ヘアオイル
頭皮ケアにおススメのオイルとは?自分の肌との相性で選ぶことが大事
しかし、オイルでの頭皮ケアをしてみたいけれど、種類が豊富で自分にはどんなオイルが合っているのかわからない…なんてことも多いですよね。
オイルにはそれぞれ特徴があるため、その中から自分の頭皮に合ったものを選ぶことが非常に大切となります。
そこで今回は頭皮ケアにおススメのオイルについてご紹介します。頭皮トラブルにお悩みの方や健康な頭皮を維持したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
頭皮ケアにオイルが良いのはどうして?その理由とは
そもそもどうして頭皮ケアにオイルを使うのが良いのでしょうか。
オイルの特徴について見ていく前に、まずはオイルが頭皮ケアに適している理由についてご紹介します。
毛穴の汚れを落としやすくする
メイク落としに使われるクレンジングオイルでもそうですが、オイルは皮脂と非常に馴染みやすく、汚れを落とすのに適しています。
これは頭皮でも同じことで、オイルを頭皮に使うと、シャンプーをしただけでは取り除けない毛穴の奥に詰まった皮脂汚れを浮かせて落としやすくしてくれます。
汚れが取り除かれることで頭皮環境が整えられ、抜け毛や薄毛、さらには頭皮の臭いといった悩みを改善することに繋がるのです。
皮脂バランスを整える
余分な皮脂を取り除く、と聞くと皮脂はない方が良いのでは?と考える方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。
確かに皮脂がありすぎると様々な頭皮トラブルの原因になるため良くありませんが、かといってなさすぎるのも頭皮には良くないんです。
その理由として皮脂には以下の役割があるためです。
- 汚れや菌、紫外線から皮膚を守る
- 肌の水分を保つ
このように、皮脂は私達の肌を守ってくれる働きがあるため、なくてはならないものなんですよ。
反対に、皮脂が不足すると頭皮が乾燥し、結果としてフケ、かゆみ、抜け毛などの症状が現れる恐れがあります。
オイルで頭皮ケアを行うと適度な皮脂を残しつつ、余分な皮脂を落としてくれるので、必要以上に皮脂を取り除いてしまうということがありません。
頭皮マッサージに最適
オイルは頭皮マッサージに適しています。オイルを使えば必要以上に力を入れることがなくなるので頭皮へのダメージを防いでくれます。
血行が良くなると頭皮に栄養がしっかり行き届き、薄毛や抜け毛、白髪の予防や改善に期待出来るようになります。
特にデスクワークの方やPC・スマホの使用時間が長い方は同じ姿勢でいることが多いため、頭皮は凝りがち。
そんな方にぜひ行なって欲しいのがオイルを使った頭皮マッサージなのです。
自分にピッタリのものを見つけよう。頭皮ケアにおススメのオイルは?
頭皮ケアにおススメのオイルにはたくさんの種類があります。それぞれの特徴についてまとめましたので、オイルを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ホホバオイル
アメリカ南西部やメキシコ北部が原産のシムモンドシア科植物「ホホバ」の実または種子から抽出されるオイルです。
自然界で最も皮脂に近い、ワックスエステルが主成分です。他にも頭皮の健康に欠かせないビタミン、脂肪酸、アミノ酸、ミネラルといった成分が含まれます。
精製されたものと未精製のものに分かれます。ゴールデンホホバオイルと呼ばれる未精製のものだとビタミンやミネラルといった栄養分を豊富に含んでいます。
精製されたものは不純物が入っていないため、刺激が少なく肌に優しいのが特徴です。自分の好みに合ったものを選んで使うようにしましょう。
ベタつかず、さらっとした使い心地で頭皮に馴染みやすいオイルです。保湿効果に優れ、乾燥や紫外線から頭皮を守る働きを持っています。
その保湿効果からスキンケアアイテムにもよく配合されています。
アルガンオイル
モロッコ南西部に位置するサハラ砂漠に生息する広葉樹、アルガンの種の仁から抽出されるオイルです。
スキンケア・ヘアケアに対し高い効果を持つことや少量しか搾油出来ないことからモロッコの黄金とも呼ばれ、現地では古くから使われてきました。
オレイン酸とビタミンEを豊富に含み、血行促進効果に期待出来ます。頭皮に栄養が行き届きやすくなるので、枝毛や切れ毛、パサつきを改善します。
また、ビタミンEはエイジングケアにも効果的で、オリーブオイルの2~3倍も含まれています。
さらっとしているので、頭皮だけでなく様々なケアにも用いられます。
希少価値の高さから値段は少々高い傾向にあります。
オリーブオイル
食用としてお馴染みのオリーブオイルも頭皮ケアにはおススメです。
オレイン酸を多く含んでおり、他にもリノール酸、パルミチン酸、スクワラン、ビタミンA、ビタミンEなどの成分を豊富に含んでいます。
特に頭皮の血管を健康にしたい方に適したオイルと言えるでしょう。
食用として販売されているものも使えるには使えるのですが、出来れば美容用のものを使うことをおススメします。
というのも食用と美容用では精製度が違うのです。
食用のものを使う場合にはエキストラバージンオリーブオイルを使うのが望ましいですね。
オリーブを絞ってろ過しただけですので、添加物が入っておらず、化学処理もされていないので、肌に優しいのです。
オリーブオイルは生産地や品種によっても特徴が異なります。
ココナッツオイル
オリーブオイルと同様、食品としても取り入れられているココナッツオイルも頭皮ケアに適しています。
- 新陳代謝を促進する中鎖脂肪酸
- 抗菌・抗炎症作用を持ち、肌のバリア機能を高めるラウリン酸
- 血行促進や肌の潤いを助けるビタミンE
- 老化防止効果のポリフェノール
などの頭皮ケアに有効な成分が豊富に含まれています。
皮脂汚れを落とすのはもちろん、頭皮の乾燥やフケ、抜け毛を防ぐ効果もあります。
椿オイル(カメリアオイル)
別名カメリアオイルとも呼ばれる椿オイルは古くから日本で整髪油として使用されてきたオイルです。
椿オイルにはオリーブオイルと同じく、紫外線を防止する効果を持つオレイン酸が80%と多く含まれています。
お出かけ前はもちろん、お出かけ後のアフターケアとしても使えます。
滑らかでとろみのあるテクスチャーで、髪や頭皮に馴染みやすく、ツヤと潤いをもたらします。
他にも皮脂の過剰分泌を抑えたり、頭皮を柔らかくするといった働きがあります。
また、殺菌作用のあるサポニンを含んでいるため、頭皮環境を清潔に保つ効果も期待出来ます。
椿オイルといえば髪に使用するもの、というイメージもありますが、このように頭皮ケアにも適したオイルなんですよ。
あんず油
古くから漢方の材料として使用されてきたあんず油も頭皮ケアに適しています。
椿オイルと同様、オレイン酸を豊富に含みますが、使い心地は椿オイルよりもさらっとしていて、軽い仕上がりとなります。
マルラオイル
アフリカが原産のマンゴー科の植物、マルラから抽出されたオイルです。あまり馴染みのないオイルですが、最近注目されています。
現地では古くからマッサージやベビーオイルに活用されてきました。
ビタミンC、ビタミンE、オレイン酸、ポリフェノールを豊富に含んでいるため、エイジングケアに効果的。オリーブオイルの10倍の抗酸化力があるとされています。
他にもリノレン酸やオメガ6、オメガ9等を含みます。
また、軽いテクスチャーで、オイル独特の臭いが少なく使いやすいオイルです。
他のオイルとブレンドして使うのもおススメです。
馬油
馬の皮下脂肪から抽出される動物性オイルです。古くからやけどやひび、肌荒れの治療薬として使用されてきました。
少しヌルッとしたテクスチャーですが、人間の皮脂に近い成分が含まれていて、高い保湿力を誇ります。
その保湿効果から乾燥によるフケやかゆみに効果的です。
肌に優しいので、頭皮や髪だけなく、ニキビやアトピー肌の方でも安心して使えるのも嬉しい点です。
メイク落とし用のクレンジングオイルを使っても
普段使っているメイク落とし用のクレンジングオイルを活用してみても良いでしょう。
界面活性剤が入っているので、他のオイルに比べて皮脂を落としやすいという特徴があります。そのため、頭皮が油っぽい時や脂性肌の方の使用が望ましいですね。
頭皮ケアを行う前に確認を!中にはオイルが肌に合わない人もいる
頭皮ケアに適したオイルをいくつかご紹介してきましたが、中にはオイルが肌に合わない人もいます。
特に頭皮トラブルを抱えている方は使用を避けた方が良いでしょう。
オイルを使ったらかえって頭皮環境が悪化してしまう可能性もあります。完治するまでは使用を控えるようにしましょう。
相性の良いオイルを見極めて健康な頭皮を目指そう
今回は頭皮ケアにおススメのオイルをいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
オイルでのケアは頭皮を健康な状態に導くだけでなく、リラックス効果も得られます。
また、全身にも使えるものも多いので、ぜひ普段のケアにも取り入れてみてください。
自分の頭皮や好みの質感に合ったオイルを見つけて、健康な頭皮を手に入れたいですね。