ヘアカラー
ヘアカラーを長持ちさせる方法。少しでも美しい髪を保ちたい!
オシャレや白髪を隠すために美容院または自宅でするカラーリング。ですが、ヘアカラーをしてもすぐに色が抜けてしまった…なんて経験ありませんか。
せっかく綺麗に染まったのに色が抜けてしまうのは何とも切ないですよね。
カラーリングは髪に負担を掛ける行為ですので、ある程度は仕方ない部分もありますが、それでもやはり綺麗な髪色はキープしたいもの。
実はカラーリングの色が髪の内部にまで浸透するのには時間がかかるため、カラーリング後のケアが何より大切なんです!
ですから、ケア次第でヘアカラーは長持ちするかどうかが決まってしまうのです。
今回はヘアカラーを少しでも長持ちさせるための方法や注意点についてご紹介します。ヘアカラーをした際の参考にしてみて下さいね。
ずっと綺麗な髪色を保ちたい!ヘアカラーを長持ちさせる方法
そもそもどうしてヘアカラーは抜けてしまうのでしょうか。主な原因としては
- 日本人の髪質
- ヘアカラーの性質
- 毛髪のダメージ
が挙げられます。
これらの原因をすべて解消出来れば良いのですが、日本人の髪質やヘアカラーの性質は変えることが出来ないですよね。
ですが、毛髪のダメージは日々のケア次第でいくらでも抑えることが可能です。綺麗な色を保つために何をすれば良いのか見ていきましょう。
ヘアカラーをした当日は髪を洗わない
美容院でもよく言われると思うのですが、ヘアカラーをした当日は髪を洗わないようにしましょう。
ヘアカラー直後はまだ染料がしっかりと髪に馴染んでいない状態です。
ですから、その状態の時に髪を洗ってしまうとせっかくのヘアカラーが抜けやすくなってしまいます。
当日はどうしても臭いが気になりますし、髪を洗いたくなりますが、出来れば翌日まで我慢しましょう。
正しい方法でシャンプーをする
毎日行うシャンプーですが、ただゴシゴシと洗って終わりでは当然髪は傷みますし、カラーした髪にも良くありません。
ヘアカラーを長持ちさせるには正しい方法でシャンプーをすることも大事なんです。
- 正しいシャンプーの仕方
- お湯の温度を38℃くらいに設定します。
- 髪の表面の汚れをしっかり洗い流します。
- シャンプーを手に取り、耳の後ろや襟足、フェイスラインの頭皮数ヶ所につけていきます。この時、シャンプーを直接髪の毛に付けないようにしましょう。
- 指の腹を使って揉むように泡立てながら洗います。
- シャンプーをしっかり洗い流します。
ヘアカラー後の髪は熱に弱いため、体温に近い38℃くらいのお湯で髪を洗うようにするとカラーが長持ちします。
また、ヘアカラー後だけでなく普段のシャンプーの際も熱いお湯は頭皮や髪に良くありません。
そのため、日頃から38℃くらいのぬるま湯で洗うよう心掛けましょう。
すすぎの際は洗い残しがないようにして下さい。シャンプーが残った状態ですと髪を傷めたり、色落ちの原因となってしまいます。
ヘアカラー後の約2週間は洗浄力の強いシャンプーは避ける
普段、私達の髪は弱酸性です。しかし、ヘアカラー後の髪はアルカリ性に傾いている状態です。
アルカリ性に傾いた髪が正常な弱酸性に戻るには約2週間かかると言われています。
また、この2週間は特に色が落ちやすい時期。この期間は出来るだけ洗浄力の強いシャンプーを避け、髪に優しいシャンプーに切り替えるようにしましょう。
洗浄力の強いシャンプーですが、主に以下の成分が入っています。
- ラウリル硫酸Na
- ラウリル硫酸TEA
- ラウリル硫酸K
- ラウリル硫酸アンモニウム
- テトラデセンス
- パレス-3硫酸na
- パレス-3硫酸TEA
- ポリオキシエチレンラウルエーテル硫酸na
「硫酸」の記載があるものが多いので覚えやすいかなと思います。
特に成分表記の最初の方に硫酸系の表示があったら洗浄力の強いシャンプーである可能性が高いので、注意しましょう。
2週間が過ぎたらいつものシャンプーに戻してもらって構いません。
保湿力の高いシャンプーを使う
ヘアカラー後の1週間、出来るだけ保湿効果の高いシャンプーやカラー専用のシャンプーを使うことで色が抜けるのを防ぎます。
これらのシャンプーは傷みやすい髪に潤いを与え、頭皮や髪を健やかに保ってくれます。
少々お高くはなりますが、美容院で取り扱っているサロン専売品のシャンプーもヘアカラーを長持ちさせるにはおススメです。
ヘアカラー後の1週間はトリートメントをする
ヘアカラー後の1週間はキューティクルが傷つき、髪の水分が不足している状態です。
髪のダメージを最小限に抑えるためにもヘアカラー後の1週間は毎日必ずトリートメントをするようにしましょう。
カラートリートメントを使う
色が抜けやすいという方はカラートリートメントを使うのも一つの手です。カラートリートメントを使うことで髪に色を入れ、抜けていく色を補うことが出来ます。
この方法は特に色が抜けやすい髪質の方やアッシュ系などの色が抜けやすい髪色の方におススメです。
- 黄色味を抑えたい時はブルー系
- 赤みを抑えたい時はグリーン系
- 色味を全体的に抑えたい場合はグレーやブラウン系
のものを使用すると良いですよ。
カラーを繰り返すよりコスパも良いですし、髪へのダメージも少なくなります。
水やお湯になるべく触れないようにする
ヘアカラー後の髪はキューティクルが傷んでいる状態です。そのため、傷んでいる状態で水やお湯に触れてしまうとカラーリングが落ちやすくなってしまいます。
ヘアカラーが馴染むまでなるべく水やお湯には触れないようにして下さい。
また、ヘアカラーが馴染んだ後でも湯船に浸かる際は髪を留めるなど、心掛けていくことで日々色が抜けるのを抑えることが出来ます。
特にプールや天然温泉はヘアカラー後の髪にとって気を付けて欲しい場所です。
プールには塩素が入っており、アルカリ性になっています。そのため、カラー後と同じ状態になり、髪には良くないんです。
また、天然温泉もアルカリ性の場合が多いため、同じく髪にはあまり好ましくありません。
どちらも入る場合にはなるべく髪を水やお湯に付けないようにしましょう。
ドライヤーやヘアアイロンの熱に注意する
シャンプーと同様に毎日使うドライヤー。直接熱を当てるので、こちらも間違った方法で使っていては髪にダメージを与え、色が抜ける原因となります。
ドライヤーを正しく使ってなるべく髪にダメージを与えないようにしましょう。
- ドライヤーでの正しい乾かし方
- 洗髪後、タオルでしっかり水分を拭き取ります。
- 洗い流さないトリーメントやオイルを塗ります。
- ドライヤーで根元の方から乾かしていきます。髪から10cm以上離すようにしましょう。
毛先はすぐに乾くので根元の方に風を送るように乾かしてください。毛先に熱を当てすぎるとダメージの元となってしまいます。
カラーリング後の髪は熱に弱いので出来る限り手早く済ませるのがポイント。タオルドライをしっかり行うことで、熱に当たる時間を短くすることが出来ます。
洗い流さないトリートメントやオイルはドライヤーの熱から髪を守る役割があります。忘れずに使うようにして下さい。
紫外線対策を行う
ドライヤーやヘアアイロン同様、紫外線にも注意が必要です。肌に良くないことで知られる紫外線ですが、髪や頭皮にも大きなダメージを残します。
紫外線もドライヤーやヘアアイロン同様、髪や頭皮に大きなダメージを与えますから、カラーの抜ける原因となるのです。
強い紫外線は髪の毛を覆うキューティクルを剥がし、その隙間から髪の内部へと入り込みます。するとメラニン色素が破壊され、退色してしまうんです。
カラーを長持ちさせるためにも顔と同じように髪や頭皮にも紫外線対策をするようにしましょう。
そのため、外出の際は
- 日傘
- 帽子
- 日焼け止めスプレー
等を使い、しっかりと紫外線対策をするようにしましょう。
ヘアカラーを長持ちさせるために気を付けたいポイント
普段何気なく行なっている習慣がカラーを退色させてしまっていることがあります。少しでも長持ちさせるために見直してみましょう。
摩擦をかけない
ヘアカラーを長持ちさせるためにはキューティクルが摩擦によって剥がれないようにすることが大事です。
特に気を付けていただきたいのが、タオルドライの際の擦りすぎです。また、ヘアセットの際、逆毛を立てるのも髪へのダメージとしてはNGです。
入浴後、髪は早く乾かす
入浴後の髪が濡れた状態はキューティクルが開いた状態です。そのため、乾かさないと水分や栄養がどんどんと失われていってしまいます。
さらに、髪が濡れた状態ですとトリートメントも上手く保てず、パサつきやすくなります。
また、面倒だと感じたり、ダメージを軽減するために自然乾燥で済ませる方もいますが、それはそれで髪に細菌やホコリが付き、髪はダメージを受けます。
面倒に感じてもドライヤーできちんと乾かすことが色抜きを防ぐのです。
必要以上のカラーリング・パーマはしない
ヘアカラー直後は髪がダメージを受けている状態です。
その状態の時にパーマなどをかけると髪にさらに薬剤や熱が加わりますから、よりダメージが大きくなります。
また、逆もしかり。パーマ後すぐにカラーをするのも髪のためにはおススメ出来ません。
ダメージの他にも色が綺麗に染まらなかったり、パーマがかかりづらいというデメリットがあります。
そのため、最低でも1~2週間は間隔を空けるのが髪のためには望ましいと言えます。
整髪料を使いすぎない
ワックスやスプレーなどの整髪料を使うと、それを流すために洗浄力の高いシャンプーを使ったり、ゴシゴシと擦りすぎて必要以上に髪に負担をかけてしまうことがあります。
髪がダメージを受けるとキューティクルが開き、せっかく髪に浸透したヘアカラーが落ちやすくなります。
整髪料を使う場合は回数を減らしたり、量を少なくするなど、使いすぎないようにしましょう。
ヘアカラーを長持ちさせるには髪にダメージを与えないこと
ヘアカラーを長持ちさせる方法について見てきましたが、どのケア法にも共通して言えるのがやはりダメージを極力与えないことです。
髪は思っていたよりもデリケートですから、日々のケア次第で良くも悪くもなります。
顔と違ってあまり重要じゃないから…等と思わず、顔と同じように髪も充分にいたわってあげることが大事と言えるでしょう。
正しいケア法を身に付けて少しでも長く、綺麗な髪色をキープしたいですね。