パーマ
パーマの後にトリートメントはNG?パーマ後の正しいケアとは
パーマの後にトリートメントを使う場合、パーマをした髪に合わせて、
- トリートメントのタイミング
- トリートメントの種類
に気を付けなくてはいけないのです。
パーマの後にトリートメントをする際の注意点や正しいケア方法を紹介します。
パーマにトリートメントを使うととれちゃうって本当?
パーマの後にトリートメントを使うと、パーマが取れやすくなってしまいます。これは、トリートメントのタイミングや種類が関係しています。
パーマ後すぐのトリートメントは危険!
パーマをした髪は施術によって傷んでおり、出来るだけ早くケアをしなくては、と思いがちです。しかし、パーマ後すぐのトリートメントはパーマが取れやすくなってしまいます。
パーマは薬剤を髪の内側に浸透させ、それによって髪にカールを生み出しています。この薬剤が髪に完全に定着する事で、パーマで生み出したカールが髪に残るのです。この薬剤が定着するまで大体24~48時間程度かかります。
パーマの薬剤が定着する前にシャンプーやトリートメントをしてしまうと、薬剤が髪の内部から押し出されてしまいます。パーマの薬剤が押し出されてしまうと、その分パーマのカールも弱まりますから、パーマが取れやすくなってしまうのです。
トリートメントの種類によってはパーマが取れやすくなる事も
パーマが定着した後でも、トリートメントの種類によってはパーマに影響を与えてしまう場合があります。
- くせ毛用トリートメント
- 髪のうねりを防ぐタイプのトリートメント
このタイプのトリートメントは、髪のクセを取り除き、真っ直ぐな状態に保つ効果があります。この効果は、パーマで作ったカールにも影響を与えます。トリートメントの効果がパーマで付けた癖を取り除いてしまうのです。
パーマをかけた際は、パーマを取り除いてしまうような効果のあるトリートメントは避けなくてはいけません。パーマをかけた後は、普段使用しているトリートメントの効果を確認するようにしましょう。
パーマ後の正しいトリートメントの仕方
パーマ後の髪はパーマ用の薬剤によってキューティクルが傷んでいます。この状態で放っておくと、
- 髪のパサつき
- 枝毛
- 切れ毛
といった髪トラブルにつながります。パーマ後の髪は、ダメージケアをしてあげる必要があります。
パーマ後の髪をケアするには、パーマをかけた髪に合わせたトリートメントの選び方や使い方が大切です。以下の注意点とやり方のポイントを抑えておきましょう。
パーマ後すぐはトリートメントを使わない
パーマをしてから数日はトリートメントを使ってはいけません。
- 施術の際使用した薬剤の種類
- パーマに必要な薬剤の量
等、パーマの内容によって定着までの時間に違いがありますが、多くの薬剤が定着するのに1、2日分の時間がかかります。この間はトリートメントをしないように気を付けましょう。
トリートメントだけでなく、シャンプーも薬剤に影響を与えます。パーマをした当日と次の日の夜までは、お風呂でのヘアケアは避けて下さい。どうしても髪のごみや絡まりが気になる場合は、目の粗いコーム等で髪をとかしてあげて下さい。
パーマ用のトリートメントを使用する
トリートメントには様々な種類があります。その中には、
- パーマで傷んだ髪をケアする効果
- パーマのかかりを長持ちさせる効果
のあるタイプも存在しています。パーマをかけた後は、これらのトリートメントでケアをしましょう。
- ストレートヘアを作る効果
- 髪のクセやうねりを取り除く効果
がなければ、
- 保湿成分に優れているタイプ
- 髪の負担を最小限に抑えているタイプ
もおすすめです。パーマ用の明記がないトリートメントしかない場合は、これらの効果を含んでいるトリートメントを活用しましょう。
トリートメントの使い方にも、コツが必要です。
- 髪の水気をしっかり切っておく
- 傷みやすい毛先から髪の中程までに、もみ込むようにトリートメントを付ける
- シャワーキャップやタオルで髪を包み、3~5分程度放置する
トリートメントを使う時は、これらのコツをしっかり押さえておきましょう。
髪に水分がある状態でトリートメントを使用すると、水分によってトリートメントの成分が流れ出してしまい、十分な効果を発揮できません。しっかり水気を切っておきましょう。
髪は毛先から中程が特に傷みやすい部分です。この辺りを中心に、トリートメントが髪全体に行き渡るようにトリートメントを塗って下さい。毛先の痛みや枝毛が気になる場合は、重ね付けがおすすめです。
パーマ後の髪は施術によるダメージを負っています。トリートメントを浸透させる時間は多めにとるようにして下さい。この時に、
- シャワーキャップ
- アルミキャップ
- タオル
等で、髪を被ってあげると、トリートメントの浸透を助けてあげる事ができます。
美容院でのケアも忘れずに
パーマを長持ちさせるには、お家でのケアだけでなく美容院でのケアも大切です。美容院によっては、
- 美容院専用の機械
- サロン使用のケアアイテム
等、お店だからこそ出来るケアを行ってくれる場合があります。
また、パーマを受ける前のカウンセリングも大切です。
髪へのダメージを抑えたい
パーマ後も髪のツヤ等を維持したい
等といった場合、忘れずにその旨を美容師さんに伝えるようにしましょう。カウンセリングの際に相談しておけば、そうした心配や要望を考慮した上でパーマをかけてくれます。
施術後は、
- パーマ液が定着するまでの時間
- パーマを維持するのに必要なケア
等を聞いておきましょう。パーマによって定着に必要な時間やケアの方法が違っていきますので、忘れずに確認するようにして下さい。
また、美容院によってはパーマ用のケアアイテムを取り扱っている場合もあります。こうしたアイテムを使ってケアするのもおすすめです。
パーマ後のトリートメントはタイミングとトリートメントの種類に注意!
パーマ後の髪にトリートメントをする際は、トリートメントをするタイミングや、トリートメントの効果に注意して下さい。注意点を押さえてしまえば、ケア自体はとても簡単です。
正しくトリートメントを使用して、きれいな髪とヘアスタイルを楽しんでください。