髪のダメージ、髪の傷み
髪の毛がでこぼこしているのはなぜ?原因と今から出来る対処法
なんでここだけ髪の形状が違うんだろう…、ずっとこのまま?と悩んでいる方も少なくないと思います。
ですが、日頃のケア次第で少しでもストレートに近付けることは可能です!
どうして髪の毛がでこぼこしてしまうのか、その原因と髪の毛をストレートに近付けるために今日から行いたい対処法についてご紹介します。
Contents
そもそも髪の毛がでこぼこしている状態とは?
髪の毛がでこぼこしている状態は実はくせ毛の一種で、連珠毛と呼ばれます。
不均一な太さで、1本の毛の中に細い部分と太い部分が存在しており、数珠が繋がったような形をしています。
触るとごわごわしていて、サラ感ツヤ感はありません。
また、細い部分があるため切れやすく、切れ毛になりやすいのも連珠毛の特徴です。
さらにカラーリングやパーマにも弱い髪質であるため、施術の際は慎重に行わなければならないというデメリットがあるんです。
このように、連珠毛をそのままにしていると髪のトラブルに発展することがあるため、早めの対処が必要なんです。
生活習慣や間違ったケアが招いていることも。髪の毛がでこぼこしてしまう原因
髪の毛がでこぼこしてしまう原因には大きく分けて先天性のものと後天性のものの2種類があります。
対処法について知る前にまずはその原因について見ていきましょう。
遺伝によるもの
子供の頃からでこぼこしている髪があるという場合は遺伝が原因と言えます。
髪質には遺伝が関係しやすく、優性遺伝であるでこぼこ毛の方が直毛に比べて遺伝しやすい傾向にあります。
中には両親にはでこぼこ髪がないという場合もあるかもしれませんね。その場合は祖父母や曾祖父母から隔世遺伝している可能性があります。
ダメージによるもの
キューティクルは
- ブラッシング
- パーマ
- ヘアカラー
- 紫外線
等の外部からの刺激によりいとも簡単に破損してしまいます。キューティクルが破損してしまうと内部のコルテックスと呼ばれる皮質が露出した状態となります。
そこからタンパク質や水分が流出してしまうため、髪は乾燥してクセが出やすくなります。
ストレス
過度なストレスがかかると交感神経が刺激され、血管が収縮して血行不良を引き起こします。
血行不良になると頭皮に栄養が行き届くのを妨げるため、髪にも悪影響!
体の中でも頭部は一番上に存在しているため、血行不良になりやすいのです。
姿勢が悪い
血液の循環が悪くなる原因として普段の姿勢が悪いことも挙げられます。
特に
- PCやスマホの使用時間が長い
- デスクワークが多い
方は血行不良に陥りやすい傾向にあります。頭皮はもちろん、首や肩、腰にも影響を及ぼすことがあります。
冷え
冷えも要注意ですね。体の冷えは血行不良やリンパの流れを悪くする要因です。
特に女性は冷え症の方が大変多いので、知らず知らずのうちに血行不良を招いている可能性があります。
いくら夏場でもクーラーが効いた部屋に長時間いると体を冷やしてしまいますので、注意が必要です。
頭皮の毛穴・毛包のゆがみ
毛穴が丸くまっすぐな状態だと、そこから生えてくる髪もそのまままっすぐな直毛になります。
しかし、毛穴がゆがんでいるとそこから生える髪もうねりやクセ、さらにはでこぼこした状態となってしまいます。
毛穴のゆがみの原因としては主に
- 先天性のもの
- 加齢
- 血行不良
- 皮脂・汚れの詰まり
等が挙げられます。
耳にかける・ゴムで縛ることが多い
こちらは特に女性によく見られる光景ですね。髪を耳にかけたり、ゴムで縛ることが多いと髪にクセが付きやすくなります。
そして一度付いてしまった癖は元に戻すのはなかなか難しいとされています。
ホルモンバランスの乱れ
年齢を重ねるにつれてでこぼこ毛が増えてきたという方はホルモンの影響を受けている可能性が高いです。
特に思春期や妊娠時、さらには更年期にホルモンバランスは変化しやすくなります。
バランスの悪い食事をしている
髪は食事から作られます。そのため、バランスの取れた食事は体だけでなく髪にも良い影響を与えます。
反対に栄養が不足したり、偏った食生活をしていればその分、髪に栄養は行き届きにくくなり、結果として髪は痩せ、クセの出やすい状態になってしまいます。
また、脂っこい食事は皮脂の分泌を活発化させ、頭皮環境の悪化に繋がります。でこぼこ髪を生みだす毛穴の詰まりの直接の原因となりますので、注意しましょう。
過度なダイエットをしている
理想の体型になるためにダイエットをしている女性は大変多いですね。しかし、過度なダイエットも髪に栄養が行き届くのを妨げてしまう恐れがあります。
栄養不足になるとバランスの悪い食事同様、でこぼこ毛を生み出す原因となるのです。
日常の心掛け次第でまっすぐな髪に!髪の毛のでこぼこの対処法とは
髪の毛を元のストレートの状態に戻すために出来ることをご紹介します。普段のヘアケアから生活習慣まであるので、出来ることから始めてみてください。
パーマやヘアカラーを控える
オシャレに欠かせないパーマやヘアカラーですが、あまり頻繁に行っては髪への負担は相当なものになります。
せめて2~3ヶ月は空けるなど髪に極力ダメージを与えないようにしましょう。
また、市販のカラー剤は美容室で使うカラー剤に比べて刺激が強く、髪のためにはあまりおススメ出来ません。
紫外線対策を行う
ヘアカラーやパーマ同様、髪にダメージを与えるものに紫外線があります。そのため、外出時は出来るだけ紫外線が髪に当たらないようにしましょう。
意外かもしれませんが、実は頭は体の中でも太陽に近い位置にあるため、顔よりも紫外線を浴びやすいんですよ。
- 日傘
- 帽子
- 日焼け止めスプレー
などでしっかりとした紫外線対策を行うことが大切です。
しっかりと睡眠をとる
髪の生成が活発になるのは睡眠中です。睡眠が不足すると健康な髪が生えるのを妨げてしまいますから、充分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
より快眠に導くためには質の良い心掛けると快眠に良いですよ。寝る前にはぜひ以下のことを実践してみてください。
- PCやスマホの使用を控える
- カフェイン入りの飲料を飲まない
- 軽くストレッチをする
どんなに遅くても0時には布団に入れるようにしましょう。
バランスの良い食事を摂る
健康な髪を保つにはバランスの良い食事が欠かせません。
髪の生成に必要な栄養素を多く含む以下の食品を積極的に摂取するようにしましょう。
- タンパク質:大豆、大豆製品、卵、肉類、魚介類、牛乳、乳製品など
- ビタミン類:青魚、緑黄色野菜など
- 亜鉛:牡蠣、うなぎ、藻類、アーモンド、レバーなど
- 銅:牡蠣、するめ、レバー、ナッツ、大豆、ココアなど
特に、大豆製品はタンパク質を補えるだけでなく、ホルモンバランスを整える働きもありますので、女性にはおススメですよ。
ただ、栄養が偏りすぎても良くありません。上記以外の栄養素もバランス良く取り入れるのが望ましいです。
足りない栄養素がある場合はサプリメントで補っても良いですね。
反対に脂っこいものの摂取は出来るだけ控えるようにして下さい。
丁寧な洗髪を心掛ける
皮脂や汚れにより毛穴が詰まって歪んでしまっている場合は丁寧に洗髪するように心掛けましょう。
余分な皮脂や汚れを取り除くことで毛穴の形を正常な形へと戻すのです。
この時、シャンプーの成分が頭皮に残らないようにしっかりとすすぐようにしましょう。
頭皮マッサージをする
頭皮の血行を良くするために頭皮マッサージを取り入れるのも有効です。血行が良くなれば毛穴・毛包のゆがみの改善に繋がりますよ。
頭皮マッサージのやり方
- 親指以外の4本の指を使ってこめかみから耳の上辺りを押さえます。
- この時、親指は後頭部に置いて固定します。
- そのまま、4本の指を動かし、円を描くようにマッサージしましょう。
爪は立てずに、指の腹を使って行ってください。痛いけど気持ち良いぐらいの強さで行うのが適切です。
頭皮クレンジングを行う
週に1度ほど頭皮クレンジングを行なって、シャンプーでは落としきれない毛穴の奥の汚れを落とすのも有効です。
頭皮環境が整えられ、健康的な髪が生えやすくなりますし、毛穴のゆがみの改善にもなります。また、血行促進といった嬉しい効果もあるんですよ。
- オイルマッサージ
- 炭酸水シャンプー
等、頭皮クレンジングに適したケア法があるので、やりやすいものを試してみてくださいね。
オイルなどを使う際は頭皮に洗い残しがないよう、注意しましょう。
しっかりとお風呂に浸かる
忙しかったり、面倒に感じてシャワーで済ます人も多いとは思いますが、血行を良くするためにはしっかりとお湯に浸かることが大切です。
ストレスを減らす
ストレス社会と言われる現代。髪のためにも出来ればストレスのない生活が望ましいですが、それは非常に困難ですよね。
そのため、溜めない、のではなく溜まってしまっても上手に発散することを心掛けましょう。
- 趣味の時間を作る
- 家族や友人等の信頼出来る人に話を聞いてもらう
- カラオケに行く
- 運動をする
- お風呂にゆっくり浸かる
等出来ることから始めてみてください。
ストレッチをする
デスクワーク等で長時間同じ姿勢でいることが多い人は血行不良になっている可能性が高いです。
休憩時間に軽くストレッチを取り入れるなどして筋肉をほぐしてあげましょう。
専用のシャンプーを使う
シャンプーと言ってもその種類には様々なものがありますが、中にはくせ毛専用のシャンプーもあります。そのシャンプーの特徴として以下のものが挙げられます。
- 髪の水分バランスを整え、クセやうねりを改善する
- 湿気等に強い髪に近付ける
市販のものから美容室で専売されているものまであるので、自分の好みに合ったシャンプーを選んでくださいね。
でこぼこ毛が気になる場合はカットしてしまう方法も
どうしてもでこぼこ毛が気になるという場合はその毛だけをカットしてしまうのも一つの方法です。
規則正しい生活習慣や正しいケア法ででこぼこのない髪を目指そう
でこぼこの髪の毛は遺伝や生活習慣、間違ったケア法が原因で引き起こされます。
遺伝が原因の場合は根本から直すことは難しいかもしれませんが、それでも対処することは可能です。
普段の生活習慣やケア方法を見直して、でこぼこのない綺麗な髪を目指しましょう。