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シャンプー

カラーリングした当日はシャンプーしていいものなの?

カラーリングをした日は美容師さんにシャンプーしないように注意されることがほとんどだと思います。

事実、カラーリングや白髪染めをした当日のシャンプーはしないほうがいいのです。

その最大の理由はカラーの色持ちをよくするためです。シャンプーのやり方次第でカラーリングの持ちが大きく変わってくるんですよ。

それくらいシャンプーがカラーリングに与える影響が大きいということですね。せっかく美容院できれいに染めてもらったのですから、長くきれいな色を保ちたいでしょう。

カラーリング当日にシャンプーをしてはいけない理由や、カラーリング後のシャンプーの注意点について理解しましょう。


カラーが定着するまでは一定の時間が必要!カラーリング当日のシャンプーがダメな理由

美容院でカラーリングをしてもらうと髪色がきれいに染まっていますよね。その時点で髪に色が定着したと思っていませんか?実はそれが大きな間違いなのです。カラーリングの仕組みや色落ちの原因についてみていきましょう。

ヘアカラーが定着するメカニズム

美容院でカラーリングを受けたあと、髪の色はきれいに染まり、ツヤもあってきれいですよね。髪にきれいな色がつくのは髪の内部に染料が浸透するからです。

美容院や市販のカラーリング剤で多く用いられている染毛剤は、髪の表面にあるキューティクルを剥がして、その中に色を付けてくれます。そのため半永久的に色が長持ちすると言われているのです。

ところが、本来髪の内部にとどまっているはずの染料が外に流れ出てしまうと色落ちや色褪せが起こりやすくなってしまうのです。

ヘアカラーの染料落ちと褪せは水が原因

ヘアカラーの染料が髪の内部から流出してしまう最大の原因は「水」なのです。髪の毛は水分を含むとふくらんでキューティクルが開きやすくなります。

そして髪の毛内部に浸透している色が開いたキューティクルから流れ出てしまうようになります。

カラーリング時には髪の表面をコーティングしているキューティクルを無理に剥がして髪の内部から色をつけてくれます。

カラーリングで使用する薬剤の力は思っている以上に強く、カラーリング後もキューティクルが開きやすい状態が続いています。

それなのに髪を濡らしてしまうとキューティクルがさらに開いてしまって、染料の流出をすすめてしまうのです。

カラーの定着には少なくても24時間必要

髪の内部に浸透した染料が定着するまで少なくても24時間必要だと言われています。美容室でカラーリングをしてもらった後も髪の毛が酸素を取り入れながらゆっくりとカラーが定着していっているのです。

それなのにカラーリング当日まだ染料が定着していないうちにシャンプーをしてしまうと、染料が流れ出てしまって色落ちや色褪せが起こってしまうのです。

使用する染料によっては定着までかかる時間が変わってきます。施術後に美容師さんがシャンプーについてアドバイスしてくれると思いますが、美容師さんが注意点を伝えることを忘れることもあるでしょう。

シャンプーをいつからしていいのかを明確にするためにも、自分で美容師さんに確認しておくと安心です。

きれいな髪色をキープするために、ヘアカラー後のシャンプーのポイント

染料の種類にもよりますが、しっかりと髪に染料が定着するまでに1週間くらいの時間が必要です。しかしその間ずっとシャンプーしないわけにはいかないですよね。

一般的には翌日もしくは2日目以降からシャンプーをしてもいいと言われると思いますが、シャンプーのやり方に注意しないとやはり色落ちや色褪せが起こりやすくなりますので注意しましょう。

シャンプー時のポイントについてまとめてみました。

いつも以上に優しく洗うこと!

カラーリング後の髪と頭皮はかなりダメージを受けていますので、いつも以上に優しくいたわって洗うことがカラーを長持ちさせることにつながります。

お湯の温度に注意
シャンプー前の予洗い、シャンプーのすすぎにて使用するお湯ですが温度にも気を配ってください。

高温で洗ってしまうと髪と頭皮に強いダメージが加わるだけでなく、髪と頭皮の潤いが流出しやすくなり乾燥がすすみます。

ダメージや乾燥がカラーの色褪せと色落ちにつながりますので、お湯の温度は体温と同じ36度くらいが理想です。

使用するシャンプーに注意する
カラーリング直後は使用するシャンプーにも気を遣いましょう。シャンプーにもいろいろな種類がありますが、カラーリングの色落ちや色褪せを抑える効果があるシャンプーを使うのがおすすめ。

ヘアカラー用のシャンプーには色褪せや色落ちが起こりにくくなる有効成分が配合されているからです。

またカラーリング後しばらくは頭皮がアルカリ性に傾いており、それがキューティクルを開く原因となってしまいます。

頭皮を理想的なpHに近づけてキューティクルを引き締めるためにも、弱酸性シャンプーを使用したほうがいいですね。

こすり洗いしないこと
髪が濡れているときはキューティクルが開いています。キューティクルは髪を刺激から保護する働きも持ち合わせています。

キューティクルが開いた状態で強い刺激が加わると、ダメージが加速してしまうのです。

シャンプーのときは髪の毛同士をこすり洗いするのではなく、頭皮を優しくマッサージするように洗うのがダメージ軽減のコツです。

シャンプー剤も手でしっかりと泡立ててからたっぷりの泡で洗うようにします。

シャンプー後はすぐに乾かす
髪の毛が濡れているとキューティクルが開いた状態が続きます。キューティクルが開いた状態が続くと染料が流れ出やすくなるだけでなく、摩擦によって傷みやすくなっているからです。

髪のダメージ軽減と色落ち色褪せを防ぐためにも髪の毛は素早く乾かしましょう。温風ドライヤーで乾かした後は仕上げに冷風をあてると、キューティクルがキュッと引き締まりますよ。

使用する染料によって定着までにかかる時間は異なりますが、カラーリング後のシャンプーは2日後がベストです。

シャンプー以外でもカラーリング時に気を付けるべきポイントがいくつかあります。

整髪料のつけすぎに注意する
ヘアスタイルを整える、寝癖を直すのに整髪料を使うことがありますがカラーリング直後は使いすぎに注意が必要です。

整髪料の使いすぎにより髪や頭皮に強い負担がかかりますし、それらを落とす時にシャンプーを多く使用する必要があるからです。

特にワックスやスプレーといった粘性の強い整髪力や毛穴にも詰まりやすいのでカラーリング後は使用を控えたほうがいいでしょう。

紫外線対策をしよう
紫外線も髪と頭皮に強いダメージを与える原因になります。髪の毛が日焼けをしてしまうとキューティクルが開きやすくなり、色落ちや色褪せの原因になってしまうのです。

髪の毛にも使用できるスプレータイプの日焼け止めを使用する、外に出るときは帽子をかぶったり、日傘をさしたりするなどして対策をとりましょう。

プールや海で受けるダメージ
夏やリゾート地に出かけた時に注意いたいのがプールや海で受けるダメージです。

プールに使われている塩素と、海の塩分が髪の毛と頭皮に強いダメージを与えます。加えて紫外線による強いダメージも受けますので、かなり髪と頭皮が傷みやすくなるのです。

カラーリングをした直後は海やプールへ出かけるのは極力控えるようにしましょう。

トリートメントでダメージケア
カラーリング直後の頭皮と髪の毛はデリケートな状態です。ダメージを受けやすいためトリートメントでケアしましょう。

洗い流すタイプと洗い流さなないタイプのトリートメントを上手に併用して、ダメージをケアしましょう。

髪と頭皮を優しくいたわって色落ち、色褪せを防ごう!

きれいなカラーを保つためにもカラーリング当日のシャンプーは控えましょう。またシャンプーするときも髪と頭皮をいたわることで、色の定着を助けてくれますよ。

カラーリング後のシャンプーの注意点をしっかりと守ることで、美しい髪色を長くキープできるようになります。

今まで色落ちや色褪せで悩んでいた方は、是非試してみてくださいね。

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