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ヘナ

ヘナの効果とは?髪を染めるだけでなく、体の不調改善にも役立つ!

天然のヘアカラー剤とも呼ばれるヘナは一般的なヘアカラー剤と違い化学染料など一切入っていないため、髪や頭皮に優しいのが特徴です。

ですが、ヘナの効果はそれだけじゃありません。髪や頭皮に様々な嬉しい効果をもたらしてくれるほか、体の不調改善にも役立つ染料なんですよ。

その嬉しい効果からヘナは使えば使うほどやみつきになるとも言われています。

ヘナには一体どんな効果があるのか、その魅力について詳しくご紹介していきますね。


髪染めだけじゃない!クレオパトラにも親しまれたヘナの効果

ヘナとはミソハギ科の植物で、紀元前3000年以上前から赤色の染料や香料として使用されてきました。

インドではアーユルヴェーダと呼ばれる古代療法で皮膚病予防や傷、やけどの薬として活用されています。

あのクレオパトラに関する文献の中にもヘナについての記述があり、髪や爪に塗るなどしていたそうです。

安全性の高いヘナは現代でもタトゥーやボディーペイント、エステ、髪染めの染料などに使われています。

そんなヘナは使うだけで様々な嬉しい効果をもたらしてくれるんですよ。

白髪を染める

まず、ヘナの効果として最も有名なのが白髪を染める効果ですね。一度は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ヘナの葉っぱに含まれるローソンという赤色の色素が髪の主成分であるケラチンに絡み付き、髪が染まります。

白髪を染める場合はオレンジ色に染まります。2日くらい経つとオレンジブラウンに変化するでしょう。

オレンジ色に抵抗がある方はマメ科の植物であるインディゴをヘナの後に使用します。インディゴは日本では藍染に使う染料としても有名ですね。

こうすることでオレンジより暗めの色となり、落ち着いた髪色になります。

ヘナは黒髪の方に使うことも出来るには出来るのですが、黒髪に赤の染料を使うことになるので、染めてもあまり大きな変化はありません。そのため、主に白髪に使うのが望ましいとされています。

また、ヘナは天然の染色料ですから、一般のヘアカラー剤と違い、髪や頭皮に優しいのも特徴です。

天然成分の働きにより染色されますから、ほとんど副作用がないと言っても過言ではないんですよ。

シャンプー代わりになる

ヘナを頭皮に塗ればちょうど泥パックするのと同じ効果が得られます。

頭皮にある余分な皮脂を取り除き、毛穴の汚れを洗浄してくれるので、シャンプー代わりにもなるんです。

トリートメント効果が得られる

ヘナで髪を染める際、キューティクルに薄い膜を形成し、髪がコーティングされることで、トリートメント効果にも期待出来ます。

使うことでツヤやハリ、さらにはコシのある髪へと導いてくれますよ。

また、ローソンにも髪を修復する作用があるので、Wでの効果が期待出来ます。

そのため、ヘナを使い始めてから、髪のまとまりや髪が太くなったと感じる方も多くいるんです。

髪や頭皮を健康にする

ヘナには皮脂の分泌を調節したり、頭皮に潤いを与える働きもあります。それにより、フケやかゆみ、臭い、さらには抜け毛を抑え、頭皮を健康に保ちます。

頭皮環境が整えられれば薄毛改善にも繋がりますよ。

ヘナは使えば使うほど髪や頭皮を健康にしてくれるんです。

紫外線から髪を守る

ヘナには髪のタンパク質と結合する際に表面に薄い皮膜を作る性質があります。この皮膜がキューティクルを保護するので、紫外線から髪を守ります。

髪は顔よりも紫外線を浴びやすいパーツですから、しっかりと紫外線対策をしたいですね。

抗菌効果

インドのアーユルヴェーダではヘナの葉は咽頭炎のうがい薬として、また煎じ液は下痢などにかかった際に使用されていました。

近年でもヘナの葉の抽出物には抗菌、殺菌作用、さらに解熱作用、抗炎症作用、鎮痛効果があることが分かっています。

また、やけどをした際、傷口に塗っても抗菌効果を得られます。

肝機能を高める

アーユルヴェーダでは肝臓の不調の際にヘナの樹皮の煎じ液が使われていました。

最近の研究でも肝臓のダメージを軽減する効果が分かり、肝機能を高めることが証明されました。

デトックス効果

ヘナに含まれるローソニア・アルベと呼ばれる成分には肝臓の毒素を排出する働きがあります。

肝臓は体内のデトックスを行う場所ですので、毒素が排出されることで、肝臓の働きが良くなります。毒素の排出により、体質改善にも期待出来るんですよ。

他にも、ヘナによるデトックス作用は

  • お通じが良くなる
  • 美肌になる

という嬉しい効果をもたらしてくれます。

また、ナフトキノンと呼ばれる成分が子宮の働きを整えます。ヘナは生理不順や生理痛、PMSなどに悩まされている女性の味方でもあるんです。

リラックス出来る

普段、仕事や家事、子育てなどで何かしらストレス・疲労は溜まりがちですよね。ヘナにはそんな日々の疲れを癒してくれる効果もあります。

交感神経をリセットしてくれるので、気持ちがほぐれ、楽になりますよ。

また、天然のヘナは茶葉のような香りですので、香りの面からも癒されます。

逆にツーンと鼻を突くような臭いのものは、化学染料が含まれている可能性が高いので注意してくださいね。

副交感神経が優位な状態になれば夜、寝付きが良くなるというメリットもあります。ぐっすり眠りたい時にヘナを役立ててみてはいかがでしょうか。

他にも、ヘナの持つリラックス効果から、足湯や入浴剤代わりとして使うことも出来ます。

ヘナの効果を得るには100%のものを使うこと!

ヘナと一言に言っても様々な商品があります。中には化学染料が含まれているものがあり、それらを使うとヘナ本来の効果が得られない可能性があります。

そのため、ヘナの効果を十分に得たい場合には100%天然のヘナを使うことをおススメします。

特に以下の成分が含まれている場合は要注意です。

パラフェ二レンジアミン

白髪染めやカラーリング剤に主に含まれています。発色は良いですが、アレルギー症状が出る可能性があります。

ピクラミン酸ナトリウム

こちらも発色が良くなるためヘナに混入されていることがあるのですが、表記義務がありません。

そのため、ヘナ100%なのに発色が良すぎる場合はピクラミン酸ナトリウムが含まれている恐れがあります。

ピクラミン酸ナトリウムも使うことでアレルギーが出る場合があります。

2‐アミノ‐6‐クロロ‐4‐ニトロフェノール

主に化粧品に使用される染毛料の成分です。上記2つよりは発色・刺激は控えめですが、アレルギーが出る方もいますので注意が必要です。

ヘナを使う上での注意点

天然素材で髪や体に優しいヘナですが、使用する上で気を付けて欲しいことがあります。いくつかありますので、使用前にしっかりと確認しておきましょう。

パッチテストを行う

ヘナは植物性の染料ですので、化学染料に比べてかぶれる可能性は低いと言えます。

ですが、中には植物アレルギーを起こす方もいますので、使用前には必ずパッチテストを行うようにしましょう。

パッチテストは腕の内側の柔らかい部分に付けて行ってください。翌日に赤みやかぶれ、かゆみ等の症状が出なければ大丈夫です。

生理中、妊娠前期の使用は避ける

ヘナはアーユルヴェーダで使われる薬草です。そのため、体が敏感な状態の時に使用すると思わぬ変化が現れる可能性もあります。

女性の場合は生理中や妊娠前期の使用は良くないとされています。妊娠中の方は安定期に入ってから使用するようにして下さい。

使用期限を守る

ヘナにも使用期限がありますから、しっかりと守って使うようにしましょう。未開封・保存状態が良いものであれば3年ほど持つことが出来ます。

開封後のものは出来るだけ早く使い切るようにして下さい。

また、保存方法としては密封して直射日光、湿気を避けて保存するのが望ましいです。

一つで全身のケアに役立つ!ヘナを使って髪や体を綺麗に

ヘナの効果について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。ヘナ一つで白髪染め、ヘアケア、デトックス等の効果が一度に得られるなんて凄いですよね!

ヘナは使えば使うほど髪や体を健やかで綺麗にしてくれるので、一度使うと手放せなくなります。

髪染めだけでなく、ぜひ様々なケアにヘナを活用してみてくださいね。

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