髪染め
リタッチとは?伸びた根元だけ染めることによる、メリットと注意点
そんな時、便利なのがリタッチです。リタッチとは、伸びてきた根元の部分だけ薬剤を付けて、同じ色に染める施術のこと。美容院でもやってもらえますし、薬剤を買って自分で行うこともできます。
部分染めだから簡単で髪にも優しい!リタッチのメリット4つ
まずはリタッチのメリットからご紹介していきましょう。
根元のみ薬剤を付けるので、ダメージが最小限に留められる
リタッチの最大のメリットといえば、髪のダメージを防げることではないでしょうか?
プリン状態になるたびに全体を染め直していると、毛先の部分は何度も薬剤を付けることになるので、気が付けばパサパサ、ガシガシという人も少なくありません。
そのため、髪のツヤを保ったままで、カラーを維持することができます。
パーマや縮毛矯正と同時に施術が行える
髪へのダメージが強くなるので、一般的にカラーはパーマや縮毛矯正と同じ日に施術を行うことができません。しかし、何度も美容院に足を運ぶのは面倒ですよね。
リタッチなら、薬剤を使うのは根元だけなので、パーマや縮毛矯正と同じ日に行うことができます。忙しくてなかなか美容院に行けない人にはおすすめです。
料金がフルカラーに比べてお得
フルカラーだと、髪全体に薬剤を使うため、どうしても料金が高くなってしまいます。
美容室の場合、フルカラーだとロングなら1万円程度かかりますが、リタッチなら5千円以内で収まるところがほとんどです。
施術時間がフルカラーに比べて短い
美容院でカットとフルカラーを行うと、2時間以上かかってしまうこともありますよね。もちろん浸透する時間もありますが、塗布するだけでも結構な作業量。数人で手分けしても、結構時間が取られてしまいます。
しかし、リタッチであれば薬剤を塗布する面積も少なくなるので、その分施術時間を短縮することができます。
部分染めならではの注意点も。リタッチのデメリットとは?
一方、部分染めだからこそ気を付けなければいけないこともあります。以下にリタッチの注意点やデメリットをまとめました。
色ムラになりやすいので、3~4回に1度はフルカラーを
リタッチは伸びた根元の部分だけを染め直すため、色を合わせたとしても、段差のような髪の色の違いが出やすくなります。
リタッチはカラーを行った美容院で施術するのが◎
リタッチは色ムラが出やすいというデメリットがあります。色ムラを最大限防ぎたいなら、カラーを行った美容院とリタッチの美容院を別にするのはNGです。
カラーリングの色は細かく分かれているので、目で見ただけでは、プロでもどんな薬剤が使われているのか、正しく見極めるのは難しいもの。
毎回同じ色に染めるので、髪色の変化を楽しむことができない
リタッチは伸びた部分に、前回と同じ色を入れる施術になります。そのため、カラーをしても印象は以前と同じで目に見える変化はありません。
カラーの変化を楽しみたい人には、リタッチは適していないかもしれませんね。
白髪染めの場合は、同じ色味が出ない場合がある
おしゃれ染めだけでなく、白髪染めをリタッチしたいという人も多いかと思います。
しかし、白髪染めの場合、少し明るめに染めていると、まったく同じ色味を出しにくい時があり、色ムラができるおそれがあります。
美容院によっては行っていなかったり、条件がある場合がある
リタッチは多くの美容院のメニューにある施術ですが、中には行っていないところもあります。今後リタッチでカラーを継続したいと考えている人は、念のため髪を染める前に、美容院にリタッチを行っているか、確認するようにしましょう。
リタッチはセルフより美容院で行うのがおすすめ!
リタッチは安いと言っても、美容院だと数千円かかってしまう。根元だけなら、自分でもできるんじゃないかと考える人も多いと思います。
しかし、染めた髪は時間とともにさらに色落ちしている可能性もあるため、同じ薬剤を使ってもまったく同じ色に染まるとは限りません。セルフで行うと、色ムラができる可能性が高くなります。
ツヤ髪をキープしたいなら、リタッチがおすすめ!
いかがでしたか?リタッチは髪をいたわることができるだけでなく、経済的でメリットがいっぱいのカラーリングです。