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育毛

女性向け育毛剤の効果が知りたい!正しい使い方をしないと損する

最近では薄毛やダメージによる脱毛に悩む女性人口は増え、年齢層も幅広くいることがわかっており、様々な「女性用育毛剤」が開発されています。

ここで気になるのは「女性用育毛剤」の底力ですよね。

男性用の育毛剤と一体何が違うのか、その効果や正しい使い方を知りたくはありませんか?効果を知ることで、「実は自分にこそ必要だった!」と気がつくこともあるかもしれません。

今や多くの女性にとってマストアイテムのひとつとなっている女性用育毛剤の基礎知識について学んでみましょう。


女性用の育毛剤にはどんな効果が期待される?

女性のために開発されている育毛剤は、単純な「毛生え薬」ではなく健康的、かつ美容的にも重要な効果を多く含みます。

髪が減ってしまうことで起こる色々なマイナス要因にも働きかけることができるため、総合的な美髪対策にも繋がることが多いのです。

脱毛量を抑え、発毛サイクルを改善に導く

育毛剤に期待される最大の効果はなんだと思いますか?

「毛がフサフサの状態になること」…その通りだと思いますが、毛がフサフサの状態を「どのように作るか」というのもポイントです。

  • 発毛量を増やす
  • 脱毛量を減らす

女性の薄毛で最も多い理由が「脱毛量が増える」というもの。

髪の毛のサイクルは女性ホルモンの働きによってコントロールされているのですが、加齢やストレスなどによって女性ホルモンの働きが鈍くなると発毛スピードよりも脱毛量のほうが上回ってしまい、女性に多い「びまん性脱毛症」などの状態を起こします。

つまり女性の場合、発毛量を増やすことよりも脱毛量を減らすことのほうが優先順位が高いのです。

女性用の育毛剤はこの「脱毛量を減らす」という働きに特化した配合になっているものが多くなっています。

コシやハリをキープできる健康的な髪を作る養毛効果

脱毛量を減らしただけでは、実は女性の薄毛は解消されません。

髪の毛そのものが細くなってしまっていると、たとえ脱毛量がそれほど多くなくても地肌が透けて見えてしまい、髪の毛が薄くなったような見た目の悩みに対して効果的ではありません。

また、ぺたんとコシの無い髪の毛は自由なヘアスタイルを作りにくく、日中のスタイルキープも難しくなってしまいます。

女性用育毛剤の場合、こうした「髪の毛のハリ・コシ」を強くする成分も配合されているため全体的になんとなく少なくなったように感じる頭髪やスタイル維持が難しくなったと感じる弱った髪の毛を強くする目的としても効果があります。

女性ホルモン分泌バランスの乱れによって起こる炎症抑制

女性ホルモンには発毛・育毛をコントロールする働きと同時に、痛みやかゆみなどの炎症を抑える働きがあります。

すなわち女性ホルモンの分泌力の低下は地肌の炎症が制御しにくい状態を作り、その炎症が発毛を抑えたり育毛を阻害したりするリスクが高くなります。

女性用育毛剤に含まれる成分の中には、こうした女性ホルモンの分泌の乱れを整える作用を持つものが多く配合されており、炎症を抑えて健やかな髪を育てる地肌づくりに役立つとされています。

美髪づくりは髪のケアだけではなく、その土壌となる地肌の状態を整えることから始まるのです。

潤い補給し頭皮環境を整える保湿対策

地肌の状態は炎症を抑えただけでは整いません。適度な水分と油分がバランスよく頭皮を覆い、髪と地肌に薄いバリア膜が張られていることで初めて「健やかな頭皮環境」と言えます。

しかし、ホルモンのバランスが崩れていたり、加齢や紫外線ダメージなどで頭皮が荒れやすくなっていると、水分を保つことが出来ずにこの頭皮環境が著しく低下します。

潤いを失ってしまった頭皮は細菌などが繁殖しやすくなり、炎症、乾燥から脱毛を起こしやすくなります。

どれだけ発毛に良い成分を外部から補給したとしても、潤いがない地肌は髪を上手に育てることが出来ません。お肌のケアと同じで、頭皮にも潤い補給は欠かせないのです。

血行を促進し髪に栄養を届けやすくする代謝アップ効果

炎症を抑え、水分を補給し、適度に油分を与え…これだけでもある程度の効果はありますが、健やかな美髪を育てるにはもう1点切り離せないポイントがあります。それが「血行」です。

頭皮には細い血管が張り巡らされており、それらを通って栄養が髪へと届けられます。髪が太く、脱毛しにくいコシの強い状態に育つためにはこの血液からの栄養補給が何より重要。血行不良はこの髪への栄養補給を阻害する大きな要因となります。

女性の場合、特に筋肉や血管が男性よりも細いために、様々な理由ですぐに血行が悪くなります。

肩こり、首こりはもちろん、目の疲れ、内臓疾患、肥満、生活習慣の乱れにも簡単に左右されるため、頭皮の血行不良から代謝が衰え「抜け替わり」がうまくいかないという人も多いのです。

女性用育毛剤にはこうした血行不良を改善するサポートができる成分も含まれており、頭皮の「めぐり」を根本から改善しやすい状態へと導きやすくなっています。

外部要因となるダメージから頭皮や髪を守る予防効果

与える、改善するだけではなく、ダメージの追加要素を軽減する効果があるものもあります。

髪にとって、外部のダメージというのは実は色々なものがあります。

  • 紫外線
  • 大気中のゴミや有害物質
  • ヘアスタイリング剤などによる化学ダメージ
  • ドライヤーなどによる熱ダメージ

これらの外部ダメージも蓄積すると脱毛や薄毛の原因となりうるため、予め受けるダメージを予防したり軽減したりする必要があります。

女性用育毛剤にはこうした外部ダメージの要因を防ぐ効果があるものもあり、「育毛しながらダメージ予防もできる」といったオールインワン的要素も魅力のひとつとなっています。

育毛剤に正しい使い方ってあるの?男性用は女性には適さない?

女性用育毛剤は日常的に使うヘアスタイリング剤とはその目的や効果が異なります。

といってもそれほど難しい使い方ではないため、基本的なポイントを抑えておけば誰にでも続けることが出来ます。

基本的には「女性は女性向けのもの」を使うことが重要

育毛剤を選び、使うということにおいて一番重要と言えるのが「自分の脱毛や薄毛の原因に合っているものを使い続ける」こと。

これを踏まえると、女性が男性用の育毛剤を使用するのはあまり良い効果を得られません。

なぜかというと、女性に多い脱毛や薄毛の原因と、男性の薄毛や脱毛の原因は根本的には全く違うということがわかっているからです。

男性に多い脱毛は主に男性ホルモンによるもの
多くの男性が悩む薄毛や薄毛は、主にテストステロンという男性ホルモンが酵素によって変化し、前頭部や頭頂部の育毛を妨げる作用が働くことによって起こるものです。

そのため、男性用育毛剤はこの酵素を抑制したり、テストステロンの分泌量を抑えるなどの作用がある成分が多く配合されています。

女性に多い脱毛は女性ホルモンや生活習慣によるもの
ほとんどの女性に多い薄毛の原因は、先述した通り女性ホルモンの乱れや生活習慣の乱れによる体質の変化です。

男性のようにつるつるの状態まで脱毛が進行することはあまり多くなく、全体的に髪のボリュームが減ったり、頭皮が透けて見えるなどの状態です。

そのため女性ホルモンの乱れを整えたり、血行を促進させるなどの効果に重点が置かれています。

男性用育毛剤にも多少の効果はあるかもしれませんが、根本的な原因から症状の出方まで異なります。早く効果を実感したいのであれば、その原因に合わせた成分を多く配合しているものを使うほうが近道です。

結果的に時間もコストも短縮できるので、女性には女性向けの育毛剤のほうが継続しやすくなることが多いと考えられています。

塗るタイプの育毛剤は頭皮を清潔にしてから使う

育毛剤には「外側用」と「内側用」がありますが、大半の人がイメージするのは塗るタイプの育毛剤なのではないでしょうか。

  • 液状のもの
  • ジェル状のもの
  • クリーム状のもの

色々なタイプがありますが、基本的には自分の使いやすいものでOKです。

どのタイプのものを使うとしても、まずは頭皮を清潔にした状態で使うようにして下さい。

頭皮に余計な油分や汚れが付着したままだとそれらが頭皮への浸透を妨げ効果が薄れる場合がありますし、有害物質と育毛剤成分が化学反応を起こし、肌荒れやかぶれを引き起こすリスクも高くなるので注意をして下さい。

飲むタイプの育毛剤は継続して使用量を守る

飲むタイプのものの成分のほとんどは、髪や皮膚を作るためのビタミンやミネラルとなっています。

サプリメントを想像していただければわかると思いますが、こうした栄養素は一度に大量に摂取することは難しいですし、したとしても育毛には繋がりません。

髪には毛周期というものがあり、まだ頭皮の内側で作られている時から脱毛するまでのサイクルはおおよそ4〜6年とされています。この長いサイクルの中で強い髪、健やかな髪が育てられていきますので、じっくりと継続することが必要になります。

体質や髪質といった「質」を変えるには早くても半年、1年はかかるとされているので、飲むタイプの育毛剤の効果が目に見えるようになるまでは最低でもそれくらいの継続が必要です。

必ず使用量目安を守りながら無理のない継続を心がけましょう。

意外と多い!「気になった時だけ育毛剤」は間違い

これまでに述べた通り、女性向け育毛剤は即効性のある毛生え薬では無いため、薄毛や脱毛量が気になった時だけ使用してもほとんど効果はありません。

それどころか、不定期な栄養補給によって細胞のターンオーバーサイクルに乱れが生じたり、過剰な栄養バランスが起きて地肌に生息する常在菌が不必要に活性化し増殖し過ぎてしまいかゆみや臭い、脱毛の原因につながる可能性もあります。

女性の育毛はお顔のスキンケアと一緒です。

気になった時だけ美容液を塗りたくってもあまり効果がないのと同じだと思っていただければ、継続することの重要性をなんとなくイメージができるのではないでしょうか。

▼育毛剤を選ぶ際はコチラを参考にしてください!

育毛剤のオススメ

育毛剤を正しく使うためにも客観的な意見を得ることが大切

「育毛剤は男性が使うもの」というイメージをお持ちの方はもはや少数派なのかもしれません。それくらい、今や豊富な種類の育毛剤が開発されていますし、女性でも気軽に手に取れるようになっています。

脱毛症、薄毛症はエイジングケアが浸透した現代では「二人に一人は抱えている」お悩みのひとつ。そのため選択肢も多々ありますし、情報もかなり増えてきました。その分、誤った使い方や選び方をしてしまっている人も増えているのです。

この誤りを防ぐには、客観的な視点で自分の頭皮状態、脱毛の原因を見極めることが大切です。そのうえで最も適しており、かつ安全性が高いのは脱毛外来、薄毛外来など専門家がいるクリニックなどで自分の毛髪の状態を観察してもらうこと。

正しい原因や対処法がわかっていれば、育毛剤のチョイスに迷うことも、使い方を間違えることも少なくなります。更に継続して効果が出始めたときにも、いち早く「結果」を実感する目安を得ることが出来ますよ。

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