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髪の雑学

マイナスイオンの髪への効果。キューティクルを守りパサつかない髪へ

美容師さんがマイナスイオンドライヤーを勧めるのは、マイナスイオンは髪にいい影響を与えるからです。

マイナスイオンは、プラスイオンを中和することでキューティクルが傷むのを防いでくれます。その結果、ツヤとうるおいのある髪を手に入れることができるのです。

ところで、プラスイオンはどのように発生するのでしょうか?また、マイナスイオンを取り入れるにはどういった方法があるのでしょうか?

マイナスイオンの効果と取り入れ方について紹介しましょう。


髪がパサつく!髪にダメージを与えるプラスイオン

周りにあるものにはすべて電気を帯びている状態です。電気はプラスに帯電していればプラスイオン、マイナスに帯電していればマイナスイオンです。2つの量は通常同じなので安定していますが、何等かの原因によってバランスが崩れると髪に悪影響を与えるのです。

静電気を発生させるプラスイオンが髪に与えるダメージ

髪の毛が乾燥していたり、ダメージを受けていたりすると、プラスイオンが大量に発生します。そうなると起こるのが静電気です。

静電気は

  • ブラシで髪をとかすとき
  • ドアノブに手をかけたとき
  • 服を脱ぐとき

などに起こりやすいです。静電気が起こると、髪表面のキューティクルがはがれやすくなります。キューティクルは髪の毛の内部の栄養が外に逃げないようフタの役割を担っています。

キューティクルがはがれやすくなると、髪の中のタンパク質や水分が流れ出し、髪が乾燥し、ダメージを受けやすくなるのです。髪がパサつき、まとまりにくくなるのはそのためです。

キューティクルがはがれダメージを受けやすくなった髪は静電気が起こりやすくなり、さらにダメージを受けるという悪循環に陥ります。

頭皮にも悪影響を及ぼす静電気

静電気は髪だけではなく、頭皮にもダメージを与えます。静電気が起こりやすく、乾燥している頭皮には、ホコリも吸着しやすくなります。ホコリの中には雑菌が存在していることもあり、それらが頭皮に付着すると、かゆみや皮膚トラブルを起こしやすくなるのです。

プラスイオンが増えるさまざまな原因

プラスイオンとマイナスイオンのバランスが崩れ、プラスイオンが増える原因は乾燥です。乾燥していることで、プラスイオンが増え、静電気が起こりやすくなり、髪や頭皮にダメージを与えます。

乾燥する原因は冬であることなど季節も関係しますが、

  • 洗いっぱなしで髪を乾かさない
  • ドライヤーのかけ方が正しくない

などのヘアケアのほか、

  • 血行が悪い
  • 肌が乾燥している

などといった人も体や頭皮が乾燥しやすく、静電気を起こしやすくなります。

プラスイオンを解消して美髪にしてくれるマイナスイオン

静電気を防ぎ、キューティクルを守るためには、マイナスイオンを減らさないことが必要となります。そこで、マイナスイオンについて知っておきましょう。

マイナスイオンの髪に対するメリット

マイナスイオンを髪に与えることで、プラスイオンを減らすことができます。その結果、プラスイオンとマイナスイオンのバランスが取れて、キューティクルが守られるのです。髪はうるおいやツヤをキープすることができるようになります。

プラスイオンとマイナスイオンのバランスが取れていれば、少しの摩擦程度なら静電気も起きなくなります。

特に毛先は乾燥しやすいため、プラスイオンが増え静電気は起こりやすくなります。そのため、からんだりもつれたりすて、切れ毛や折れ毛などを増やし髪はダメージを受けやすくなるのです。

マイナスイオンが増えれば、プラスイオンとのバランスが取れて、毛先へのダメージも減ります。

リラックス効果も期待できるマイナスイオン

マイナスイオンにはリラックス効果や、ストレスを軽減する効果も期待できます。さらに、

  • 自律神経のバランスを整える
  • 血液をキレイにする
  • 睡眠不足の改善
  • 疲労回復
  • 細胞が元気になる

などといった効果もあると言われています。これらの効果は、体を健康にすることはもちろん、健康な頭皮や髪のためにも役立つことですね。

マイナスイオンの取り入れ方いろいろ

マイナスイオンを増やすには、どのような方法があるでしょうか?プラスイオンを増やさない対策も一緒に紹介しますね。

マイナスイオンを発生させるドライヤーを使う
マイナスイオンを発生させるドライヤーは、風とともにマイナスイオンを放出し、髪や頭皮にあてることができます。個人差もありますが、マイナスイオンドライヤーを使うことで、髪がしっとりして、まとまりやすくなるという声も多いです。
ナノイオンというミネラルをふくんだマイナスイオンが放出されるドライヤーもあります。通常のマイナスイオンよりも蒸発しにくく、頭皮や髪に届きやすいのがメリットです。
マイナスイオンを放出するブラシ
ブラシやクシの中には、マイナスイオンを放出すると言われているものがあります。中でもトルマリンにはマイナスイオンを放つ働きがあると言われています。トルマリンが配合されているブラシやクシを使うと髪がしっとりして、まとまりやすくなるでしょう。
加湿器で湿度を上げる
静電気は湿度が35%以下になると発生しやすくなると言われています。部屋を加湿器で50~60%程度の湿度に保つといいでしょう。マイナスイオンを放出する機能が付いている加湿器を利用するのもおススメです。
マイナスイオン水を飲む
トルマリンやセラミックなどをつけてできた水で、マイナスイオンを含むと言われる水があります。ただし科学的根拠は実証されていないようです。そうはいっても水分補給は頭皮や髪には必要なので、マイナスイオン入りの水を飲むのもいいでしょう。

静電気が起きやすい人は要注意!髪のためにも対策が必要

静電気体質などと言われ、ちょっとした摩擦で静電気を起こしてしまう人もいます。それは肌が乾燥している可能性が高いです。そのままだと、髪のキューティクルがボロボロになり、髪へのダメージは増えるばかりです。

静電気が起こらないよう、髪を乾かす、トリートメントを使うなど頭皮や髪を乾燥させないとともに、マイナスイオンドライヤーを使うなど、マイナスイオンを減らさないよう、注意しましょう。

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