生活習慣
ごま油うがいで白髪予防ができる?その驚くべき効果と適切なやり方
良質な油の一種であるごま油は、食べる以外にも美容や健康にうれしい効果をもたらしてくれるのです。ごま油を使った健康法のひとつが、ごま油でうがいをすること!
ごま油といっても普段私たちが食用として使っているのは黒(茶)ごま油が大半だと思います。健康や美容に効果を発揮してくれるのは、白ごま油なのです。
そこで白ごま油でうがいをすることで、どのような効果が得られるのか紹介していきますので、自身の美容・健康法に役立ててみましょう。
黒じゃダメなの?色によるごま油の違いと効果的な活用法
スーパーの油売り場をチェックしてみると、ごま油は白よりも黒(茶)のほうが商品数も豊富で、値段も黒(茶)のほうが安く販売されています。
食用として購入するときは、黒(茶)を選ぶことが多いですが、白ごま油との違いは何なのか、それぞれ適した使い方について知っておきましょう。
黒(茶)ごま油、白ごま油の違いとは
黒(茶)ごま油では黒ごまが原料、白ごま油では白ごまが原料だから色が違うと思っている方が大半だと思います。
それなのに、それぞれのごま油をお皿に出してみると、色や香りが異なることに気が付きます。その違いは一体何なのでしょうか?
黒(茶)油の特徴
- 色→琥珀色に近い茶色
- 香り→ごまの香りが強い
- 味→ほんのりとした苦味
白ごま油の特徴
- 色→無色透明
- 香り→ごまの香りは弱め
- 味→薄味、ほんのりと香ばしい香り
黒(茶)ごま油、白ごま油共に、原料となるごまを圧縮して絞り出す前の行程が異なります。それが色や味に違いをもたらすのです。
- 黒(茶)ごま油は焙煎を行う
- 黒(茶)ごま油を作るときは、原料となるごまを圧縮して作られるのですが、その前に焙煎を行います。
高温でしかも長時間ごまを煎るほど、ごま油の色が濃く、しかも香りも強くなるのです。
焙煎にかける時間が長くなるほど、ごま油の色も濃くでますので、同じ黒(茶)油でも、商品によって色にばらつきがみられます。
- 白ごま油は蒸し煮をする
- 一方で、白ごま油は焙煎ではなく高温の蒸気を利用して、原料となるごまを蒸し煮します。それは、ごまを加熱することで油を搾りやすくするためです。
ごま油、それぞれの適した使い方
味や香りが異なる黒(茶)ごま油と白ごま油ですが、それぞれの特徴を生かして使いわけるのがおすすめです。
白ごま油は、クセがなく、無色透明ですのでいろいろな料理に使えるのがポイントです。
しかも、サラダ油ほどべとつきが少ないため、ドレッシングとして食べるのもおすすめ。香りもそれほど強くありませんので、スイーツに使用してもいいでしょう。
また、インドで昔から行われてきた伝承医学であるアーユルヴェータでは、白ごま油が積極的に使われています。
- 口臭予防
- アンチエイジング
- オイルマッサージ
- ヘッドスパ
などで、白ごま油が使われているのです。
アンチエイジングや免疫力アップなど!驚くべきごま油うがいの効果とやり方
白ごま油でうがいをするだけという、シンプルな健康法なのですが、美容健康効果は絶大です。主な効果と、適切なやり方について紹介していきますね。
白髪や抜け毛、美肌作りなど美容と健康にうれしい効果
ごま油うがいを行うことで、得られる効果について具体的にみていきましょう。
- 口内環境を整える
- 口臭や虫歯、歯茎の炎症や劣化などに悩む方は少なくありません。ごま油に含まれているセサミンには高い抗酸化作用がありますので、炎症を抑えるのに働いてくれます。
さらには、唾液の分泌量も増えますので虫歯や口臭、歯肉炎などの原因菌の働きを強力にブロックしてくれるのです。
- 白髪、抜け毛、髪のトラブルを軽減
- ごま油の栄養は食べるよりもうがいをして、舌の裏側から吸収したほうが吸収率を高められます。
ごま油に含まれているセサミンなどの働きにより、頭皮環境を整えて白髪や薄毛の予防や改善に効果を発揮してくれます。
- 美肌作りとお肌のアンチエイジング
- 老化や肌のダメージなどが原因で目立つようになるほうれい線は、老けた印象を与えてしまいます。
ごま油の持つ抗酸化成分が、老化の原因である活性酸素に働きかけて肌の老化を緩やかにしてくれるのです。
さらには、うがいをすることで口の中の筋肉を鍛え、肌にハリが戻りほうれい線が目立ちにくくなってきます!。
- 免疫機能の向上
- 免疫機能を下げる原因となるのが老化や、生活習慣の乱れなどです。ごま油うがいを行うことで、効率よくごまの抗酸化成分を摂取できますので、免疫機能向上も期待できるようになります。
- 美声を作る
- 喉が乾いている、枯れていると、声にも影響が出てきてしまいます。ごま油で喉に適度な潤いを与えてあげると、発声がよくなりますし、風邪予防にも効果的ですよ。
ごま油でうがいをするだけで、サプリメントを飲むのと同じくらい、もしくはそれ以上の美容・健康効果が期待できるようになるわけです。
ごま油うがい用のごま油の作り方
ごま油うがいの効果を実感するためには、適切なやり方でうがいを行うのが重要なポイントです。
まずうがい用の白ごま油を作る必要がありますので、その作り方を紹介していきますね。
用意するもの
- 白ごま油
- 料理用温度計
- 鍋
- 保存用のびん(遮光瓶がおすすめ)
- じょうご
- ごま油を鍋に入れる
- 温度計を差しながら鍋に入れたごま油を熱し続け、100度まで温まったら一旦火を止めます。
- ごま油を冷ます
- そのままにしておくと余熱でどんどん温度が上がる可能性がありますので、コンロから降ろして濡れふきんなどで冷まします。
- 瓶に入れる
- 50度程度まで温度が下がってきたら、保存用のビンにいれます。じょうごを使うと、ごま油をこぼさずきれいに入れられるでしょう。
ごま油うがいの正しいやり方
ごま油うがいをするときに用意するものと、適切なやり方を紹介していきます。
用意しておくと便利なのは
- 紙コップ
- コップなどでごま油を注いでしまうと、べとついてしまって洗うのが大変です。紙コップは水をはじいてくれますし、使ったらそのまま捨てられます。
- 油を吐き出す袋や新聞紙
- うがいで使った油をそのまま洗面所に吐き出してしまうと、詰まりや臭いの原因を作ってしまいます。
油を吐き出すための袋や新聞紙を用意して、燃えるゴミとして捨てるようにしましょう。
ごま油うがいのやり方
- 歯磨きをする
- ごま油うがいをする前に歯磨きをして、口の中をきれいにしておきましょう。口の中がきれいなほうが、ごま油の有効成分の浸透率もよくなります。
- ごま油を口に含む
- 口に含む時の適量は大さじ1から3です。口を上下左右に大きく膨らまる、喉の奥までごま油を届かせるなどして、口全体にごま油がいきわたるようにしっかりとうがいしましょう。
口に含んでいる時間は、ぶくぶくうがい30秒、がらがらうがい30秒、合計1分が目安ですよ。
- ごま油を吐き出す
- 袋や新聞紙などにごま油を吐き出して終了です。
また油でうがいをするとべとつくのでは?と思うかもしれませんが、意外にもうがい後の口の中がさらっとしている、すっきりとしたという意見が多く聞かれます。
ごま油うがいの注意点やポイント
ごま油うがいは健康や美容に良い効果をもたらしてくれますが、注意する点やポイントを押さえておくことで、効果を実感しやすくなりますよ。
- うがいの頻度について
- 健康法や美容法の中には、毎日続けた方がいいものとそうでないものがありますが、ごま油うがいはどうなのでしょうか。
もともと食品ですので、毎日おこなってもOKですが、週に2,3日でも効果が期待できます。
- うがいのタイミングについて
- ごま油うがいはいつやるのがベストなのかというと、朝と夕方です。アーユルヴェータの考え方では、朝の6から10時の間、夕方16から18時の間がベストだと言われています。
しかし、生活スタイルによってはこの時間帯にうがいを行うことが難しい方も多いですし、1日2回も行えない方もいると思います。
無理に1日2回行う必要もありませんし、1日1回う行うときは、朝やるのがおすすめです。
毒素や老廃物は寝ているときにたまるため、朝やったほうが高いデトックス効果が期待できますよ。
注意点やコツをよく心得てから、ごま油うがいを試してみましょう。
ごま油うがいを美容健康法に取り入れてみよう!
いろいろなサプリメントも販売されていますし、美容健康法もたくさんあります。どれもそれなりの効果が期待できそうですが、サプリや美容健康法には相性もあると思います。
自分に合った美容健康法を見つけ、それを継続することが美容と健康をキープすることにつながっていきます。
ごま油うがいは食品を使いますので安全性も高く、しかもうがいするだけというとても簡単な方法ですので、試してみる価値は十分あると思います。
即効性はありませんが、続けることで髪や肌のトラブルも改善できるかもしれませんよ!