フケ
フケの対策!肩、頭皮や髪の毛で目立つフケを何とかする
フケはもともとの髪質や体質が影響しているわけではありません。食事や睡眠、運動といった生活習慣、ブラッシングやシャンプー、ドライヤーの使い方といったヘアケアが主に原因となって起こります。
つまり生活習慣やヘアケアを変えるだけで改善できる可能性が高いのです。正しい生活習慣、ヘアケアを身に着けておくと、今後もフケで悩むことが少なくなりますよ。フケに悩む方のために対策を紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
粉のような乾いたフケ、乾燥フケを改善する対策
フケには主に二つの種類があり、細かい粉のようなサラサラとしたフケは乾燥フケに分類されます。乾燥フケの原因もいくつかありますので考えられる改善策について紹介していきますね。
シャンプーの間違いを改善、頭皮に優しいケアに変える
乾燥フケは頭皮の乾燥が原因ですから頭皮ケアを変えて頭皮をいたわり乾燥を防ぎましょう。頭皮に優しいケアの主な改善ポイントについてまとめてみました。
- シャンプーを見直す
- シャンプーによっては洗浄成分が強く頭皮に必要な潤いまで洗い流してしまうものがあります。
まず使用しているシャンプー剤のラベルを見て洗浄力の強い成分が配合されていないかをチェックしてみましょう。
洗浄力の強い成分として代表的なのが合成界面活性剤の一種である「ラウリル硫酸Na」です。おすすめは洗浄力がマイルドはアミノ酸系の洗浄成分を使っているシャンプーです。
中にはフケの改善に特化した成分が配合されているシャンプーもありますので使ってみましょう。
- シャンプーは一日一回が基本
- フケが見つかると頭皮が汚れている、フケを全て落とそうと考えてしまってシャンプーの回数を増やそうと考えてしまいます。
しかしシャンプーで何度も洗ってしまうと、頭皮の乾燥がますます加速してしまいますよ。シャンプーの頻度は一日一回が基本。どうしてもべとつきが気になるときはお湯で流すだけでも十分汚れは落ちますよ。
- 洗い方を見直す
- シャンプーをするときに爪を立ててゴシゴシと頭皮をこすっていないでしょうか?頭皮をこすると頭皮が傷ついて乾燥しやすくなりますので、爪を立てず力を入れ過ぎず指の腹でマッサージしながら洗うようにします。
またシャンプー剤が残っているとこれが雑菌のエサとなり脂性フケの原因を作りますので、シャンプーの後はよくすすぐことを心がけてくださいね。
- しっかり乾燥させる
- 頭皮の乾燥が気になると洗髪後のドライヤーを控えようと考えてしまいますが却って逆効果です。
乾燥させないとそれが雑菌の繁殖をすすめてしまいます。乾燥が気になるときはトリートメントやオイルで保湿する、冷風のドライヤーに変えるなどして乾燥対策をとってください。
自分のシャンプーやシャンプーのやり方を見直し、どこを改善するべきかを考えてみましょう。
洗浄力が優しいシャンプーにもいろいろな種類がありますが、相性もありますので自分に合う物を実際に使って試してみるといいですね。
カラーリング、パーマの頻度を見直す
髪のおしゃれにカラーリングやパーマを繰り返していると頭皮の乾燥がすすみます。カラーリングの頻度は2か月から3か月に一度にするのが望ましいです。
頭皮の保湿ケアを取り入れる
髪の毛が乾燥しているとトリートメントやリンスで潤いを与えるケアをしますよね。同じように頭皮も潤いケアをしましょう。おすすめなのは植物性のオイル。
- 椿油
- オリーブオイル
- スクワランオイル
などは全身に使える美容オイルとして知られていますよね。植物性のオイルは刺激が少なく敏感になっている頭皮も優しく潤してくれるのでおすすめです。
ただしつけすぎてしまうと今度は頭皮がべたついてしまいますので、2、3滴を薄く手に伸ばしてマッサージするようにつけるのがコツです。
マッサージ、ブラッシングなどで血行促進
血流が悪くなると頭皮に十分な栄養が届かなくなり、頭皮の状態が悪化、乾燥しやすくなります。そこで頭皮の血行を促進し栄養を届けて乾燥を改善しましょう。
- ブラッシング
- ブラッシングすると頭皮の血行がよくなるだけでなく、毛穴に詰まった汚れを取りやすくする、余分な角質を取ってくれる、髪のもつれをほぐすといったさまざまな効果が期待できます。ブラッシングは朝起きた時、シャンプー前、夜寝る前を目安に1日3回実行しましょう。
- 頭皮マッサージ
- 頭皮のマッサージで血行を促進しましょう。頭皮マッサージは血行を良くするだけでなく郁も効果も期待できますので、髪と頭皮を健康にしてくれますよ。
- 適度な運動
- 運動不足になると体が冷えて血流が滞りがちになります。適度な運動を取り入れることで美容や健康効果も高められますよ。
運動するのが苦手という方は例えば電車で座らず立っている、階段をなるべく使うなど日常生活で動く量を意識して増やすだけでもOKです。
食生活を見直してフケを改善する
食事も頭皮の健康状態を大きく左右する要因ですから、フケ改善に効果的な食生活に変えていきましょう!積極的に取りたい栄養素は以下の通りです。
- コラーゲン
- コラーゲンといえばお肌に弾力や潤いを与えてくれる成分ですが、実は頭皮の乾燥改善にも働いてくれるのです。鳥の皮や手羽先、豚足、ふかひれなどに多く含まれています。
- ビタミンC
- コラーゲンの生成時にはビタミンCが欠かせません。いちごやキウイ、レモン、みかんといった果物野菜に多く含まれています。
- ビタミンB
- ターンオーバーを促進してくれます。頭皮が乾燥すると頭皮も固くなりターンオーバーも乱れます。
ターンオーバーの時に新しい角質とともに潤い成分も作られます。ビタミンBは豚肉、わかめ、ひじきなどの海藻類、バナナに多く含まれます。
- 適度な油分
- 過度な油分摂取は皮脂の分泌バランスを崩しますが、油分は肌に潤いを与える大切な役割がありますので適量は必須です。
油分といっても良質な脂を摂取したいのでナッツ類、オリーブ油などの植物性のオイルを意識して摂りいれましょう。
- 大豆製品
- 味噌や豆腐、しょうゆなどの原料となる大豆には女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが豊富に含まれています。
大豆イソフラボンはコラーゲンの生成を促進する、肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。
食事は特定の栄養や食品に偏るのではなくまんべんなくいろいろな物を食べるのがポイントになりますね。
頭皮もフケもベトベト、脂性フケを改善する!
脂性フケはフケの塊も大きく、頭皮全体もべたついており嫌な臭いが発生することもあります。そんな脂性フケアを改善するための対策を紹介していきますね。
シャンプー回数を適正に!頭皮ケアを見直す!
脂性肌の方もシャンプーや頭皮ケアのやり方が誤っていることが原因として考えられますので、改善していきましょう。
- シャンプーを変える
- 脂性フケはマラセチア菌の増殖が原因。普通のシャンプーで洗っても菌自体は落とせないため、フケがすぐに出てきてしまうのです。
そこでマラセチア菌の働きを抑える効果のあるシャンプーに変えてみましょう。
- シャンプーは一日一回
- 洗いすぎ、頻度が少ないのも頭皮の皮脂分泌を過剰にさせてしまいます。頭皮の乾燥が気になる、面倒だからという理由でシャンプー頻度を少なくしている方もいますが、それは間違い。
頭皮は体や顔に皮膚よりも汗をかきやすい場所であり皮脂の分泌量も多いのです。それをそのまま放置しておくと不潔です。
シャンプーを使わなくてもお湯で洗うだけでもいいのでしっかりと皮脂や汚れを落としましょう。
また洗いすぎも皮脂分泌を活性化しますのでシャンプーは一日一回にとどめておいてください。
- 洗い方を見直す
- シャンプーをするときはシャンプー剤を手のひらでよく泡立ててから頭皮につけ、指の腹で優しくマッサージするように洗っていくのがコツです。
- すすぎ残しがないように
- シャンプーやリンス、トリートメントが頭皮に残っていると、脂性フケの原因を作るマラセチア菌の餌になります。
そして菌が大繁殖してフケや臭いが発生するのです。ですからしっかりとシャンプーやトリートメントはすすぎ流してくださいね。
- よく乾かすこと
- マラセチア菌の繁殖をすすめてしまうのが適度な温度と湿気。シャンプーをして乾かさないままずっと放置しているとマラセチア菌の増殖がスピードアップしてしまいます。シャンプー後はしっかりとドライヤーで乾かしましょう。
シャンプー剤を変える、洗い方を見直巣といった基本ケアを見直してみましょう。面倒かもしれませんが、習慣になれば脂性フケが今後も発生しにくくなりますよ。
頭皮の刺激、マラセチア菌の餌になるような物を極力控える
カラーやパーマは頭皮に強いダメージを与えて乾燥性、脂性フケの両方の原因にもなり得るので控える、頻度を少なくします。
頭皮環境を体の内側から改善!食事を見直す
脂性フケは皮脂の過剰分泌が原因で起こりますので、食事から分泌量を適正に保つ努力をしましょう。脂っこい物や甘いものを日ごろからよく食べている方は食べる量を減らします。そして
- 野菜
- 果物
- 海藻類
- 大豆製品
といった食べ物を意識して食べるように心がけてください。また3食しっかり食べないと栄養が不足して皮脂分泌が過剰になりやすいため、食事を抜くのは控えましょう。
睡眠、適度な運動、生活習慣を改善する
睡眠が不足すると菌に対する抵抗力が落ちてしまう、頭皮のターンオーバーも乱れやすくなりますよ。
適度な運動は血行を良くする働きがあります。フケ改善だけでなくダイエットや美容にも効果的ですから、取り入れてみましょう。
ストレスを解消する
ストレスを受けると菌に対する抵抗力も弱くなりますしホルモンバランスも乱れるなど、皮脂の分泌バランスが崩れる原因を作ります。
気になるフケを改善し、フケができにくい頭皮を作る!
乾燥性、脂性、それぞれのフケの改善方法は異なる点もありますが、共通する点も多いことがわかります。
フケができる原因についてよく理解して、生活習慣と頭皮ケアを改めることが改善につながりますよ。
一度身についてしまった頭皮ケアの方法や生活習慣を改善することは簡単ではありません。
しかし今頑張って改善してそれを習慣化しておくと一生涯それが身に付きます。そうすればフケができにくい頭皮を維持できますよ。