敏感肌、アレルギー
アトピーの人でも使えるシャンプーの選び方とオススメの商品
頭皮環境に問題がなく、普通肌であれば様々なシャンプーを使っても問題はありません。
しかし、肌が敏感だったりアトピーの症状がある場合は、シャンプーによっては頭皮が炎症を起こしたり乾燥してしまうこともあります。
頭皮が弱い人やアトピーの症状がある人は、シャンプー選びは慎重にしないと頭皮に影響を与えてしまいます。
アトピーや敏感肌の場合、どういったところをポイントにシャンプーを選べばいいのでしょうか。
また、市販されているシャンプーの中でアトピーの人でも使える低刺激シャンプーにはどのようなものがあるか紹介します。
Contents
チェック!アトピーの人でも使えるシャンプーを選ぶ時のポイント
アトピーの人の場合、刺激の強いシャンプーを使うと頭皮に炎症などのダメージを受ける可能性があります。
そのため、刺激の少ない「低刺激シャンプー」を選ぶ必要があります。
ここ最近は、敏感肌や乾燥肌の人でも使える優しいシャンプーというのが出てきています。
アトピーの人でも使えるシャンプーを選ぶ時、どういったところに注目・ポイントを置けばいいのでしょうか。
その1.頭皮の刺激になるものや洗浄力の強いものは避ける
シャンプーを購入する時、成分表示はきちんとチェックしていますか?
成分表示を見ると、上位に次のようなものが書かれているシャンプーがあります。
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- パレス-3硫酸Na
- ポリオキシラウリルエーテル硫酸塩
上記のような成分は、高級アルコール系と呼ばれているシャンプーには必ず配合されています。
簡単に言うと、ほとんどのシャンプーに上記のような成分が入っていることになります。
硫酸系は洗浄力が強いため、頭皮が敏感な人やアトピー症状のある人が使うと乾燥しやすくなる可能性があります。
昔は、硫酸系シャンプーは石油から抽出していましたが、最近はヤシ油などを使っているため以前よりは刺激も弱くなっています。
しかし、敏感肌やアトピーのある人は少しの乾燥が刺激に繋がることもあるので、なるべく避けるようにしましょう。
その2.頭皮に優しい「メチルアラニン系」や「ベタイン系」のものを選ぶ
アトピーや敏感肌の場合、頭皮になるべく刺激を与えないものを使う必要があります。
シャンプーで、頭皮に刺激を与えず適度な洗浄力があるものというと、メチルアラニン系やベタイン系ものがあります。
- ココイルグルタミン酸
- ココイルメチルタウリンNa
- ココイルアラニンTEA
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ラウロイルアスパラギン酸
- ラウリルベタイン
- コカミドプロピルベタイン
- プロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
上記のような成分は、頭皮に優しい成分なのでチェックしておきましょう。
しかし、上記のような成分とともに刺激の強いラウレス硫酸Naなどの成分が入っている場合は、頭皮へ刺激を与える可能性があるので、注意が必要です。
その3.アトピーで痒みやフケが出た時は薬用シャンプーも検討する
アトピーは、頭皮に刺激を与えないようにすることが大事です。しかし、痒みがありフケが出ている時は、その炎症を抑えてあげる必要があります。
アミノ酸系シャンプーでも、痒みなどを抑える薬用シャンプーが販売されています。
頭皮が乾燥し、痒みや老フケといった症状がある場合は、アミノ酸系の薬用シャンプーを選ぶようにしましょう。
その4.商品を購入する前に口コミをチェックする
シャンプーを購入する時、すぐに購入するのではなく必ず商品の口コミをチェックするようにしましょう。
口コミを見ると、高評価ばかりがずらっと並んでいるものもありますが、その中でも特に悪い口コミをチェックすることが大事です。
自分と同じようにアトピーや敏感肌で悩んでいる人が「ここはよくなかった」と書いているのは、とても重要な意見です。
また、購入した後にすぐシャンプーを使うのではなく、必ずパッチテストをするようにしましょう。口コミで高評価でも、人によっては合わないこともあります。
あなたはどう?低刺激シャンプーを使った方がいい人
アトピーの人でも使える低刺激シャンプーは、アトピーの人しか使えないのでしょうか?
次のような症状がある人は、低刺激シャンプーを使った方が頭皮にも優しいのでおススメです。
- アトピーや敏感肌の人
- 頭皮が乾燥している人
- 頭皮に吹き出物や炎症を起こしている人
- かゆみやフケが出る人
- 紫外線で頭皮が日焼け状態の人
低刺激シャンプーは、アトピーや敏感肌の人だけではなく頭皮トラブルが出た時には普通肌の人にもオススメのシャンプーです。
頭皮に刺激を与えたくない時は、低刺激シャンプーを使うとトラブルも回避することができます。
ドラッグストアにもある!オススメの低刺激シャンプーを紹介
現在、様々な低刺激シャンプーが販売されています。通信販売だけではなく、ドラッグストアでも取り扱われているものもあります。
まずは、自分に合ったシャンプーを見つけるところから始めてみましょう。
「ミノン薬用ヘアシャンプー」(第一三共ヘルスケア)
敏感肌など肌が弱い人でも使えるものとして有名なのが「ミノン」です。
ミノンは、アレルギーの原因となる物質を極力カットしているため、敏感肌やアトピー症状を持つ人はもちろん、子供でも使えるものになっています。
頭皮の潤いを守りながら汚れを落とし、かゆみやフケも防いでくれます。
ミノンは1回分のトライアルセットもあるので、気になる人はまずはトライアルセットで試してみましょう。
ヘアケア(薬用ヘアシャンプー・コンディショナー) – ミノン
「ノブ ヘアシャンプーDS」(NOV)
NOVは臨床皮膚医学に基づいて作られたブランドで、シャンプーも敏感肌やアトピーの人でも使えるように低刺激になっています。
NOVのシャンプーを検索すると、いくつかの種類があります。その中でも「ヘアシャンプーDS」は特に低刺激性となっています。
市販されている普通のシャンプーに比べると泡立ちが劣るため、最初は洗えていないのではと不安になることもありますが、しっかりと洗浄力もあります。
NOVもドラッグストアなどで取り扱っているので、お試しで使ってみるのもいいかもしれません。
敏感肌向けの低刺激性頭皮ケア用のヘアシャンプーDS – NOV
「キュレル シャンプー」(花王)
キュレルも、NOVなどと同じように敏感肌の人用の商品を数多く販売しています。
セラミドを守って洗うことにより、頭皮の乾燥だけでなくかゆみやフケも予防してくれます。
赤ちゃんでも使える弱酸性で、無着色・無香料になっています。
敏感肌や頭皮トラブルを起こしやすい人も使えるようになっています。また、シャンプーだけではなく保湿ローションもラインで取り扱っています。
潤浸保湿 頭皮&ヘアケアシリーズ製品ラインナップ – curel
「コラージュフルフルネクストシャンプー」(持田ヘルスケア株式会社)
「頭皮のカビ」に着目し、フケやかゆみ、ニオイを予防してくれるシャンプーです。
フケ原因菌(頭皮のカビ)の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」を配合しているため、刺激が強いように感じますが、敏感肌の人に使って欲しい商品として開発されているので、かなりの低刺激になっています。
シャンプーのすすぎ落ちもいいので、シャンプー時に水圧で頭皮を傷めることもありません。
アトピーだけど、フケやニオイが気になるという人にはオススメのシャンプーです。
「無添加せっけんシャンプー」(ミヨシ石鹸株式会社)
原材料が、水とカリ石けん素地のみという本当にシンプルなシャンプーです。
着色料は香料はもちろん、防腐剤も入っていない無添加シャンプーのため、より地肌に優しくなっています。
また、強い洗浄力ではなく地肌表面の汚れだけを落とすものなので、必要な皮脂まで洗い落とすことはありません。
シャンプーと一緒に使うリンスも無添加で、水・クエン酸・クエン酸Naのみとシンプルになっています。
余分なものを頭皮につけたくないという人にはオススメのシャンプーです。
アトピーでも使えるシャンプーを選んで頭皮を健やかにしよう
アトピーや敏感肌だと、使えるものも限られてきます。特に、汚れを落とすものには強い洗浄力成分が入っているため、慎重に選ばなくてはいけません。
アトピーの場合、洗浄力が強いシャンプーを選ぶと刺激になり症状が悪化することがあります。
そうならないためにも、低刺激で頭皮を守ってくれるシャンプーを選ぶ必要があります。
最近は、頭皮に優しい低刺激シャンプーも数多く販売されています。
その中でも、アトピーや敏感肌の人でも安心して使えるようなものも増えています。
頭皮を健やかに保つには、自分に合った低刺激シャンプーを選ぶkとが大事です。
香りや流行りでシャンプーを選ぶのではなく、アトピーの人でも安心して使えるシャンプーを選んで、頭皮を健やかにしましょう。