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敏感肌、アレルギー

シャンプーで起こるアレルギーとは?知っておきたい症状と対策

シャンプーでアレルギーなんて起こるの?と思う人もいるかもしれませんが、シャンプーには界面活性剤や香料、防腐剤や着色料など、アレルギーを引き起こすリスクのある成分がたくさん含まれています。

今回はあまり認知されていないシャンプーアレルギーについて、その症状や予防法、対策などをご紹介したいと思います。


シャンプーアレルギーで起こる主な症状は?

シャンプーアレルギーの代表的な症状としては、「アレルギー性接触皮膚炎」が挙げられます。以下のような症状が現われている場合、アレルギーを発症しているおそれがあります。

  • 頭皮のただれや痛み
  • 赤み
  • かゆみ
  • フケの増加
  • 湿疹

アレルゲンに触れることにより起こる症状は、頭皮の炎症やトラブルが多いようです。

それ以外にも、界面活性剤に含まれるラウリル硫酸が口に入ると、舌先にある味蕾細胞が破壊され、味が分からなくなることがあります。

また、香料の中には呼吸器に影響を与える成分が配合されているものもあり、皮膚のトラブルだけでなく、喉のイガイガや咳などの症状が出ることもあるようです。

ただし、市販のものは急性中毒が現れない程度に希釈されていますから、すぐに症状が出ない可能性もあります。もし使い続けてみて徐々に症状がひどくなるようでしたら、アレルギーを疑ってみてもいいかもしれません。

シャンプーアレルギーの予防法や対策は?

アレルギーの症状は発生すると辛いもの。予防できるのならしたいものですよね。シャンプーの選び方など、事前に予防できる方法はいくつかあるので、以下にご紹介したいと思います。

アレルギーを引き起こしやすい成分に注意!

シャンプーに配合されている成分でも、特にアレルギーを引き起こしやすいものには注意が必要です。

例えば、界面活性剤の中でも「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」など、硫酸系はアレルギー症状を引き起こしやすいと言われています。さらに防腐剤の「パラベン」や「フェノキシエタノール」、着色料の「赤色202号」もアレルギー反応の出やすい物質です。

アレルギー体質の人は、シャンプーを選ぶ際に必ず成分表示を確認し、上記のような成分が配合されている場合は慎重に検討してください。

また、香料も石油由来のものが多いため、アレルギーを誘発するリスクがあります。しかし表示義務がないのでたいていは「香料」としか記載されていません。敏感肌の人は、リスクを避けるために「無香料」のものを選ぶと無難かもしれません。

シャンプーを選ぶ際は、肌に優しい成分のものを!

アレルギーを予防したいのであれば、上記のような成分をできるだけ使っていない、肌に優しいものを選ぶようにするとよいでしょう。

アミノ酸系や石鹸系、ノンシリコンや弱酸性のシャンプーは肌に対する刺激が弱く、アレルギーを引き起こしにくいです。

ただし商品によっては、強い洗浄成分にアミノ酸を少し混ぜただけというものもあります。成分表示は含有量が多い物から記載されていますので、アミノ酸より先に硫酸系の成分が書いてある場合には注意が必要です。

シャンプーを使う前に、自分でパッチテストを行おう!

肌に優しい成分を使ったシャンプーであっても、アレルギー症状が出る人もいます。アレルギーを予防するなら、シャンプーを使う前に、パッチテストを行うとよいでしょう。

パッチテストのやり方は以下の通り

  1. 絆創膏にシャンプーの原液を数滴垂らし、二の腕の内側など肌のやわらかい部分に貼りつけます。
  2. 30分間そのまま放置した後、絆創膏を剥がして肌の状態を確認します。

もし赤くなるなど炎症を起こしていたら、アレルギーを引き起こす危険性がかなり高くなります。使用は控えた方がよいでしょう。

症状が出た場合は、すみやかに皮膚科を受診!

上記のような対策を行うと、アレルギー反応を引き起こす危険性はかなり低くなります。

しかし、それでもアレルギーが疑われる症状が出てしまった!という場合は、すみやかにシャンプーの使用をやめ、皮膚科を受診しましょう。

自分で何とかできると、病院に行かずシャンプーを替えたりしていると、かえってひどくなる場合もあります。

トラブルの原因がアレルギーでない可能性もありますので、しっかり専門医に診てもらうようにしてくださいね。

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