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剛毛

髪を柔らかくする方法を知って、硬い剛毛よさようなら!

筆者のように、女性でも剛毛の人は実は多いのではないでしょうか。硬い髪質だと、つい柔らかい髪に憧れてしまいますが、髪質を根本から変えることは困難です。

しかし、洗髪やスタイリング法を変えることで、髪を柔らかい手触りに変えることは可能です。では、日々のケアでどんなところに気を付ければよいのでしょうか。これからご紹介したいと思います。


剛毛の原因を知るには、まずは髪のメカニズムを知るべし!

本題に入る前に、髪が硬くなるのはなぜなのか、知りたいと思いませんか?まずは、髪の構造を理解するところから始めましょう。

人の髪は内側からメデュラ(毛髄質)、コルテックス(毛皮質)、キューティクル(毛表皮)の3重構造になっています。

コルテックスは髪にハリやコシを与えるタンパク質、キューティクルは髪の表面を保護する鱗のようなものです。髪が硬い人は、このコルテックスの密度が高かったり、水分が少ない、またはキューティクルの層が厚いなどの原因が考えられます。

キューティクルやコルテックスの量が多いことは健康な髪の証でもありますが、ハリやコシがあることで髪が硬く感じることもあります。もし髪を柔らかくしたいのなら、髪の健全性を損なわずに行うよう、気を付けることが大切です。

硬い剛毛が、見違えるようにふんわり柔らかくなる方法とは?

では、いよいよ髪を柔らかくする方法を伝授します。髪を柔らかくするには、洗髪、乾燥などの行程に工夫が必要です。以下に改善すべきポイントをまとめました。

髪を柔らかくする成分が配合されたシャンプーを使う

髪を柔らかくするのに手っ取り早いのは、有効な成分が配合されたシャンプーを使うこと。髪質改善には、アミノ酸系シャンプー、セラミド配合シャンプー、CMC(細胞膜複合体)配合シャンプーなどがおすすめです。以下に特徴をまとめました。

アミノ酸系シャンプー
市販のシャンプーのほとんどは高級アルコールを使っていますが、これは髪のタンパク質を変化させ、硬い髪質にする可能性があります。一方、アミノ酸系シャンプーはタンパク質を変化させないので、柔らかい髪に保つことができます。
セラミド配合シャンプー
スキンケアでもおなじみの保湿成分セラミド。シャンプーに配合することで、髪の内部になめらかさと潤いを閉じ込めることができます。ただし、即効性はないので、効果が現れるにはしばらく使い続ける必要があります。
CMC配合シャンプー
CMCとは、キューティクルの間に詰まっている、たんぱく質層と脂質成分からできている組織。このCMCが少なくなると、キューティクルが剥がれたり浮きやすくなるため、髪のツヤが失われたり、栄養が行き渡らずパサパサの髪になったりします。それをシャンプーで補うことで、ツヤや柔軟性があり、まとまりやすい髪に変えることができます。

シャンプーの後にお酢でリンスをする

お酢でリンス?と驚くかもしれませんが、お酢にはキューティクルを整える働きがあります。

シャンプーの後、洗面器のお湯にお酢を大さじ1~2杯程度入れ、それを髪になじませてください。キューティクルを改善するだけでなく、頭皮の殺菌にもなりますよ。

特に石鹸シャンプーを使っている人は、頭皮がアルカリ性になり、髪が硬くなりやすいので、酢リンスをして頭皮を弱酸性に戻すことで、髪が痛むのを予防することができます。

▼酢リンスの効果ややり方の詳細はコチラを参考にしてください!

酢リンスの記事のトップ画像

髪を洗った後に、トリートメントを使う

洗髪後にトリートメントを行うことも、髪を柔らかくするのには有効です。トリートメントでコーティングすることで、髪の水分量が保たれ、潤いとツヤのある髪にすることができます。

従来の洗い流すタイプのトリートメントでも構いませんし、最近は洗い流さないタイプのトリートメントも出ていますので、髪質に合うものを選ぶとよいでしょう。

ドライヤーは10センチ以上離して、低温で使用する

髪の毛の乾かし方まで気にする人は多くはないかもしれませんが、実は少なからず髪質に影響があります。

ドライヤーを高温で長時間使うと、キューティクルが傷んで髪がパサパサになってしまう可能性があります。髪を傷めないようにするには、頭皮をマッサージするようにタオルドライをしっかり行い、できるだけ短い時間に低温で乾かすようにしましょう。

また、ドライヤーを近づけすぎても、髪が痛む原因になります。ドライヤーは10センチ以上離して使うようにしてください。

注意!髪を硬くしてしまうNG行為は?

上記のポイントとは逆に、日頃何気なくしているケアが、髪を硬くしてしまう危険性もあります。以下のようなことには気を付けてください。

  • 熱いお湯でシャンプーする
  • ヘアアイロン
  • パーマ
  • カラーリング

髪の毛の約80%を占めるタンパク質は温めると硬くなるため、熱いお湯を使っての洗髪やヘアアイロンはおすすめできません。

また、パーマやカラーリングは薬剤のダメージが強く、髪を細くしてしまう可能性があります。髪が細くなることで、柔らかくなったと錯覚してしまいますが、ツヤがなくなったり、パサつく以外にも、残った酸化剤の影響で髪が硬くなることもあるので注意しましょう。

薄毛や抜け毛の原因になる場合もありますので、髪を柔らかくすることを目的に、パーマやカラーリングを繰り返すことは避けるようにしてください。

しっかり保湿して、ふんわり柔らかヘアを手に入れよう!

いかがでしたか?調べてみて分かったのは、髪にも皮膚と同じで保湿が大切だということ。シャンプーやトリートメント、乾かし方を改善することで、どんな髪質であれ、柔らかな手触りの髪にすることができるのですね。

筆者もつい、早く乾かしたいからと高温のドライヤーを近づけて乾燥させていたので、まずはその辺りから改善していきたいと思います。

皆さんも自分に合ったケア方法を選んで、試してみてくださいね。

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