ブラッシング
シャンプー前のブラッシングは超重要!その効果と正しいやり方
美容室に行った時、ブラッシングをしないでシャンプーをするのに自宅でシャンプーをする時はブラッシングをした方がいいと言われているのに疑問を感じる人もいると思います。
自宅でシャンプーをする時に何故、ブラッシングをした方がいいのでしょうか。そこには、美容室とは違う自宅でのシャンプー方法にも理由があるようです。
今まで、「美容室ではブラッシングしないから大丈夫」と思っていた人も、シャンプー前のブラッシング効果を知るとブラッシングをしてからシャンプーをしたくなるかもしれません。
その効果とブラッシング方法について調べてみました。
Contents
シャンプー前のブラッシングをすると得られる4つの効果
美容室に行った時、ブラッシングをせずにシャンプーをします。
それなのに、自宅でシャンプーをする時にはブラッシングをした方がいいと言われているのは何故なのでしょうか?
美容室でシャンプーをする場合、シャンプー前に洗面台に髪を広げて汚れを落とします。
しかし、自宅でシャンプーをする際は髪を広げて汚れを落とすことができません。なので、シャンプー時に髪が絡まったりしやすくなります。
そうならないためにも、自宅でシャンプーをする時はブラッシングをした方が良いと言われています。
では、シャンプー前にブラッシングをすることでどのような効果が得られるのでしょうか。
その1.髪についたほこりやゴミを取り除く
髪の毛は見た目、汚れていないように見えます。しかし、1日屋外・屋内で動いていると髪の毛にはほこりやゴミがついてきます。
また、汗をかいたり皮脂によって頭皮にもほこりがついて汚れてしまいます。
特に、髪が傷んでいたり乾燥していると静電気が起こり、ほこりが付着しやすい状態になっています。
髪や頭皮のほこりや汚れを落としやすくするため、ブラッシングをします。
特に、絡まりやすい髪の毛の場合はそのまま髪を洗っても髪の絡まりは改善しません。そうならないためにも、ブラッシングする必要があります。
また、湯洗いである程度のほこりや皮脂は落ちますが、ブラッシングをすることで汚れが浮き上がりやすい状態になっているため、さらに湯洗いでの効果もアップします。
そのため、使うシャンプー量も減るので、頭皮や髪の毛への負担が軽減します。
その2.スタイリング剤などの整髪料を落としやすくする
スタイリングをする時、整髪料を使ったりヘアスプレーでスタイルをキープします。
スタイリング剤は頭皮に残ると毛穴の詰まりの原因となります。また、髪の毛にもあまりよくありません。
特に、ヘアスプレーの場合は髪の毛を固めるため、髪の絡まりの原因にもなります。
ほこりや皮脂と同様、ブラッシングをすることでスタイリング剤などの整髪料が取り除きやすくなります。
その3.シャンプーをする時の髪の毛への摩擦を軽減する
シャンプーをする時、ゴシゴシと髪を洗うと頭皮を傷めるだけではなく、髪の毛に負担がかかります。
髪が絡まっていると、さらに無理にゴシゴシと洗ったり、髪の毛を引っ張ったりしてしまうため、頭皮や髪の毛へ強いダメージを与えてしまいます。
特に、髪の毛同士で摩擦が生じ、キューティクルが開きやすくなったり切れ毛の原因にもなります。
また、髪の毛が絡まっていたりボサボサのままだとシャンプーが髪の毛全体に行き渡りにくくなり、大量のシャンプーが必要になることもあります。
泡立たず、途中でシャンプーを足す人は髪の絡まりなどが原因の可能性があります。
シャンプーは必要ですが、1回にたくさんの量を使うと頭皮や髪の毛にもよくありません。
その他、髪の毛は1日に抜ける量が決まっています。その髪の毛が残ったままシャンプーをすると髪が絡まりやすくなります。
その4.ブラッシングをすることで頭皮の血行が良くなる
よく、健康な髪の毛のためには頭皮の血行が良くないといけないと言います。日頃のブラッシングにも、頭皮の血行を良くする働きがあります。
シャンプー前にブラッシングをすることで、上記のような効果だけではなく、頭皮の血行も良くしてくれます。
特に、育毛効果のあるシャンプーなどを使う場合は、血行が良い方が頭皮への成分の浸透も良くなります。
また、ブラッシングをすることで頭皮の毛穴に詰まっている皮脂汚れなども落ちやすくなります。
頭皮は、髪の毛の状態を良くするだけではありません。頭皮の状態がいいと、顔のたるみも軽減されると言います。
シャンプーをする入浴時は体が温まって血行が良くなります。そのため、その前にブラッシングで頭皮をマッサージしておくとさらに血行が良くなり頭皮の状態が良くなりリフトアップ効果も期待できると言われています。
梳かせばいいだけじゃない!正しいシャンプー前のブラッシング方法
シャンプー前のブラッシングは、ただ梳かせばいいというものではありません。
よくゴシゴシとブラッシングしている人がいますが、それでは髪の毛や頭皮を傷めてしまいます。
髪の毛や頭皮を傷めない為にも、正しいブラッシング方法を覚えて負担を軽減させましょう。
その1.最初は毛先から梳かして絡まりをほぐす
ブラッシングをする時、必ず最初は毛先から梳かしていきます。
特に髪の毛が長いと、毛先が絡まってしまうことがあるので、絡まりをほぐすようにしながら梳かしていきます。
もし、毛先が絡んでいてブラシの通りが悪い場合は、毛先にオイルなどを付けると絡まりも改善されます。
無理にブラッシングをすると髪の毛が切れてしまう可能性があるので、注意しましょう。
その2.毛先がほぐれたら耳の高さぐらいから髪を梳かす
毛先がほぐれたら、今度は髪の中間部分(耳の高さあたり)から毛先に向かって梳かしていきます。
この時も毛先同様、絡まりをほぐすような感じで梳かしていきます。
整髪料などをつけていて髪の毛の通りが悪い場合は、毛先同様オイルを使うと絡まりを改善できます。
また、整髪料の場合は梳かしていくと絡まりは改善していきます。この時も、無理にブラッシングをするのはやめましょう。
その3.頭頂部から髪を梳かし絡まりをなくす
絡まりが取れたら、最後に頭頂部分から髪を梳かしていきます。この時、最初はストレートヘアにするように真っ直ぐにブラッシングをしていきます。
引っかかりがなくなるように髪の毛を絡まりがなくなったら、次は頭皮のマッサージとシャンプーしやすいようにブラッシングをしていきます。
髪の絡まりがなくなったら、頭の形に添ってブラッシングしていきます。簡単に言うと、後頭部に向かってブラッシングをするような感じになります。
後ろで髪を束ねる時のように、後頭部に向かって髪の毛を梳かしていくと頭皮全体にもブラシが行き渡るので、頭皮の汚れも落ちやすくなります。
また、前髪も真っ直ぐと梳かすのではなく、オールバックになるように梳かしていくようにします。
ブラッシングに使いたいブラシ・クシの選び方
ブラシやクシには様々な種類があります。シャンプー前にブラッシングをする場合、どういったものが最適なのでしょうか。
ブラシ選びで特に気を付けなければいけないのが、次のような点です。
- 髪に静電気や摩擦を起こさせないもの
- 頭皮を傷めない、刺激を与えないもの
- 髪の絡まりをほぐしてくれるもの
静電気を起こさず、頭皮を傷めないブラシとして有名なのが「クッションブラシ」です。
クッションブラシとは、クシがついている部分の土台がクッションになっていて、先端が丸くなっているため頭皮への負担も軽減されます。
ブラッシングする時、スタイリングする時のブラシと同じものを使ってしまう人が多いと思いますが、頭皮や髪への負担を考えるとスタイリング用とブラッシング用を使い分けるようにしましょう。
また、髪の絡まりをほぐすために目の細かい「つげ櫛」などを使う人もいますが、つげ櫛はブラッシング用というよりは髪の毛を乾かした後に使う方が髪のツヤにも繋がります。
シャンプー前のブラッシングは必要ないという声もある
実は、シャンプー前のブラッシングは必要ないという声もあります。
一部の美容師さんなども「美容室ではシャンプー前にブラッシングをしないから必要ない」と言っています。
しかし、美容室に行く時にはスタイリング剤などを使わず、前もってしっかりとブラッシングをしてから行くという人が多いと言われています。
そのため、美容室に行っても髪が絡まっていないためブラッシングが必要ないという声もあります。
スタイリング剤などを使わず、手ぐしをした時に全く絡まりのない場合は、そのまま髪を洗っても大丈夫です。
しかし、使うシャンプー量などを考えると、やはりブラッシングをした方が髪や頭皮への負担は軽減されます。
髪や頭皮を労わりたい人はシャンプー前のブラッシングは欠かせない
シャンプー前のブラッシングは、髪のほこりや頭皮の汚れを落としやすくしてくれます。
もちろん、その効果も大事ですが、ブラッシングをすることで髪への摩擦や使うシャンプーの量を減らすことができます。
これは、髪や頭皮への負担が少なくしてくれるため、美髪には嬉しい利点です。
髪や頭皮に負担をかけずに労わりたいという人は、ちょっとひと手間になりますがシャンプー前のブラッシングは大事です。
今、髪の毛が傷んでいる人や頭皮状態が気になるという人は、シャンプー前のブラッシングを始めると状態が変わるかもしれませんよ。