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フケ

乾性フケと脂性フケの違いを把握!違いを見極めて正しく対処

きちんと髪を洗っているのに、不潔だと思われてしまうのは心外です。しかしフケが改善されないのは、ケアの方法が間違っているからかもしれません。

そもそもフケの原因を知っていますか?原因を知らないままでは、対策も立てられないというもの。また、フケには乾性フケと脂性フケがあり、それぞれケアの方法も対策も異なります。

自分のフケの原因や種類を把握し、正しい方法でケアをすればフケも出なくなります。フケに関する知識を深め、フケの改善に努めていきましょう。


乾性フケと脂性フケ。それぞれの特徴を把握

自分のフケはベタベタしていますか?それともカサカサしている感じでしょうか?フケには乾性フケと脂性フケがあります。それぞれの特徴や違いを把握しましょう。

頭皮が乾燥しすぎるとパラパラと落ちる乾燥フケに

乾燥フケの特徴はパラパラしていること。肩にフケが…というフケは乾燥フケです。乾燥フケは頭皮の表皮細胞が塊のままはがれ落ちたものが、乾燥フケ。塊となって落ちるのは、頭皮が健康ではない証拠です。

頭皮環境がよければ、表皮細胞は角質層となり、ターンオーバーとともに余分な角質は自然とはがれていきますが、それは目立つものではありません。

フケとして認識できるということは、角質細胞が未熟のまま塊となって頭皮からはがれてしまっている状態。頭皮のターンオーバーが乱れている証拠です。

乾性フケの原因は次のようなことが考えられます。

洗髪のしすぎ
フケが出るとシャンプーをしっかりしようと思い、念入りに頭を洗ってしまうでしょう。その洗い過ぎは乾性フケを悪化させてしまいます。洗い過ぎは頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、バリア機能が低下し水分も蒸発しやすくなります。

頭皮の乾燥を引き起こし、乾性フケにつながる原因には次のようなことも。

  • 過度なパーマやヘアカラー
  • 不規則な生活
  • ストレス
  • 栄養バランスの取れていない食生活
  • 加齢

女性は更年期に入る頃、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少します。それに伴い、毛穴の皮脂量も減少し乾燥しやすくなります。

また、疾患によって乾性フケが出てくる場合もあります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 接触皮膚炎
  • 糖尿病
  • 甲状腺機能低下症

などといった疾患があると乾性フケが出やすくなります。

見分け方としては、

  • 肩にパラパラとしたフケが落ちる
  • フケが細かく白い
  • 念入りにシャンプーをしていてもフケが出る

といった点があります。このような症状がある場合は乾性フケの可能性が高いです。

清潔にしていないとベタベタ脂っぽい脂性フケに

脂性フケの特徴は、ベタベタしていることです。乾性フケのように肩に落ちずに、頭皮にくっついています。皮脂の分泌量が多く汗もかきやすい頭皮。汚れや皮脂もたまりやすいため、皮脂が過剰に分泌されていると脂性フケができやすくなります。

原因は、頭皮が清潔ではないこと。洗髪を怠っていたり、洗髪の方法が間違っていたりすると、頭皮の汚れや皮脂がきれいに落とせずに頭皮にたまってしまいます。それが脂性フケとなるのです。

また、食生活も脂性フケの原因になります。

  • 脂っこい食事が多い
  • ナッツ類が好き
  • 香辛料などをよく使う

といった食生活は皮脂の分泌量を増やし、脂性フケを出しやすくなります。

見分け方としては

  • 頭皮や髪に付着している
  • 黄色っぽい
  • フケが大きい
  • かゆみや炎症が起こっている

といった点をチェックしてみましょう。

脂性フケの場合は常在菌であるマラセチア菌が繁殖してしまい、脂漏性皮膚炎になってしまうこともあります。脂漏性皮膚炎になると、フケが大量に出るほか、ニオイの原因にもなるので早めのケアが必要です。

睡眠不足は乾性フケ、脂性フケ両方の原因になる

不規則な生活や偏った生活は乾性フケも脂性フケも引き起こします。睡眠不足もその原因の一つ。睡眠不足は血行不良やストレスの原因になります。細胞の生まれ変わりの妨げにもなります。

細胞が新しく生まれ変わらないと、ターンオーバーが乱れやすくなります。ターンオーバーの乱れは頭皮の乾燥、もしくは皮脂の過剰分泌につながります。その結果、乾性フケや脂性フケが発生するのです。

乾性フケと脂性フケ。それぞれに合った対策を

乾性フケと脂性フケでは改善方法や対策が異なります。それぞれのフケの改善方法を紹介しましょう。

乾性フケの場合は必要以上に洗髪をしないこと

乾性フケの原因は洗髪のし過ぎです。朝、夜とシャンプーを使って髪を洗っている人は、夜1回にしましょう。洗浄力の強いシャンプーを使わないことも大事です。

洗う際には爪を立てずに、指の腹を使ってていねいにやさしく洗いましょう。すすぎ残しがないよう、よくすすぐことも忘れずに。

バランスの取れた食生活を心がけ、特にビタミンB群を意識して摂るようにしましょう。ビタミンB群には、

  • レバー
  • 豚肉
  • 牛乳
  • 納豆
  • 緑黄色野菜
  • キノコ類

などがあります。これらの食材を食事に取り入れ、頭皮の乾燥対策をしましょう。

頭皮の乾燥対策として、保湿ローションを使うのもおススメです。さらに血行をよくするためにも、定期的に運動をするなど体全体の血行をよくすることが大事です。

乾性フケにおススメのシャンプー
洗浄力がマイルドで頭皮に刺激の少ないアミノ系シャンプーがおすすめ。また、毛穴をふさぐ危険性があるシリコンシャンプーを避け、ノンシリコンシャンプーを選ぶといいでしょう。

頭皮を清潔に。刺激物を避けて脂性フケを改善

過剰に分泌されている皮脂をキレイに洗い、頭皮を清潔に保つことが脂性フケの対策になります。ただし、洗い過ぎると今度は頭皮が乾燥してしまうので注意も必要です。

脂性フケは食生活やストレスなどの生活習慣も大きくかかわっています。

  • 脂っこいもの
  • 炭水化物
  • 糖分
  • 刺激物

などは控えるようにしましょう。

また、脂性フケの改善には、シャンプーの選び方も重要です。シャンプーは洗浄力が高いオイリー肌用を選ぶようにしましょう。洗浄力が高いだけだと頭皮が乾燥してしまうので、頭皮の潤いを守ってくれるシャンプーがおススメです。

脂性フケの場合、かゆみや炎症を伴うこともあります。フケが大量に出て、かゆみがひどいようなら、皮膚疾患を起こしている可能性もあるので皮膚科に行くことをお勧めします。

脂性フケにおススメのシャンプー
脂性フケには薬用シャンプーがおススメです。皮脂が過剰に分泌されていると、炎症やかゆみが起こりやすくなります。そこで抗菌・抗炎症作用のあるシャンプーを使うといいでしょう。肌荒れやかゆみも防いでくれます。

乾性フケも脂性フケも生活習慣の改善がポイント

乾性フケと脂性フケ。原因が異なるため対策も異なります。自分のフケのタイプに合わせて正しい対策をしましょう。

どちらのタイプのフケでも生活習慣の改善は大きなポイントです。頭皮に刺激のないシャンプーや、オイリー肌用のシャンプーを使っていても、不規則な生活をしていては、フケの改善にはつながりません。

規則正しい生活、栄養バランスの取れた食生活を心がけるとともに、質の良い睡眠、ストレスの解消、適度な運動をして、健康的な体になることがフケの改善につながります。

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