白髪染め
妊婦さんが白髪染めをしても大丈夫?赤ちゃんへの気になる影響
そこで今回は、妊娠中の白髪染めについて、一緒に考えたいと思います。
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妊娠中の白髪染め、気になる赤ちゃんへの影響は?
白髪染めをすることで、一番心配なのはやはり赤ちゃんへの影響ではないでしょうか。ヘアカラーにはたくさんの化学成分が含まれているので、皮膚から吸収されて赤ちゃんにも悪い影響を与えるのではないかと、心配になるのは無理もありません。
しかし結論から言うと、白髪染めなどのヘアカラーをすることで、胎児に影響があるという医学的な根拠はありません。厚生労働省が指定する妊婦の指定薬品にも、白髪染めに使われている成分は含まれていません。
ただし、一般的には妊娠中はヘアカラーを行わない方がいいと言われています。市販のヘアカラーには妊婦の使用を控えるよう明記されているものもありますし、美容院でも施術を断られる場合があるようです。その理由については、次の章でご説明しましょう。
妊婦さんがヘアカラーで白髪を染めない方がいい理由4つ
では、なぜ妊婦さんは白髪染めをしない方がいいのでしょうか。以下に主な理由をご紹介しましょう。
ヘアカラーのツンとした臭いで、気分が悪くなる場合がある
妊娠中はつわりで臭いに非常に敏感になっている人もいます。普段は大丈夫な臭いでも、気分が悪くなる人も。
ヘアカラーはツンとした刺激臭がするものが多いので、妊婦さんの体調を考慮すると、控えておいた方がいいという意見が多いようです。
薬剤で頭皮が荒れたり、アレルギー反応が出る場合も
妊娠中はホルモンバランスの変化で、ちょっとした刺激で過剰に反応が出たり、体調を崩す場合があります。
普段は使用して問題ない薬剤でも、頭皮が荒れたり、アレルギー反応を起こす可能性はゼロではありません。妊婦さんの体調を守るためにも、白髪染めは控えた方がいいようです。
長時間同じ姿勢を取ることで、体に負担になる可能性が
白髪染めを行と、美容院でも自宅でも薬剤を浸透させるために一定時間待たなければなりません。
妊娠中は体が重くなっているばかりでなく、体調も不安定になりやすいため、長い時間同じ姿勢を取ることが、思った以上に妊婦さんの体に負担をかける可能性があります。
胎児への影響がゼロだとは言い切れない
現在、カラーリングの薬剤に含まれる成分が、胎児に影響を及ぼすという医学的な根拠はありません。しかし一方で、絶対に影響がないという確証もありません。
万が一何かあった時に後悔するぐらいなら、控えておいた方が無難かもしれませんね。
どうしても白髪が気になる人へ。白髪を隠すおすすめの方法
それでもやはり、白髪が気になる、隠したいという人はいらっしゃると思います。そんな人におすすめの方法をまとめました。
白髪染めシャンプーやトリートメントを使用する
白髪染めのように即効性はありませんが、妊娠中に白髪を隠したいなら白髪染めができるシャンプーやトリートメントがおすすめです。
従来のシャンプーやトリートメントと同じように使用するだけで、徐々に白髪が黒く染まり目立たなくなります。ただし、一度では染まり切らないので、何度か繰り返し使用する必要があります。
白髪染めヘアマニュキュアを使用する
即効性もあり、頭皮にも優しい方法でというなら、ヘアマニュキュアがおすすめです。髪の内部にまで色を入れるヘアカラーと違い、外側に色素を吸着させるので、頭皮や髪にダメージを与えず白髪を染めることができます。
ヘアカラーを行うなら、妊娠初期を過ぎてから
白髪の量が多いなどの理由で、やはりヘアカラーがいいという人は、妊娠初期(15週まで)は避けた方が無難です。妊娠初期は赤ちゃんの脳や内臓が作られる重要な期間で、最も薬剤などの影響を受けやすい時期だからです。
また、カラーリングの際は手袋をはめて、直接皮膚に薬剤が当たらないようにし、換気をしっかり行って臭いがこもらないようにしてください。多少費用が高くなりますが、妊婦さんのヘアカラーに対応してくれる美容院で施術を受けるとより安心ですね。
妊娠中の白髪染めは、体に負担をかけないよう行うことが大切!
いかがでしたか?妊娠中の白髪染めというと、まず赤ちゃんへの影響が気になってしまいますが、実は妊婦さんの体調に考慮して、控えた方がいいと言われていることが多いようです。
最近は妊娠中でもおしゃれをしている人が多いですし、仕事や友人とのランチなど出かける機会があると、どうしても白髪は気になってしまいますが、まずは体調が最優先です。
シャンプーやトリートメントでも染料が気になる人は、妊娠中は染めないという選択もありでしょう。赤ちゃんや自分の体調を守ることを、身だしなみより優先したあなたを、周囲は温かく受け入れてくれると思いますよ。