ヘアカラー
黒髪をブリーチする方法と注意点。キレイなアッシュにするコツ
黒髪をブリーチすることで明るい髪色にするとともに、キレイな髪色にすることができます。黒髪から全く違った色にすることも可能です。
ただし、自分でブリーチをするのは難しいものです。髪が絡まりやすく、キレイに色が抜けないということもよくあることです。
キレイにブリーチを入れるにはどういった方法があるでしょうか?黒髪にブリーチをキレイに入れる方法やコツを紹介しましょう。
ブリーチの仕組みを知りブリーチの失敗を防ぐ
ブリーチとは髪の色素を抜くことですが、これをすることで、選べる髪の色が増えてきます。黒髪を明るい色にしたい、特殊な髪色にしたい、という希望を叶えてくれるのがブリーチです。
ブリーチは髪質や使用するブリーチ剤によって、明るさも変わります。自分に合った色を目指すためにも、基本的なブリーチの方法を知っておきましょう。
ブリーチは1剤と2剤を混ぜて使用する
基本的にブリーチには1剤(アルカリ剤)と2剤(過酸化水素水)を混ぜて使用します。この2つを混ぜると、過酸化水素水が分解されて酸素が発生し、髪の毛のメラニン色素を分解します。その結果、髪の色が漂白されるのです。
明るさは髪質や使用する薬剤によって異なる
ブリーチをすると、黒→茶→赤茶→オレンジ→黄→白、というように変化します。明るさは髪質によっても異なります。
髪が細く柔らかい人であれば、1回やればオレンジや黄色になりますが、髪の毛が太くて硬いと、そこまで明るくならない場合もあります。
また、使用するブリーチ剤によっても1回の使用でどこまで明るくなるかが異なります。もし、金髪に近い色にしたい場合は、数回繰り返さなければならないことも多いでしょう。
キレイにブリーチをしたい場合は美容院で行うのがおすすめ
セルフでブリーチをするのは難しいとされています。自分で行うと、
- ムラになりやすい
- 髪が絡まり傷みやすい
- 明るさの基準が分からず思い通りの色にならない
- 頭皮や髪への刺激が強く、美容院のようにケアをしながらブリーチをすることができない
などといった失敗をすることがあります。それを避けたいなら、美容院でのブリーチをお勧めします。
セルフでキレイにブリーチをする際のポイント
自分でブリーチをするのは難しいと分かってはいても、美容院に行く時間がない、今すぐに黒髪を明るくしたい、という時などはセルフでブリーチに挑戦したいものです。失敗しないためのポイントを紹介しますね。
色ムラにならないためのポイント
自分でブリーチを行う際に多い失敗が、色ムラです。ムラにならないためには、次のようなポイントを守るようにしましょう。
- 事前に軽く髪を濡らす
- 髪を濡らしておくことで、薬剤が伸びやすくなり、ムラが出にくくなります。あまり水分が多いと薬剤が薄まってしまうので、軽くしめらす程度でOKです。
- できるだけ素早く塗る
- 脱色作用は15~20分程度です。薬剤を混ぜてから10分以内で手早く塗るようにしましょう。
- ロングヘアの人はクシを使いとかしながら塗る
- ショートヘアであれば手袋をして手で塗るだけでも大丈夫ですが、ロングヘアの場合は塗りムラになりやすいので、クシを使いながら塗るといいでしょう。
- 根本は薬剤を薄く塗る
- 頭皮に近い部分は体温が高く明るくなりやすいので、薄く塗るようにします。反対に毛先の方が暗い色になりやすいので、ブリーチ剤の調節をしながら塗ることが必要です。
塗り終わったら10~15分ほど放置
塗り終わったら乾燥しないよう、ラップをして10~15分程度放置します。15分以上放置しても、それ以上色は変わらないので、もし希望通りの色にならなかった場合でも、そこで終了し、洗い流します。
ブリーチを複数回行う際の注意点
髪質などによっては1回で思い通りの髪色にならない場合があります。その際には2回、3回とブリーチを繰り返すこともあるでしょう。そこで忘れてはいけないのは、ブリーチは髪に負担がかかるということです。
ブリーチをすると髪の中のタンパク質が抜け、髪はダメージを受けやすくなります。それを繰り返すことで、髪はさらに傷みます。デメリットとしては、
- 切れ毛になる
- 枝毛ができる
- 溶けてしまうこともある
- 髪がきしむ
- 頭皮に炎症が起こる
- 頭皮が乾燥し肌荒れを起こす
などといったリスクがあります。
初心者でも失敗しないブリーチ剤の選び方
セルフでブリーチをするなら、ブリーチ剤の選び方にも配慮しましょう。ブリーチ剤には、次のようなタイプがあります。
- 泡タイプ
- 初心者でも使いやすいのが泡タイプです。色ムラも出にくく、素早く塗れるのがメリット。時間をかけすぎないように使えば、失敗も少ないでしょう。
- スプレータイプ
- 少しずつ色を変えていくことができるのが、スプレータイプのメリットです。溶剤を混ぜずに使うものも多く、初めてブリーチをするという人にもおススメです。思い切り変化を楽しみたいという人には向いていませんが、少し色を変えてみたいという人なら使ってみるのもいいでしょう。
- クリームタイプ
- 一般的に市販されているのがクリームタイプです。液だれしないなどのメリットはありますが、塗りムラが出やすいので、初心者には少し扱いが難しいでしょう。
- パウダータイプ
- パウダータイプは美容師さんなどプロが使うものがほとんどです。脱色力は強いものの、調合量なども自分で調整しなければならず、プロでなければ使用するのは難しいでしょう。
頭皮や髪への負担を考え無理をしないブリーチを
ブリーチは頭皮や髪へのダメージが大きいものです。しかし、黒髪を明るくしたり、アッシュカラーなど特徴的な髪色を作ったりする際には便利な方法です。
できるだけ頭皮や髪に負担がかからないよう、複数回のブリーチはしないことやトリートメントなどで髪をケアすることなどを実行しながら行うようにしましょう。