縮毛
縮毛の原因はどんなもの?原因を知って正しいケアをしよう
また、縮毛の状態によっては、くせ毛の様に見える事もある為、くせ毛だと思って放っておいたら縮毛が悪化してしまった、というケースもあります。
縮毛の原因は複数あり、原因によってはできるだけ早く対処をする必要がある場合もあるのです。今回は、縮毛の状態や見分け方、原因について取り上げていきます。
縮毛とは、髪がチリチリに縮んだ状態
まずは縮毛とはどの様な状態なのかを説明していきます。自分の髪をチェックしてみて、縮毛が起きているかどうかを判断してみましょう。
縮毛の状態の髪の毛とはどんなもの
縮毛とは、くせ毛の一種で、髪が縮れた状態になった髪の毛を指します。髪が細かくうねった状態になっており、場合によっては髪がらせん状になっている事もあります。
くせ毛の中でも多いタイプの髪質で、クセも強く、真っ直ぐにするのが難しい髪質でもあります。一度縮毛になってしまうと、髪を元のきれいな状態に戻すにはかなりの時間とケアが必要になります。
縮毛は軽いくせ毛や、くせ毛を作ってしまう原因を放置してしまい、くせ毛が悪化した場合に起こる事もあります。縮毛が気になる場合は、縮毛の特徴を覚えてチェックしてみる事をおすすめします。
縮毛の見分け方を覚えよう
縮毛の見分け方ですが、髪を見るとチリチリした状態になっている事が分かります。これに加えて、触ってみると
- ザラザラ
- ゴワゴワ
とした感触がするので、これによって区別がつきます。
抜けた髪の毛を見ると、根本からある程度の長さまではしっかりとした太さがあるのですが、途中から細く、縮れている事が多いです。縮毛は髪のクセが強く出るタイプのくせ毛なので、これによっても判断が付きます。
縮毛の原因は大きく分けて2つ
縮毛の原因は大きく分けて2つの原因が考えられます。一つは生まれつきの先天的な原因で、もう一つは生活習慣の乱れ等、何らかの原因によって引き起こされた後天的な原因です。
それぞれの原因を正しく理解し、改善できるような原因の場合はできるだけ早く対処するようにしましょう。
先天的な原因
先天的な原因は主に3つあります。
- 遺伝
- 加齢
- ホルモンバランスの変化
家族や親せきに縮毛の人がいる場合や、この後紹介する後天的な原因に思い当たりがない場合、これらの先天的な原因が元で縮毛が起きている事が考えられます。
髪質はある程度遺伝の影響を受けます。
- 子供の頃から縮毛だった
- 家族や親せきに同じ髪質の人がいる
こうした場合、縮毛の髪質が遺伝で起きている可能性が高いです。
髪は遺伝だけでなく、加齢によっても影響を受けます。加齢によって髪を作る機能や、頭皮を健康な状態に保つ機能が低下すると、抜け毛やくせ毛が起きる事があります。縮毛はくせ毛の一種ですから、加齢によって引き起こされる事もあるのです。
この他、
- 思春期
- 更年期
といった、ホルモンバランスが変化する時に、縮毛になる事があります。ホルモンは体だけでなく、髪にも大きな影響をもたらします。その為、成長期や更年期を迎えた時に、髪が縮毛の状態になってしまう事もあるのです。
後天的な原因
縮毛が起きてしまう原因は、先天的な物だけではありません。後天的な原因によって、縮毛が引き起こされている場合があります。以下の項目に心当たりがある場合、後天的な原因によって髪質が縮毛状態になっている可能性が高いです。
- 間違ったヘアケアをしている
- 常に頭皮に負担がかかるような生活をしている
- ダイエットをしている
- 生活が不規則
- ストレスを感じる事が多い
- 血行不良
- 最近病気やケガをした
- パーマやカラーリング等の影響
それぞれの原因について説明していきます。
髪の毛は毛穴の形に沿って生えるようになっています。その為、
- 毛穴が詰まっている
- 毛穴の形がゆがんでいる
この様な状態の毛穴から生えた髪の毛は真っ直ぐに生えず、くせ毛の状態で生えてきてしまうのです。原因はたくさんありますが、ケアケアで考えられる場合、
- 間違ったシャンプーによって毛穴汚れがちゃんと落とされていない
- トリートメント等、頭皮につけるべきでない物が頭皮に付着している
事が多いです。
この他、
- 頭の高い部分で結ぶヘアスタイルを常にしている
- 髪の毛を無理にとかす等、髪の毛が引っ張られるような事をしている
この様な事をし続けていると、毛穴が引っ張られて形がゆがみ、縮毛を生み出してしまう場合があります。
ヘアケアや頭皮の状態だけでなく、生活習慣にも注意が必要です。
- ダイエット
- 栄養バランスの悪い食生活
等をしていると、体が栄養不足に陥り、髪を正常に作れなくなる事で縮毛が起きる場合があります。体が栄養不足に陥ると、髪や爪といった末端の部位にまで栄養が行き渡らなくなり、正常な状態を保てなくなる事があるのです。
この他、
- 睡眠不足
- 生活リズムが不規則
- ストレスを良く感じている
といった場合も、髪に影響を与えます。先天的な原因でも触れましたが、髪はホルモンの影響を受けています。
- 睡眠や生活のリズムがずれた生活
- 強いストレスを感じている状態
これらの状態が長く続くと、ホルモンバランスが乱れ、ホルモンが正常に働かなくなるのです。ホルモンが正しく分泌されないことにより、髪の太さや状態にも影響し、縮毛になってしまうのです。
縮毛が起きる原因としては、
- 血行不良
- 大きな病気、けが、それらの治療
で起きている場合があります。血行不良になると
- 冷え性
- 肩こり
等の症状が出る事がありますが、縮毛や抜け毛も血行不良によって起きる事があります。これは、頭皮に十分な血液が行き渡らず、髪を作る為の栄養や酸素が不足する事で起きています。
また、
- 頭皮に大きなけがを負った
- 髪の毛に影響を与えてしまう症状の病気
- 副作用の中に髪の毛や皮膚の症状が含まれている薬の服用
これらの原因によっても、縮毛が引き起こされている場合があります。けがや病気に心当たりがない場合でも、病気の初期症状として縮毛や抜け毛が起きている場合もありますので、注意して下さい。
この他、
- パーマ
- カラーリング
- 縮毛矯正
等の、サロンで受ける施術によって、縮毛が起きている場合があります。サロンで施術を受けてから縮毛になった場合は、施術の際の薬剤等が原因の可能性が高いです。
縮毛を正しく理解して、適切なケアをしてあげよう
縮毛が起きてしまう原因はたくさんあります。先天的な原因と後天的な原因がありますが、これらが重なり合って起きている場合もあるのです。原因を正しく理解して、適切なケアを心がけて下さい。