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ヘアブラシ

自然ならではの素朴な質感、木製ブラシのメリットと使い方

たかがブラシ、と思われるかもしれませんが、ブラッシングは毎日行うもののため、どんな材質のものを使っているかで、髪の状態が変わってくるのです。

そんな中、ぜひ使って欲しいブラシの一つに木製ブラシがあります。

その名の通り、木から作られる木製ブラシは自然素材ならではのぬくもりを感じられたり、丈夫で長持ち、という特徴があるため、ぜひ使って欲しいブラシなんです。

木製ブラシの魅力を知れば知るほど使いたくなるはず!

今回はそんな木製ブラシのメリットとその使い方についてご紹介します。


木製ブラシに使われる木は様々!その種類と特徴とは

中には天然木と表示される、種類のわからないものもありますが、木製ブラシは様々な種類の木から作られています。

使われている木の種類によって質感や硬さ、色合いが違ってきますので、まずはそれぞれの木の特徴について知っておきましょう。

ここでは木製ブラシに使われる主な木の種類についてご紹介します。

オリーブ
地中海沿岸地域で主に栽培されているオリーブは実だけでなく木材も様々な目的に使われています。強度・見た目が良いため、フローリングや家具などに使われることが多いです。価格としては少々高めとなります。
柘植(つげ)
昔から櫛や将棋の駒などに使われてきた木材です。中でもつげ櫛は髪にツヤを与えてくれるとして有名ですよね。黄色っぽい色合いで、非常に硬い材質です。また、使い込むほどに艶や味が出ると人気の木材でもあります。お値段は高い傾向にあるでしょう。
バンブー(竹)
高い強度と変形しにくい性質から、ピンとしてよく使われます。バンブーに含まれる油分が髪や頭皮によく馴染むためマッサージやツヤ出しに適しています。また、静電気が発生しにくいのもバンブーの魅力の一つです。
サクラ
乾燥すれば硬く、磨けば光沢が出る、木目の細かい木材です。一般的にサクラと言えばカバザクラがよく使われますが、中には桜や山桜、ミズメ桜、シュリザクラが使われることもあるようです。
メープル
主に北米を中心に分布し、家具などに使われてきた木材です。中程度の硬さで、色合いも明るく、ナチュラルな光沢で摩擦にも強いという特徴があります。価格としては高すぎず、かといって安すぎない木材となります。

自然素材だから髪に優しい。木製ブラシを使うことによるメリットとは

木製ブラシと聞くと、ただ木から作られているだけで、他のブラシとそんなに違いはないのでは?と思う方もいるかもしれませんね。

ですが、木製ブラシは他のブラシにはないメリットがいくつかあるんですよ。次は木製ブラシを使うことで得られるメリットについてご紹介します。

自然ならではの素朴な質感

木製ブラシの特徴といえば何と言っても木ならではの素朴な質感です。持ち手部分が木から作られているので、優しい質感を持ち併せています。

プラスチック等の人工的な質感にはないぬくもりを感じたい時に木製ブラシはピッタリですよ。

静電気が発生しにくい

木製ブラシが髪に嬉しいのは静電気が発生しにくいことも挙げられます。

静電気は髪にとっては大敵。髪にプラスチック製のブラシや櫛を使うと摩擦が生じ、髪に静電気が起こる場合があります。

これにより、瞬間的に熱とダメージが髪の表面に蓄積され、キューティクルが剥がれてしまうのです。

キューティクルが剥がれると髪内部のタンパク質や水分が失われ、最悪の場合、抜け毛や薄毛に繋がる恐れがあります。

それを予防できるのが木製ブラシです。

木製ブラシなら静電気が発生しにくいため、キューティクルが傷む心配がなくなります。髪のダメージをグッと減らすことが出来るでしょう。

また、髪がまとまりやすくなるのでスタイリングもしやすくなりますよ。

頭皮マッサージに最適

ブラシ部分まで木で出来ているものは硬く、しっかりとしているため、毛量の多い方でも地肌に届いてほど良い硬さでマッサージすることが出来ます。

木製ブラシと聞くと硬いイメージを抱きがちですが、クッション素材になっているものもありますので、自分の好みの硬さのブラシを選べるのも嬉しい点です。

また、ブラシの先が丸くなっているものだと頭皮を傷つける心配もないので、肌をいたわりながら頭皮マッサージを行うことが出来るんです。

手を抜かず、丁寧に梳かすことが大切。木製ブラシの正しい使い方

せっかく髪に優しい木製ブラシを使うのですから、正しい使い方をマスターしていきましょう。使い方次第で綺麗な髪を保てます。

1,毛先からブラッシングする

髪をブラッシングする時はまずは毛先から梳かしましょう。

毛先は絡みやすく、無理に引っ張ると髪が切れたり、抜けたりする恐れがあります。

一気に梳かすのではなく、まずは毛先部分から徐々に梳かしていくようにしましょう。

毛先の絡まりが酷い場合はヘアオイル等を塗って、滑りを良くしてから梳かすのもおススメです。

2,根元から毛先にかけてブラッシングする

毛先の絡まりが取れたら、次に根元から毛先に向かってブラッシングをしていきます。

毛先から根元、というように逆方向にブラッシングするとキューティクルの向きに逆らうことになります。

キューティクルがめくれ上がり、ダメージの原因となるほか、ツヤも出にくくなってしまうので、必ず根元から毛先に向かってブラッシングするようにして下さい。

3,乾燥が酷い場合はオイルを活用しよう

ブラッシングにより頭皮の皮脂を毛先まで行き渡らせることが出来ますが、それでも冬などの乾燥しやすい季節は髪はパサつきがちになりますよね。

そんな時はヘアオイルや洗い流さないトリートメントを上手に活用してみましょう。潤いを補う効果や外部からの刺激から髪をガードしてくれる働きがあります。

オイルを使う場合は適量を手に取り、髪の中間から毛先にかけて塗ってからブラッシングをします。パサつきがちな髪も潤いやツヤを取り戻しますよ。

これらのアイテムを使う際ですが、くれぐれも頭皮には付けないようにしましょう。

頭皮に付けると毛穴を塞いでしまい、かゆみやフケといった頭皮トラブルを招く可能性があるためです。

木製ブラシを長く使うための基本のお手入れ法

髪に優しく、ぜひ使ってみたい木製ブラシですが、清潔に保つにはお手入れも欠かせません。定期的にお手入れを行えば長く使うことが出来ますよ。

基本のお手入れ法

木製ブラシについている髪の毛や汚れをブラシ専用クリーナーや使わなくなった歯ブラシで取り除きます。

ブラシの根元から先端に向かって髪の毛や汚れをスライドさせるようにして取り除いていきましょう。

ピンの部分も木で作られているものはまれに専用クリーナーを使うとピンの部分が傷んでしまうことがあります。

その場合は柔らかい歯ブラシやティッシュ等を使って汚れを取るようにすると良いですよ。

基本のお手入れ法は毎日行っても良いでしょう。こまめにお手入れをしていれば水洗いの頻度を減らすことにも繋がります。

定期的に汚れを落としてずっと清潔。木製ブラシの水洗いでのお手入れ法

基本のお手入れ法では汚れが落ちない場合は水洗いで汚れを落としましょう。

あまり頻繁に行うとブラシが傷んでしまうため、水洗いは2~3週間に1度くらいのペースで行うのが適切です。

ブラシの材質によってもお手入れ法は異なりますので、お手入れ前には必ず注意書き等を確認するようにして下さい。

1,泡立てたシャンプーを付ける

水洗いの前に基本のお手入れ法を行い、ある程度の汚れを取り除いておきます。

ブラシに洗顔ネット等で泡立てたシャンプーを付けて洗っていきます。

この時も手でブラシの根元から先端に向かって汚れをスライドさせるように洗うとより汚れが落ちやすくなります。

汚れが気になる場合は洗面器にシャンプーとぬるま湯を入れ、少し浸け置き、柔らかい歯ブラシでこするようにして洗いましょう。

2,ぬるめのシャワーで汚れを落とす

ブラシにぬるめの温度のシャワーを当て、汚れを落とします。

この時、ぬめりがなくなるまでしっかりとシャワーで洗い流すようにしましょう。

ブラシにぬめりが残っているのは汚れがまだ付いているのと同じ。髪にとっては好ましくないのでしっかり洗い流すことが大切です。

お湯を張った洗面器でブラシを左右に振って泡立たなければ汚れが落ちたと思ってもらって大丈夫でしょう。

3,水気を切る

シャワーで洗い流したら、水気を切ります。ブラシを振ったり、タオルを当てたりして水気を切っていきます。

水気が残っているとカビなどが発生しやすくなってしまうことがあるため、出来る限り水気は切っておきましょう。

水気を切ったら毛先を下に向けて陰干しします。

自分だけの木製ブラシでツヤのある美しい髪に

ブラシ一つで髪は美しくも、また、素材や使い方によってはダメージに繋がることもあります。

だからこそ、自分の髪に合った材質のものを選んだり、正しい使い方で丁寧に髪を梳かしていくことが何より大切です。

髪の傷みが気になる時はもしかしたら使っているブラシの材質が髪に合っていないことが原因かもしれません。そんな時はまずはブラシから見直してみましょう。

木製ブラシは他のヘアブラシに比べて高価な傾向にはありますが、使うことで多くのメリットが得られます。お気に入りの1本を見つけて長く愛用したいですね。

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