頭皮ケアをするには、頭皮ブラッシングがおすすめ。ブラシで頭皮をマッサージするのはとても気持ちがいいものです。美容院でスカルプケアをするのは非常に効果的ですが、毎日行くことは不可能ですよね。

でも、頭皮ブラッシングなら、毎日自分で行うことができます。ただし、間違った方法で行うと、逆効果になってしまうので注意しましょう。

頭皮ブラッシングの効果と正しいやり方について紹介します。

美髪だけでなく美容効果も！頭皮ブラッシングの効果

育毛シャンプーや育毛剤などで、抜け毛や薄毛対策をしている人も多いでしょう。そういった方法も有効とされていますが、手軽にできる頭皮ブラッシングを行ってみましょう。頭皮ブラッシングにはどのような効果があるか、説明しますね。

ブラッシングで血行促進

ブラッシングで頭皮に適度な刺激を与えると、血行がよくなります。血行不良は頭皮に必要な栄養や酸素を運びにくくしてしまうので、頭皮環境が悪くなります。その結果、抜け毛や薄毛になってしまうのです。

頭皮ブラッシングで血行をよくすれば、頭皮にしっかりと栄養や酸素が行き届き、頭皮環境をよくしてくれるため、

• 抜け毛予防
• 薄毛予防
• 髪にツヤが出る

といった効果が期待できます。

血行促進効果で肩こりや首こりも改善

頭皮ブラッシングで頭皮の血行がよくなると、肩や首の血流も改善されます。そのため、肩こりや首こりなども改善されるという効果も期待できますよ。

デスクワークの人や運動不足の人などは、肩や首がこりやすいもの。ケアをしないと、薄毛や抜け毛になってしまうかもしれません。

頭皮ブラッシングで血流を改善しましょう。

頭皮をやわらかくして脱げ毛予防

ブラッシングは頭皮の柔軟性を高める効果もあると言われています。ご自分の頭皮、硬くなっていませんか？

頭皮が硬いということは、新陳代謝が悪くなっている証拠です。血行も悪くなっていると考えられます。

シャンプー前のブラッシングは洗浄効果を高める

頭皮環境を悪化させないよう、シャンプーにも気を遣うことは重要です。洗浄効果の高いシャンプーは頭皮を乾燥させるということで、頭皮に優しいシャンプーを使っている人も多いでしょう。

しかし、洗浄効果に不安を感じることも。その不安を、頭皮ブラッシングで解消しましょう。頭皮ブラッシングは、髪についたホコリや、頭皮の汚れを落としてくれます。髪のほつれをとくこともできるので、髪への負担が軽減できますね。

美容効果も期待できるブラッシング

頭皮ブラッシングで頭皮の血行をよくすることは、さまざまな美容効果につながります。どのような効果があるかというと、

• リフトアップできる
• フェイスラインがシャープになる
• 二重アゴの改善
• 小顔になれる

などといったことが期待できます。

間違った方法では効果が半減！正しい頭皮ブラッシングの方法

頭皮ブラッシングと言っても「ブラシで髪をとかせばいいんでしょ」、と思っていませんか？確かにブラシで髪をとかすのですが、ブラシの使い方や選び方などにポイントがあります。血行をよくしてさまざまな効果を得られるよう、頭皮ブラッシングの方法を知っておきましょう。

効果を出す頭皮ブラッシングの手順

頭皮ブラッシングは次の手順で行います。

1. 毛先からブラッシング。もつれやすい毛先はていねいにとかしましょう
2. ブラシを頭皮にあて、頭のカタチをなぞるように上から下に向かってとかします。頭皮全体をマッサージするようにとかしましょう
3. ロングヘアの場合は片方の手で髪を持ち上げ、下から頭頂部に向かって頭皮をマッサージするようにとかします。首の付け根にもブラシがあたるようにしましょう

効果を出すための頭皮ブラッシングのポイント

朝だけ、夜だけ、よりも朝、昼、夜の3回行った方が効果的です。長時間行う必要はなく、手順通りに、1～2分程度行えばいいでしょう。

ブラッシングをしていると、静電気が発生することがあります。静電気は頭皮や髪にダメージを与えるもの。ブラッシング用のヘアスプレーや静電気予防ができるブラシを使うといいですよ。

また、使用するブラシの選び方もポイントです。ブラシは材質や形状によって、頭皮への影響が異なります。主なブラシの特徴を見てみましょう。

動物の毛を使ったブラシ

静電気を防ぎ、髪にツヤを与えてくれます。豚毛の方がやわらかく、猪毛の方が固いです。豚毛の方が使いやすいでしょう。

つげ櫛

静電気が起こりにくく、頭皮にやさしいのがメリットです。丈夫で長く使い続けることができるでしょう。

ナイロンやポリエチレンのクッションブラシ

軽くて摩擦が少ないのがメリットです。静電気が起こりやすいというデメリットもあります。

木製ブラシ

目が粗く、頭皮に適度な刺激を与えてくれます。静電気も起こりません。毛先が丸くなっているタイプがおすすめです。

パドルブラシ

抜け毛防止効果があると言われ、頭皮マッサージの効果が高いとされるブラシです。頭皮にやさしいと同時に適度な刺激があります。

頭皮ブラッシングの注意点

注意点としては次のような点が挙げられます。効果をしっかり出すためにも、注意点を把握しておきましょう。

力を入れ過ぎないこと

頭皮にかゆみがあるときなど、気持ちがいいので力を入れてしまいがちです。しかし、ブラシを強くあてて髪をとかすと、頭皮に傷がついてしまうことがあります。ブラシがは軽くあてるだけでOKです。

濡れた髪へのブラッシングはNG

ブラッシング用のブラシなど、目がつまったもので濡れた髪をとかすと、キューティクルが剥がれてしまう危険性があります。髪が濡れている場合は、目の粗いブラシを使いましょう。

頭皮にトラブルがある場合は控えめに

頭皮に湿疹がある、炎症を起こしている、といったトラブルがある場合は、ブラッシングは控えめに行いましょう。トラブルを悪化させてしまうかもしれません。

毎日の頭皮ブラッシングはさまざまな効果をもたらす

髪は毎日とかすものですよね。何気なくとかすよりも、頭皮マッサージを意識して行いましょう。頭皮の血行をよくして、頭皮環境をよくすることができます。抜け毛予防になるほか、肩こりの改善や顔のたるみをケアすることも可能です。

さまざまなメリットがある頭皮ブラッシング。やらないと損ですよ。