ヘアブラシ
豚毛ブラシの手入れ方法、毛のタイプに合わせて適したお手入れを!
ブラッシングで使用するブラシも、いろいろな材質が使われているのですが、髪や頭皮に優しいと言われているのが豚毛や猪毛などを使っている獣毛ブラシです。
毎日使用するからこそ、適切にお手入れをしないと不潔なブラシでブラッシングをすることになってしまいますよ。
そこで、豚毛ブラシの適切なお手入れ方法について紹介していきますので、豚毛ブラシを使っている方は参考にしてみてください。
デリケートだから扱いに注意!豚毛ブラシお手入れのコツ!
獣毛ブラシでよく使われるのが豚と猪ですが、豚毛は静電気が起きにくく髪にツヤとハリを取り戻してくれる効果が高いと言われています。
メリットも多いのですが、プラスチックなどの他の材質と比べるとゴミや髪の毛がたまりやすいのが難点。
しかも、ブラッシング後は皮脂も付着していますので、清潔に使用するためにはこまめなお手入れが欠かせないのです。
抑えておきたい豚毛ブラシの基本ケア
豚だけでなく猪の毛もそうなのですが、獣毛ブラシは水に弱い性質です。水にぬれると豚毛独特の匂いが気になるようになりますし、劣化が早くなってしまうからです。
また豚毛ブラシの多くが木製の持ち手が使われていますので、持ち手の部分も濡らしてしまうと劣化が早くなります。
- 水洗いは極力避けること
- 濡れた髪の毛に使用しない
豚毛ブラシのお手入れにおいて、日ごろ注意するポイントになってきます。
それでは、どうやってブラシについている髪やホコリ、皮脂を取り除いたらよいのでしょうか。豚毛ブラシの掃除をするのに便利なアイテムが、いくつかあります。
- 専用クリーナー(ドラッグストアなどで販売しています)
- 豚毛ブラシ
- コーム
- ピンセット
- 爪楊枝
- 使い古しの歯ブラシ
上の2つは別途購入しなくてはいけませんので、家にある物で間に合わせたい方は、他の物を使って掃除をしましょう。
ブラッシング後のブラシを上記のグッズを使って掃除します。特に根本の部分はホコリや皮脂が溜まりやすい場所ですので、念入りに掃除してください。
豚毛ブラシを水洗いする方法
毎回使った後に掃除をしていれば、ブラシがそれほど汚れることはありません。しかし、しばらくブラシを使っていると掃除しただけでは取りきれないゴミやホコリがたまりますし、目に見えない皮脂汚れや整髪料の汚れなどがたまっていきます。
それを考えると、やはり水洗いしないで豚毛ブラシを使い続けるのは気分がよくないですよね。そこで、時々は水洗いしてあげましょう。
用意するもの
- 洗面器
- ブラシの汚れを落とすグッズ
洗う手順
- 洗面器にぬるま湯を入れる
- 水は汚れ落ちがよくないですし、お湯の温度が高くなるとブラシにダメージとなりますので、ぬるま湯がおすすめです。
- 石鹸を溶かす
- 髪の毛のようにシャンプーで洗う人もいるのですが、シャンプーには合成界面活性剤や添加物が使われており、豚毛にダメージを与えますのであまりおすすめできません。洗うときは低刺激の固形石鹸がおすすめです。
- 汚れを落とす
- 使い古しの歯ブラシやピンセットなどを使って、根本にたまっている汚れやほこりをかき出します。
- よくすすぐ
- きれいなぬるま湯、水でよくすすぎましょう。
- 優しく水を切る
- 水気が残ったままになると豚毛が傷みますので、水分が落ちるように乾いたタオルに毛先が下になるようにして優しくタオルドライをします。自分の髪の毛をケアするように優しく扱うのがコツです。
- 自然乾燥させる
- 直射日光やドライヤーは豚毛にダメージを与えますので、日陰で風通しの良い場所において自然乾燥させましょう。
毎日水洗いするのはおすすめできませんので、1週間から2週間に1度、汚れや臭いが気になったときを目安に水洗いしてみてください。
水洗いするときの注意点がいくつかあります。
- 柄が濡れないように注意
- 豚毛ブラシの多くで木製の柄が使われています。しかも、天然木を使用している場合、水にぬれてひび割れることがあるのです。
そこで、水洗いするときは柄が濡れないように気を付けてください。
- しっかり水分を取ること
- 水気に弱い豚毛ですので、洗ってから水分が長く残ってしまうと雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生するようになりますし、ブラシの劣化もすすめます。
さらにはカビが生えてしまうこともあるだけでなく、根本が腐ってブラシの毛が抜けることもあるのです。
長く豚毛ブラシを使うためにも、素早く水気を切って乾かすようにしましょう。
豚毛ブラシに適したお手入れを!
ブラッシングは毎日のお手入れの基本ですので、使用するブラシは髪や頭皮に優しいものや美髪効果が高いものを選びたいですね。
豚毛ブラシは、毎日のブラッシングや美髪作りに効果を発揮してくれるブラシです。他の素材を使っているブラシと比べて、髪や頭皮へのメリットは大きいのですが、お手入れが面倒なのが難点です。
しかし、適切なお手入れを行わないと、豚毛ブラシの劣化が早まるだけではありません。
豚毛のメリットが半減するどころか、髪や頭皮にダメージを与えるようにもなるのです。美しい髪を作るためにも、毎日適切にお手入れしましょう!