましょう。きっと3歳にもなれば、他の子と同じしっかりとした髪が生えそろうと思いますよ。
坊主にすると、髪の毛が生えてくるって本当?
昔は「坊主にすると、髪の毛が生えてくる」と言われ、髪の薄い子の毛を剃刀で剃ることもあったようです。
しっかりした髪が生えてくるまで、時間はかかるかもしれませんが、気長に待つのが一番ですよ。
薄毛だといいことも!新生児ならではの髪を楽しむのも手!
我が子の髪が少ないと不安になるママも多いかもしれませんが、実は髪が薄いと洗髪が楽だったり、散髪の必要がなかったり、あせもができにくいなど、メリットもあります。
他のお子さんの髪がフサフサだと、心配になるかもしれませんが、髪の量には個人差があるので、あまり悩まず長い目で見守ってくださいね。