生活習慣
ロングヘアは傷みやすい!寝るときのヘアケアで美髪をキープ
しかもクセを翌朝直そうとしても、なかなか直らないことも。パサついた髪もそのままになってしまうことも多いでしょう。朝の忙しい時には困ってしまうものです。
そんなロングヘアの悩みを解決するためには、寝る前のケアが重要。寝る前にはどのようなヘアケアをすれば髪を傷めずにすむのか、翌朝ツヤのある美しい髪でいられるにはどういった点に注意すればいいのか、について紹介しましょう。
寝ている時に髪は傷む!その原因を把握
トリートメントをしているのに髪が傷んでいる、ということもあるでしょう。それは、寝ている時に、髪や頭皮にダメージを与えているからです。ロングヘアの場合は、より大きなダメージを受けてしまうのです。
傷みやすくなる原因は摩擦によるもの
ロングヘアが傷みやすくなる原因は、寝ている時の摩擦が大きな原因です。何度も寝返りをうつことや、パジャマや枕との間で起こる摩擦によって、髪表面のキューティクルが剥がれてしまうのです。
キューティクルが剥がれてしまうと、髪内部の水分が蒸発してしまい、髪が乾燥しパサついてしまい、枝毛もできやすくなります。
ロングヘアの場合、髪の量も多く、広い範囲で髪同士の摩擦も起こりがち。そのため、キューティクルも剥がれやすいのです。さらに、髪同士も絡まりやすくなるので、切れ毛もできやすくなります。
寝る前のドライヤーの使い方が間違っている
髪を乾かさないで寝ると頭皮環境も悪くなりますし、髪も傷む、ということはご存知の方も多いでしょう。特にロングヘアの人の多くは、ドライヤーで髪を乾かしているはず。しかし、そのかけかたが間違っていることが、髪を傷める原因となっていることもあります。
一つはドライヤーを髪に近づけすぎていること。ドライヤーからは100~110℃の温風が出ていると言われています。早く乾かしたい、と思う気持ちは分かりますが、それほど高い温風を髪に近づけていれば髪はダメージを受けますよね。
特に毛先などは熱さを感じにくく、温風の影響を受けやすいもの。そのため髪がパサついてしまうのです。
もちろん、髪を乾かさないのは、髪を傷める原因となります。濡れた髪はデリケートな状態で、そのまま寝てしまうと摩擦の影響も受けやすいです。キューティクルも剥がれて髪はパサパサになってしまいます。
ヘアスタイルを変えるだけで髪をダメージから守る
ロングヘアの髪を傷めないためには、寝ている時の摩擦から髪を守ることが大事です。そこで、寝る時のヘアスタイルに注意してみましょう。
摩擦を起こさないヘアスタイルで寝る!
髪を乾かした後、そのまま寝てしまう、という人も多いでしょう。髪を乾かしたら長い髪を一つにまとめてしまいます。まとめることで、寝ている時の摩擦を防ぐことができ、髪の毛が絡まるのも予防できますね。
結ぶ際にはキツく結ばずにゆるめに結ぶのがポイント。ゴムでキツく結んでしまうとクセになってしまうので、ゆるくまとめるようにしましょう。
- お団子にして高く結い上げる
- ゆるく三つ編みをする
- 二つ結び
といったアレンジもおススメです。
簡単にヘアケアに役立つアイテムを利用する
カーラーなどを巻いて寝るのもいいですが、夜寝る時に活躍するアイテムにはいろいろあります。その一つがスポンジカーラー。スポンジなのでやわらかく、使い方も簡単。ゆるいウェーブができるので、翌日のヘアアレンジにもおススメです。
ナイトキャップをかぶるだけでも、摩擦や絡まりから、髪を守ることができます。素材もいろいろ。人気なのがシルク素材とコットン素材です。
保湿効果が高いので乾燥対策になります。吸湿性や放湿性にも優れているので、汗を吸収しやすく、キャップの中が蒸れにくいというメリットも。シルクに含まれるタンパク質で美髪になれるとも言われています。ただし、手洗いが必要など手入れが少し面倒かも。
通気性に優れ、静電気も起こりにくいのがコットンの特徴です。天然コットン100%であれば、肌への負担もありません。皮膚の弱い人にはおススメ。シルクよりも美髪効果は劣りますが、低価格でお手入れもしやすいです。
髪をダメージから守るロングヘアにお勧めのヘアケア
ロングヘアをダメージから守るためには、寝る前にどのようなケアが必要なのでしょうか?またヘアケアにおける注意点も知っておきましょう。
寝る前の洗い流さないトリートメントで美髪
洗い流さないトリートメントとは、基本的に髪を乾かした後につけるトリートメントです。ツヤを出す成分と保湿成分が配合され、髪の内部に浸透して髪の毛のダメージから守ってくれます。
洗い流さないため、有効成分が長時間にわたって髪のない美に浸透するというメリットがあります。寝る前に使うことで、有効成分がしっかりと髪の内部に行き届くのです。
タイプもいろいろありますので、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
- オイルタイプ…油分が多く髪をコーティングする働きが高いです。ツヤのない髪におススメ。
- ミルクタイプ…使い心地がサラッとしていて使いやすいです。
- ジェルタイプ…髪の毛の内部に浸透しやすく保湿に優れています。
- ミストタイプ…髪にスプレーするだけなの、手軽に使えます。
髪を傷めないドライヤーのかけかた
ロングヘアの場合、生乾きになりやすいもの。そのままでは頭皮に雑菌が増えやすく、髪もパサつきやすくなります。パサつきにくい髪になるためには、正しい方法でドライヤーをかけることが大事です。基本的には、
- 髪の根本から乾かすこと
- 仕上げに冷風を当てること
を守ること。ドライヤーは髪から20cm程度離して使いましょう。
また、マイナスイオンドライヤーを使うのもおススメです。マイナスイオンドライヤーは、空気中の水分をマイナスイオンに変換して風と一緒に髪に当てることで、髪の水分を守ってくれる働きがあります。乾燥対策になりますし、髪もサラサラになりますよ。
寝る前のブラッシングは非常に効果的
寝る前にきちんとブラッシングをしていますか?寝る前のブラッシングは頭皮や髪にいい影響を与えます。一つは、髪の絡まりを防いでくれること。もう一つは、適度な刺激で頭皮の血行をよくしてくれることです。
使用するブラシにも配慮しましょう。猪毛や豚毛を使ったブラシは髪を傷めずに使えます。ていねいにブラッシングをすることと、地肌に適度な刺激を与える程度の強さでブラッシングすることが大事です。
質のよい睡眠は美しい髪を作る基本
食生活や運動など生活習慣の見直しも大切です。特に質のよい睡眠は美しい髪を作るためには必須です。質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、細胞分裂を活発にします。頭皮の新陳代謝も促され、健康な髪を育てることができます。
早寝早起きを心がけるとともに、決まった時間に寝て、決まった時間に起きる習慣をつけましょう。そうすることで、寝不足になるのを防ぎ、熟睡できるようになります。
セルフケアとプロのケアで美しいロングヘアをキープ
美しいロングヘアを保つには、それなりの努力が必要です。髪を乾かしたり、トリートメントをしたりすることを習慣にすれば、それほど面倒ではなくなるでしょう。
サラツヤのロングヘアはとても美しいものです。今はパサつきが気になっていても、ケアをすることでしっとりとした美髪になるのも夢ではありません。
そうはいってもセルフケアには限界があります。定期的に美容院に行って、プロの美容師にケアをしてもらうようにしましょう。