スタイリング剤
カラーワックスでいろんな髪色に!ムラがない上手な使い方
しかし、奇抜な色だったり1日だけのために髪を染めるのは抵抗を感じます。また、仕事の関係や学校の校則で髪を染めてはいけないところもあります。
「髪を染めたいけれど染めることができない」「今までに染めたことがない派手な色にチャレンジしたい」という人に人気なのが、付けるだけで髪に色が付くカラーワックスです。
カラーワックスは、手軽に髪色を変えることができると若い世代でも人気のアイテムです。大人の女性でも楽しめる使い方や使う時の注意点について調べてみました。
Contents
瞬時に髪色を変えることができる「カラーワックス」
そもそも、カラーワックスとはどんなものなのでしょうか?
カラーワックスとは、ヘアワックスに色がついたもので、ヘアスタイルを整える働きと髪に色を付ける効果があります。
カラーワックスはヘアマニキュアや白髪染めとは違い、髪の内部には色が入っていきません。
髪の表面に色のついたワックスをコーティングするため、髪を染めたくても染められない人や、イベントなどで髪色を派手にしたい人などにオススメのアイテムです。
以前、カラーワックスは雑貨店や通信販売での購入が主流でしたが、今ではドラッグストアでも取り扱うようになったため、もっと手軽に使えるようになりました。
カラーワックスはカラーバリエーションが豊富
髪を染めるヘアマニキュアなどの場合、原色や派手な色を髪に入れる時は1度ブリーチをして髪の色を抜いてから染めます。
そのため、髪が傷んだり数日のために染めるのには躊躇してしまうという人がほとんどです。
しかし、カラーワックスはその日限りの髪色を楽しむことができます。
色合いもバリエーションが豊富で、レッドやブルーといった原色だけではなくピンクやアッシュグレー、シルバーなど多彩です。
また、髪につけるだけなので、1回で様々な髪色にすることができます。
発色にも違いが出てくる!カラーワックスの使い方
カラーワックスは、髪を染めるわけではないので使い方はとても簡単です。
しかし、カラーだけではなくヘアスタイルを整えるワックスも配合されているため、あまりたくさん使うとベタついたり、仕上がりが汚く見えてしまうこともあります。
発色が良く、仕上がりを綺麗にするには正しい使い方をすることが大事です。
その1.適量のカラーワックスを手のひら全体に伸ばす
カラーワックスを使う時はヘアワックス同様、手のひら全体を使います。
適量のカラーワックスを手のひらに取り、手のひらや指の間全体に伸ばしておきます。
そうすることで、髪の毛にムラなくつけることができます。
よく指先だけにカラーワックスを付ける人がいますが、指先だけだとカラーワックスの付きにムラができてしまいます。
色が濃い部分と付かない部分が出てくるので、部分的につける場合でも手のひら全体にカラーワックスを伸ばすようにします。
カラーワックスの適量は商品によって違うので、使う前に必ず説明書を確認しておきましょう。
その2.色をつけたい部分にカラーワックスをつけていく
手のひらに伸ばしたカラーワックスは、色をつけたい部分にだけつけていきます。
手のひら全体にカラーワックスを伸ばしているので、髪の毛を触ると色がついてしまいます。
髪の毛をスタイリングした時、どこにどの色をつけたいのかをしっかりと把握しておく必要があります。
部分的につけたい場合や、指で挟んで付けると色がしっかりと付きます。
また、最近増えているのが毛先10センチくらいのところから毛先に向かって色を入れる染め方です。
毛先に色を入れる時は、手のひらでプレスしながら付けると一気に毛先に色をつけることができます。
この時、色が足りないことがあります。その場合、再度、手のひらにカラーワックスを伸ばして付けるようにしましょう。
カラーワックスを使う時、1度に大量のワックスを付けて発色させるより少量のワックスを2回に分けて塗った方が、綺麗に色が出ることもあります。
自分でどのくらいの量を使えば自分の髪色が綺麗に見えるかをチェックしておきましょう。
その3.カラーワックスが固まった時はクシで髪をほぐす
カラーワックスを塗った時、部分的に大量につけると髪が固まったようになることがあります。
そういう時は、クシで髪とカラーワックスが馴染むようにほぐしてあげましょう。
あまり目の細かいものを使うと色が落ちてしまうことがあるので、梳かした時に髪の毛が固まったようにならない程度の目のものを選ぶようにします。
また、何度もクシを梳かすとカラーワックスが他の髪の毛についてしまうこともあるので、塗った部分のみをクシで梳かすようにします。
その4.色落ち予防にヘアスプレーを使って整える
カラーワックスは、ヘアワックスのような働きもありますが、水に弱く色落ちしやすいものです。
そのため、つけたままにしておくと知らない間に色落ちしてしまうこともあります。
特に、外出先で他の人の洋服などにカラーワックスが付いてしまうこともあります。
色落ちや他の人へ迷惑をかけないようにするため、カラーワックスを塗ったらヘアスプレーで色落ちを予防してあげるようにします。
スプレーをしても雨や汗には弱いので、使う時は注意が必要です。
残ると頭皮や髪の毛に負担がかかる!?カラーワックスの落とし方
カラーワックスは、ヘアマニキュアなどと違い洗えば色が落とせるとても便利なアイテムです。
しかし、きちんと洗い流さないと頭皮や髪の毛に残ってしまいます。
カラーワックスも整髪料と同じで頭皮などに残ると負担がかかるので、しっかりと落とすことが大事です。
カラーワックスを綺麗に洗い落とす方法について紹介します。
その1.ぬるま湯で予洗いした後にトリートメントをなじませる
普通のシャンプーと同様、まずは予洗いします。髪の毛だけではなく頭皮もしっかりと予洗いすることである程度のほこりなどは落ちます。
その後、綺麗にカラーワックスを落とすためにトリートメントを髪になじませていきます。
トリートメントには適度な油分が入っています。この油分を使って、カラーワックスを落としやすくします。
例えると、メイクを落とす時に洗顔前にクレンジングをするのと同じです。
メイクをオイルなどで浮かせて落としますが、カラーワックスにも染料が入っているのでこの染料をオイルで落とすためにトリートメントを使います。
トリートメントを髪に馴染ませてカラーワックスを浮かせ、その後に綺麗に洗い流します。
その2.髪全体にシャンプーが馴染むように洗う
次にシャンプーをしていきます。
この時、直接髪や頭皮にシャンプーをつけて洗ってもいいですが、髪全体にまんべんなくシャンプーが行き渡るように泡を作って洗います。
泡は洗顔と同じように、泡立てネットを使い作っていきます。
たっぷりと作った泡を髪全体に馴染ませて、残ったカラーワックスを落とすように洗っていきます。
その3.カラーワックスを使った時は2度洗いをする
普通の時は、シャンプーは1度で十分汚れを落とすことができます。しかし、カラーワックスを使った時は2度洗いをするようにしましょう。
髪にカラーワックスが残ると布団や衣類に色移りをすることもあります。また、頭皮にカラーワックスがついたままになっていると頭皮の炎症の原因にもなります。
大量のカラーワックスを使った場合、2度で洗い流せないこともあります。その時は、カラーワックスが落ちるまで洗う必要があります。
その4.トリートメントやコンディショナーで整える
シャンプーをした後は、普段と同じようにトリートメントやコンディショナーで髪を整えます。
カラーワックスの染料によっては髪がパサつくこともあるので、しっかりとトリートメントやコンディショナーをしましょう。
使う前に知っておこう!カラーワックスを使う時の注意点
カラーワックスを使う時、注意をしないと周りに迷惑をかけることもあります。
カラーワックスを使う前に必ず注意点をチェックしておくようにしましょう。
その1.雨や汗といった水分に弱いのでなるべく使うのを避ける
カラーワックスのデメリットは、雨や汗といった水分に弱いというところです。カラーワックスは、汗や雨ですぐに色が落ちてしまいます。
色が落ちると衣類などを汚すだけでなく、触れる人などにも色移りしてしまいます。
カラーワックスはなるべく晴れた日、そして汗をかかないような時に使うようにしましょう。
もしどうしても雨の日に使いたい場合は、色が人につかないようにヘアスプレーなどでコーティングしてあげる必要があります。
しかし、これで完璧に色落ちを防げるわけではないので注意が必要です。
その2.付ける際に衣類に色がつかないように予防が必要
カラーワックスをつける時、普通のワックスのように無造作につけてしまうと衣類に色が付着してしまうことがあります。
特に、髪の毛が触れる部分や肩にはカラーワックスの色が付着することが多いので、注意が必要です。
カラーワックスをつける時は、肩にタオルをかけたりケープを使ったりして衣類に色がつかないようにしましょう。
また、カラーワックスを使った後の手にも注意が必要です。髪につけて手に全くカラーワックスが残っていないように見えても、手のシワの間などに染料が残っていることがあります。
カラーワックスを使った後は衣類などにも触れず、すぐに石鹸などで洗い流すようにしましょう。
その3.カラーワックスは髪のセットが全て終わってから使う
カラーワックスは使うタイミングが大事です。基本的にカラーワックスは、ヘアアイロンやカールなど終わった後につけます。
カラーワックスを使った後に熱を加えると、ワックスの染料が熱でベタベタになり、髪の毛自体もベタッとした状態になってしまいます。
そのため、カラーワックスは1番最後に使うのがベストとされています。
どうしても髪の毛のセットをしたい時は、ドライヤーで遠くから少しだけ熱を当てるように使います。
これも長時間夏を与えるとベタベタしてくるので注意しましょう。
その4.商品によっては黒髪では綺麗に発色しないこともある
カラーワックスを選ぶ時に注意しなくてはいけないのが、発色の状態です。商品によっては、黒髪では綺麗に発色しないこともあります。
よくサンプルとして出ている色は、黒髪つけていないものもあります。
カラーワックスを選ぶ時は、自分の髪色でも綺麗に発色するかで選ぶことが大事です。
サンプルやテスターがない場合は、口コミなどを参考にするのも大事です。
その5.カラーワックスは使う量に注意が必要
カラーワックスを使う時、なかなか思ったような発色が出ないとたくさんつけてしまうことがあります。
カラーワックスをたくさん髪につけると、ベタつきに繋がり髪が固まってしまうこともあります。
カラーワックスは使う量に注意が必要です。発色が悪いと感じた場合は、自分の髪で綺麗に発色するようなものを選びましょう。
また、カラーワックスは量が少ないのであっという間になくなってしまいます。
特に女性の場合、髪全体にカラーワックスを使うと毛量や髪の長さによっては1つでも足りないということもあります。
使う時は、どのくらいの量が必要かのチェックもしておきましょう。
カラーワックスを上手に使って様々な髪色を楽しもう
カラーワックスは、髪を染めなくても様々な髪色にすることができるとても便利なアイテムです。
しかし、使い方や量を間違えるとベタついたり綺麗に発色できないこともあります。
カラーワックスを使う時は、正しい使い方をすることが大事です。また、使った後の髪のお手入れも重要です。
カラーワックスは、普通の整髪料と違いシャンプーだけで落ちないこともあります。
メイクと同じと考え、トリートメントでクレンジングして染料を落としてあげる必要があります。
カラーワックスはとても便利なアイテムです。上手に使って様々な髪色を楽しみましょう。