薄毛
若い女性でも薄毛になることも…。女性の薄毛の原因とは?
女性の薄毛は加齢だけでなく、生活習慣など様々な要因が絡んで起きています。
今は薄毛じゃないから大丈夫、と安心していてもいつ薄毛になるか分かりませんし、もしかしたら知らず知らずのうちに薄毛を招いている可能性もあるんです。
そこで、今回は女性の薄毛の原因についてご紹介します。当てはまることがないかチェックしてみてください。
いつなっても不思議じゃない!女性が薄毛になってしまう原因とは
普段の生活の中で知らず知らずのうちに行なっていることが実は薄毛を招いているかもしれません。
女性特有の薄毛の原因もありますからじっくり見ていきましょう。
更年期に多く見られるFAGA(女性男性型脱毛症)
男性の薄毛の原因の大半にAGA(男性型脱毛症)がありますが、女性にもFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれるものがあります。
FAGAは主に加齢や更年期により女性ホルモンが減少し、代わりに男性ホルモンが優位な状態になると発症すると言われています。
女性の場合は男性とは違い、完全にはげるということはありませんが、薄毛が進行すると頭髪全体が薄くなってくるという特徴があります。
偏った食生活を送っている
食事により摂取される栄養素は体や髪を作る元となります。
そのため、偏った食事により髪に必要な栄養素が不足していると髪の生成に支障が出てしまいます。
特に髪の元になるタンパク質やビタミン類、亜鉛などが不足している場合は髪が栄養不足になっている可能性があります。
また、脂っこい食事も要注意ですね。頭皮の毛穴の詰まりの原因となり、抜け毛を引き起こします。
過度なダイエットをしている
女性なら誰しも綺麗になりたいですよね。そのためにダイエットに励んでいる方も大変多いと思います。ですが、過度なダイエットも薄毛の原因となります。
ダイエットにより栄養が偏ると頭皮に必要な栄養が届かなくなり、育毛の妨げになる恐れがあるんです。
睡眠時間が少ない
夜遅くまでの仕事や夜遊び等により睡眠時間が不足しがちな方も薄毛になる可能性があります。
髪の毛は成長ホルモンにより主に寝ている間に作られます。
しかし、睡眠不足ですと成長ホルモンの分泌が少なく、髪の成長が妨げられてしまう恐れがあるんです。
ストレスの多い生活をしている
生きている上でストレスは尽きないですよね。
仕事や人間関係、恋愛、結婚生活など、何かとストレスを感じる機会は多いと思います。このストレスが引き金となって薄毛になってしまうこともあります。
ストレスが過度に溜まると体が緊張状態となり、血管が収縮して血行不良となります。そうすると頭皮に充分な栄養や酸素が届かなくなってしまいます。
また、ストレスはホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れ、さらには不眠、食欲不振などの症状を引き起こすこともあるんです。
アルコールの摂取が多い
飲むことでストレスの発散にもなるお酒。お酒の席などでつい進んでしまうという方も多いのではないでしょうか。
ですが、過度なアルコールの摂取には注意が必要です。
アルコールにはアセトアルデヒドと呼ばれる物質が含まれており、アルコールを過剰に摂取すると充分に分解出来ず、体内に残ってしまいます。
さらに、アセトアルデヒドは薄毛の原因となるデヒドロストテロンという物質を増やしてしまう働きがあるのです。
喫煙している
タバコの吸いすぎも髪には良くないと言えるでしょう。
タバコに含まれるニコチンにより血行不良が引き起こされ、髪に必要な栄養が届かなくなります。
喫煙は体はもちろん、髪にも良くないことだらけなのです。
肩こりになりやすい
一見関係ないと思われがちですが、実は肩こりも薄毛の原因となります。
肩こりは首や肩周りの血行が悪くなることで起こります。するとそこに繋がっている頭皮も同じように血行が悪くなってしまうんです。
血行が悪くなることで抜け毛などの薄毛の症状が出ますから、肩こりも油断出来ません。
頭皮に合わないシャンプーを使っている
育毛には頭皮環境が整っていることが非常に大事です。日々のシャンプーによる頭皮環境への影響は大きいでしょう。
中でも石油系や高級アルコール系などの洗浄力が強すぎるシャンプーは必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまい、頭皮トラブルを招くきっかけとなります。
正しく洗髪が出来ていない
合わないシャンプーを使うことの他に、間違った方法で髪を洗うことも頭皮に負担をかける行為です。
汚れを落とそうと1日に2回以上のシャンプーをしたり、頭皮の過剰な摩擦は抜け毛の原因となります。
頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうため、頭皮が乾燥し、フケや炎症を起こしやすくしてしまうのです。
また、シャンプー後、頭皮に洗い残しがある場合も頭皮トラブルを招くきっかけとなります。
カラーやパーマによるダメージ
女性にとってオシャレに欠かせないカラーリングや白髪染め、パーマですが、頭皮へのダメージという観点ではこちらも薄毛を引き起こす恐れがあります。
カラーリングやパーマの薬剤により頭皮がダメージを受けると炎症を起こし、抜け毛や薄毛に繋がる可能性があるんです。
特に定期的にカラーやパーマをしている場合はダメージが蓄積されるため、注意が必要です。
紫外線によるダメージ
ダメージという点では紫外線も要注意ですね。充分な紫外線対策をせずに紫外線に当たり続けてしまうと頭皮がダメージを受け、薄毛に繋がる可能性があります。
薄毛を引き起こす髪型をしている
髪を引っ張ることによる頭皮への負担も薄毛の原因となります。
長期に渡って頭皮に負担がかかると血行が悪化し、髪に必要な栄養分が行き届かなくなるため、抜け毛や薄毛になってしまうのです。
特に女性は髪を結ぶ機会が多いため、これは女性にありがちな薄毛の原因と言えるでしょう。
また、髪を結ぶ他にも
- 普段帽子をかぶる機会が多い
- エクステをしている
といった場合にも頭皮が引っ張られることになるため、同様の注意が必要です。普段何気なくしている髪型や習慣が薄毛の原因となることもあるんです。
また、分け目をずっと同じにしている場合も要注意ですね。その部分だけ負担がかかり、そこから薄毛が進行してしまうこともあります。
ホルモンバランスの乱れ
女性の薄毛の中でも特に多く見られるのが出産後の抜け毛です。
出産後は妊娠中に比べ、女性ホルモンが一気に減少するので、その影響で抜け毛が起きやすくなります。
通常、約半年~1年ほどで元に戻りますが、個人差があるため、中には長引く方もいます。
さらに、更年期もホルモンバランスが乱れる要因です。
45~55歳頃は閉経により女性ホルモンの減少が顕著になるので、ホルモンバランスを崩しやすいとされています。
遺伝によるもの
女性は男性に比べて、遺伝による影響は少ないとされていますが、それでも遺伝が原因で薄毛になる場合もあります。
遺伝により男性型脱毛症を発症するかどうかが決まってしまうのです。そのため、遺伝が関係ないとは一言では言えないんですね。
女性の場合は父親が薄毛であると薄毛になる可能性が高いと言われています。気になる方は父親が薄毛かどうかチェックしてみるのも良いでしょう。
病気や薬による影響
何らかの病気や普段服用している薬の影響により薄毛になってしまうこともあります。
心配な方は一度病院で相談してみた方が良いかもしれません。
加齢だけではない薄毛の原因。早めに気付くことが何より大切!
女性の薄毛の原因について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。薄毛は加齢だけで起きるわけではないということがわかっていただけたと思います。
また、男性と違って気付きにくいのも女性の薄毛の特徴です。
気付いたら薄毛が進行していた、なんてことにもなりかねませんから、普段からしっかりと自分の髪と向き合っていきたいですね。
薄毛になるということは体からの何かしらのサインですので、それに見合った対応が必要となってきます。原因がわかったら早速、改善法を探っていきましょう。