縮毛
縮毛矯正を長持ちさせる方法。施術前施術後のケア方法について
縮毛矯正を長持ちさせるには、縮毛矯正の仕組みを正しく理解し、それに沿ったケアをする必要があります。ケアの中には、施術前からする必要がある物もある為、ケアの順番も抑えておく事も大切です。
今回は縮毛矯正の簡単な仕組みや、そこから分かる必要なケアを具体的に説明していきます。
縮毛矯正の仕組みから分かる、必要なケアを抑えよう
まずは縮毛矯正がどの様な施術なのかを理解しましょう。縮毛矯正の仕組みを理解すれば、どんなケアが必要になってくるのかが自然と分かるようになります。正しいケアを行う為にも、しっかり学んでおきましょう。
縮毛矯正の簡単な仕組み
縮毛矯正を説明すると、くせ毛の多くは髪の表面が凸凹しているので、これを薬剤とアイロンの熱で伸ばし、その状態に固定します。これが縮毛矯正です。
縮毛矯正をするだけで、
- キューティクルの乱れ
- 熱や薬剤によるダメージ
が発生しています。これによるケアも必要ですが、ケアの仕方を間違えると、縮毛矯正の効果が通常よりも短くなってしまう場合もあるのです。
縮毛矯正を長持ちするのに必要なケア
縮毛矯正を長持ちさせるには、
- 縮毛矯正のダメージを最小限にする
- 縮毛矯正の効果を髪に定着させる
- 縮毛矯正によるダメージを軽減・回復させる
これらのケアが大切になっていきます。
ケアの内容をまとめると、縮毛矯正のダメージをできるだけ少なくしつつ、縮毛矯正の効果を保ち続ける為のケアとなります。
かなり難しいケアのように思えますが、ケア自体を一気に行おうとせずに、少しずつ丁寧に行っていけば出来るケアばかりです。
次の項目で具体的なケアを説明していきます。
縮毛矯正の寿命は施術前からのケアで決まる!正しいケア方法
縮毛矯正の効果は、施術前のケアから始まっています。施術前と施術後に注意すべき点やケアについてまとめると、以下の様になります。
施術前は髪の毛に何もしない
施術前のケアとして、
- 髪は何もしていない状態にする
- 美容師のカウンセリングの際は、自分のなりたい髪の状態をちゃんと伝えておく
といった事が大切になります。
施術を行う美容師さんは、髪の状態を確認しながら縮毛矯正に使用する薬剤を選択していきます。
この時にアイロンやブローで髪のクセを取ってしまうと、本来の髪がどの様な状態なのか分からないので、正しい施術が行えなくなってしまうのです。
施術前は髪のクセがそのまま出ている状態で美容院に行くようにしましょう。
- 髪のクセで困っている事
- 髪のクセが出やすい部分や時間等
- どの様なヘアスタイルにしたいか
をまとめておくのもおすすめです。施術前のカウンセリングは縮毛矯正の出来に深くかかわる部分ですから、おろそかにしないよう気を付けて下さい。
薬剤が定着するまでシャンプーは禁止
次は施術後のケアについてです。施術を受けてすぐ、具体的には24時間以内、場合によっては48時間以内のシャンプーは禁止です。これは、縮毛矯正で使用する薬剤が関係しています。
縮毛矯正で使用する薬剤は、定着するまで時間がかかります。大体24時間程度で薬剤は髪に定着するのですが、薬剤が定着する前に髪を洗ってしまうと、ストレートの状態を定着する薬剤が洗い流されてしまい、縮毛矯正の効果を縮めてしまうのです。
薬剤の種類や使用方法によってはこれ以上の時間がかかる場合もありますから、施術を受けた後に、美容師さんにどれだけの時間シャンプーをしてはいけないのか、確かめておきましょう。
髪への刺激が少ないシャンプーと洗髪を
薬剤が定着した後のシャンプーにも注意が必要です。縮毛矯正を受けた後の髪や頭皮は施術のダメージを負っています。これをケアしながら洗髪してあげる必要があるのです。
縮毛矯正後のシャンプーは
- 弱酸性シャンプー
- アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプー
- 頭皮や髪への刺激が少ないタイプのシャンプー
がおすすめです。
縮毛矯正をした紙は、薬剤によってアルカリ性に傾いています。これを正常な状態に戻すのに役立つのが、弱酸性シャンプーです。肌と同じ弱酸性のシャンプーを使う事で、髪を本来の状態に戻してあげる事ができます。
アミノ酸系シャンプーは洗浄成分が穏やかな分、髪や頭皮へのダメージも最小限に抑える事ができます。洗浄成分が髪や頭皮と同じアミノ酸から作られているので、施術でダメージ負った髪や頭皮にも安心して使えます。
同じ理由で敏感肌用の、頭皮や髪への刺激が少ないシャンプーも向いています。この他、
- 保湿成分が配合されているシャンプー
- パーマ等のダメージをケアしてくれるシャンプー
もおすすめです。
洗髪ですが、この時も頭皮や髪へのダメージに気を付けながら行いましょう。
- 予洗い・すすぎを念入りに行う
- シャンプーはしっかり泡立てた状態で使う
- 洗髪の時は指の腹で、いつもよりも優しく洗う
髪や頭皮を必要以上に摩擦しないように洗髪するのがコツです。シャンプーの後はパーマやダメ時ヘア用トリートメント等でケアをすると、よりきれいな状態の髪を保つ事ができます。
お風呂でのケアが終わったら、すぐに髪を乾かして下さい。髪は濡れている状態だと通常よりもダメージを受けてしまいます。ドライヤーでしっかり髪を乾かしましょう。
ドライヤーで髪を乾かした後は、ドライヤーの熱で開いたキューティクルを、冷風モードで閉じてあげるのも大切です。
ヘアスタイルにも注意が必要
お風呂だけでなく、普段のヘアスタイルも気を付ける必要があります。
- 髪を強く結ぶ髪型
- 髪をきつく縛るようなまとめ髪
といったヘアスタイルは、縮毛矯正の寿命を縮めてしまいます。髪はストレートの状態になっていますが、施術を受けた際のダメージは残っています。髪に負荷がかかるヘアスタイルは、髪にダメージを与えてしまうので、避けて下さい。
せっかくストレートになったのですから、まっすぐな髪を活かすようなヘアスタイルを楽しみましょう。
縮毛矯正をしたら、正しいケアを心がけよう
縮毛矯正を受けた髪は、かなりのダメージを負っています。このダメージを最小限にする為には、施術を受ける前からの正しいケアが大切です。縮毛矯正を長持ちさせたいなら、普段からしっかりケアをしてあげましょう。