白髪染め
白髪染めのベストな頻度は?理想の染め方でダメージを抑える
老けたり、疲れて見えるなどのマイナスイメージを与えてしまうこともあるため、白髪染めを行っている方は大変多いですね。
ただ、白髪染めをしたからと言ってその効果が持続するわけではないので、髪色を保つためには定期的に白髪染めを行う必要があります。
しかし、間違った頻度で白髪染めをしていては後々大きなダメージに繋がることもあります。
白髪染めを行う頻度はどれくらいが適切なのでしょうか。いつまでも健康的な髪を守るためにも、今回は白髪染めのベストな頻度についてご紹介していきますね。
Contents
まずはしっかり理解しておきたい!白髪が染まるメカニズム
白髪染めにも様々な種類がありますが、ここでは一般的なヘアカラータイプの白髪染めについてご紹介します。
白髪染めは1剤と2剤を混ぜた混合液を使って行われます。
1剤にはアルカリ剤と染料が、2剤には酸化剤(過酸化水素水)が含まれています。
まず、アルカリ剤によってキューティクルが開かれ、そこから染料が髪の内部にまで浸透します。
そして、酸化剤によって髪の毛のメラニン色素が脱色され、同時に染料が発色するという仕組みです。
しかし、キューティクルが開いた状態の髪は、内部の水分が抜けやすく、乾燥しやすくなります。それにより
- パサつき
- 切れ毛
- 抜け毛
といった髪のトラブルに発展することがあるのです。
髪に出来るだけ負担をかけないために。白髪染めのベストな頻度とは?
一般的に、髪は1ヶ月に約1cm伸びると言われています。そのため、綺麗に白髪を染めても1ヶ月もすれば1cmもの白髪が出てくることになるのです。
しかし、だからといってあまりにも頻繁に染めていては髪や頭皮への負担は計りしれません。
カラーを保ちつつ、髪や頭皮に負担をかけないベストな頻度についてご紹介していきますね。
また、一般的な白髪染め以外にもヘアマニキュア、カラートリートメントなどの頻度もまとめましたので、参考にしてみてください。
白髪染め(ヘアカラー)の場合
髪の毛や太さ、年齢などによって差はありますが、大体の目安として2ヶ月に1度のペースで行うのが適切と言えるでしょう。
2剤を使って行う白髪染めには自宅で行う方法と美容室で行ってもらう方法の2つがありますが、ダメージの観点から言うと美容室で染めてもらった方がダメージは少ないです。
また、美容室によっては1ヶ月に1度のヘアカラーを勧めてくるところもありますが、髪への負担を考えると2ヶ月は間を空けた方が良いでしょう。
セルフで白髪染めを行う方は前回いつ染めたか、しっかりとメモをしておくと次回の目安がわかりやすくなりますよ。
ヘアマニキュアの場合
髪の表面をコーティングすることで色を付けるヘアマニキュアは白髪染めよりも髪への負担は少ないとされています。
持続力は2~3週間と短めではありますが、成分的に髪や頭皮に負担をかけないのでパッチテストを行う必要はありません。
敏感肌の方でも安心して使える白髪染めと言えますね。
ヘアカラートリートメントの場合
繰り返し使用することで徐々に色を染めていく、トリートメントタイプの白髪染めです。約1週間に1~3回の使用で色を持続させることが出来るでしょう。
使用をやめてしまうとシャンプーの洗浄力により、色は落ちてしまいますが、メラニン色素の生成に必要なチロシナーゼを破壊することなく髪の表面や内部を色付けてくれるので、髪への負担を心配する必要はありません。
それどころか、トリートメントですので、髪がサラサラになるなどの嬉しい効果も。
普段使いのトリートメントを変えるだけで、手間をかけずに色付け出来る点も嬉しいですね。
ヘナの場合
植物染料であるヘナを使う場合は3~4週間に1度のペースが適切です。
髪へのダメージがないだけでなく、使うことでコシのある髪へと導いてくれます。
ただ、ヘナ商品の中にはヘアカラーと同じ成分であるパラフェニレンジアミンが配合されていることがあります。
そのため、髪へのダメージを考えるならヘナ100%の商品を使うことをおススメします。
少しでも頻度を減らすために…白髪染め後にぜひ行いたいケア方法
実は白髪染めはアフターケアが非常に大事!ケア次第で少しでも髪色を長持ちさせることが可能なんです。次は髪色を長持ちさせる方法についてご紹介しますね。
カラー用のシャンプー・トリートメントを使う
少しでも白髪染めを長持ちさせるために、白髪染めをしてから髪に色が定着するまでの約2週間はカラー用のシャンプーとコンディショナーを使ってみましょう。
普段使っているシャンプーの中には洗浄力が強いものもあり、白髪染めをしても色がすぐに落ちてしまうことがあります。
少しでも色を長持ちさせるためにはカラー用のシャンプーを使った方が良いのです。
紫外線対策を行う
ヘアカラーをした髪にとってダメージは何より大敵。中でも紫外線には髪色を退色させてしまう恐れがあるため、ヘアカラー後は注意が必要です。
というのも、紫外線にはキューティクルにダメージを与え、髪の内部のメラニン色素を分解してしまう恐れがあるんです。
ヘアマスカラなどを活用する
白髪染めを行なっても3週間も経つと根元辺りの白髪が目立つようになります。しかし、かといって頻繁に染めるのはダメージの面から避けたいですよね。
そんな時はヘアマスカラなどを活用してみましょう。お出かけ前の一塗りで根元の白髪を上手にカバーしてくれるので大変便利ですよ。
また、持ち運びが出来るので、外出中に白髪が気になった時にもさっと塗ることが出来るのも魅力です。
白髪染めのベストな頻度を守って極力ダメージのない髪を目指そう
白髪があるとつい頻繁に染めたくなりますが、正しい頻度で染めていくことも髪のためには大事です。
また、どうしても髪へのダメージが気になる方は上記でもいくつかご紹介したように白髪染め以外にも
- ヘアマニキュア
- カラートリートメント
- ヘナ
等で髪を染める方法もあります。髪や頭皮と相談して自分にピッタリの方法で染めるようにしていきましょう。
間違った頻度で何回も髪を染めていては髪の傷みはもちろん、さらに白髪が増えてしまう原因になることもあります。頻度を守って髪の健康を保っていきましょう。