頭皮ケア
頭皮クレンジングの効果とやり方。汚れを落とし、抜け毛や臭いを改善
もしかしたらそれらは頭皮に汚れや皮脂が溜まっていることで起きているかもしれません。
汚れや皮脂が溜まってしまうと臭いやベタつき、さらにはフケ、炎症といった様々な頭皮トラブルの原因となります。
これらを解消し、健やかな頭皮と髪を手に入れることが出来るのが頭皮クレンジングです。
今回は頭皮クレンジングがもたらす効果とそのやり方についてご紹介します。
Contents
頭皮や髪のお悩みを一気に解決!頭皮クレンジングがもたらす効果
いくら洗浄力の強いシャンプーを使っても、シャンプーだけでは毛穴の奥の汚れまでは取り除くことは出来ません。
ですが、頭皮クレンジングなら、オイルと皮脂とが混ざり合うため、毛穴に詰まった汚れをスッキリ落とすことが出来ます。
また、汚れを落とすだけでなく、頭皮や髪に嬉しい効果もたくさんありますので、ご紹介しますね。
髪や頭皮のベタつきを解消する
頭皮の余分な皮脂とオイルが混ざり合って浮かし、洗い流すことでべたつきが解消されます。スッキリとした洗い上がりを実感出来ますよ。
髪の根元にハリやコシが生まれる
頭皮クレンジングが嬉しいのはボリュームアップ効果も望める点です。
毛穴に詰まった余分な皮脂がなくなるため、油分で髪がぺたっとすることがなくなります。ハリやコシを生みだし、ボリュームのある髪へと近づきます。
髪にツヤが出る
髪のツヤは頭皮の毛穴から分泌される皮脂によってもたらされます。
しかし、毛穴が汚れで詰まった状態ですと皮脂分泌が少なくなり、髪がパサつきやすくなります。
頭皮クレンジングで毛穴の詰まりを解消することで新しい皮脂が分泌され、ツヤのある髪へと導きます。
頭皮の乾燥を防ぐ
頭皮クレンジングは頭皮の乾燥にも効果的です。オイルが頭皮に潤いを与えてくれるので乾燥を防ぎ、健やかな頭皮へと導きます。
また、乾燥を防ぐことにより乾燥フケの改善にも期待出来ます。
かゆみを改善する
頭皮のかゆみはシャンプーやスタイリング剤の洗い残しに汗が混ざること、さらには乾燥が主な原因です。
毛穴に詰まった汚れを落とし、乾燥を防ぐことで、かゆみからも解放されますよ。
臭いを解消する
頭皮は体の中で最も皮脂腺・汗腺が多くあるため、常に汗と皮脂が出ている状態です。
これらは頭皮を外敵から守るという役割があるため、落としすぎは良くありません。しかし、逆に毛穴に残った状態も良くないのです。
というのも、頭皮に残った皮脂は約24時間経つと酸化し、臭いの原因となってしまうのです。
頭皮クレンジングにより皮脂汚れを落とすことで臭いの元を断つことが出来ます。
ニキビを予防・改善する
頭皮の毛穴は顔の毛穴に比べ量が多く、さらには毛穴同士が密着しているため、詰まりやすいと言われています。
毛穴が詰まってしまうとそこにアクネ菌が繁殖し、ニキビが出来る恐れがあります。
頭皮クレンジングを行えば毛穴の奥にまでオイルが浸透するので、奥に詰まった汚れ・皮脂を取り除き、結果としてニキビ予防や改善に繋がります。
薄毛改善、抜け毛予防になる
頭皮環境が整えられるので、髪が育ちやすくなります。
また、清潔で健康的な頭皮になれば抜け毛予防や改善という嬉しい効果も得られますよ。
自宅で簡単ヘッドスパ!頭皮クレンジングのやり方
それでは頭皮クレンジングのやり方について詳しく見ていきましょう。効果を得るためには正しい順番・方法で行うことが大事です。
1.クレンジングオイルを準備する
頭皮クレンジングを行う前に、まずはクレンジングオイルを用意しましょう。
頭皮用のクレンジングオイルはもちろん、メイク落とし用のクレンジングオイルで代用することも出来ます。
この他に頭皮クレンジングにおススメのオイルをいくつかご紹介しますね。
- ホホバオイル
ツゲ科の植物であるホホバの種子を搾って作られます。
人間の皮脂と同じ成分であるワックスエステルが主成分のため、肌に馴染みやすく、使いやすいオイルです。
精製と非精製があり、非精製にはアミノ酸やビタミンEなどの成分が含まれています。
また、他のオイルに比べて酸化しにくく、長期間保存できるのも特徴です。
- 椿油
椿の種子から抽出されたオイルです。
人の皮脂に近いオレイン酸が80%もの割合で含まれています。使うことで切れ毛や枝毛を防ぐ効果があります。
少しとろみがありますが、滑らかで使い心地が良く、頭皮や髪にツヤと潤いを与えます。
- あんず油
あんずの種から抽出されたオイルで、椿油同様、オレイン酸を含んでいます。サラっと馴染みやすいオイルで使いやすいのも特徴です。
また、あんずの香りで、オイル独特の油臭さが苦手な方でも試しやすいオイルと言えます。
- ココナッツオイル
ココヤシの油脂分を搾って作られるオイルです。抗菌・抗炎症作用を持つラウリン酸が豊富に含まれています。
殺菌効果が高く、雑菌や細菌から肌を守る働きがあります。
- オリーブオイル
オリーブの果実を搾って作られるオイルです。オレイン酸を豊富に含み、肌に潤いを与えます。
この他に、ビタミンE、ポリフェノール、スクワランといった髪や頭皮に嬉しい成分が含まれています。
このように、オイルにはそれぞれ特徴がありますので、自分の肌に適したオイルを見つけてみてください。
2.ブラッシングする
クレンジングの前にまずはブラッシングを行いましょう。ブラッシングすることで髪の毛に付いたホコリや汚れを落とし、さらに髪同士の摩擦を防ぎます。
地肌にもブッラッシングを入れ、頭皮をマッサージします。こうすることで頭皮の汚れを浮かせるだけでなく、血行促進の効果も望めるんですよ。
3.頭皮にオイルを付ける
オイルが冷たい状態ですと汚れと馴染まないので、人肌に温めてから使いましょう。500円玉ぐらいの大きさのオイルを手のひらに取り、温めます。
指を使ってオイルを頭皮に塗っていきます。頭頂部を中心に塗っていってください。
この時、髪をかき分けながらオイルを頭皮に塗っていくと良いですよ。
頭皮クレンジングに使うオイルの役割は頭皮の皮脂を馴染ませ、浮き上がらせることです。
そのため、髪の毛に付けてしまうと頭皮に充分馴染みません。出来るだけ頭皮に付けるよう心掛けましょう。
4.マッサージをしていく
頭皮全体にオイルが馴染んだらマッサージをします。
頭皮から汚れを揉み出すように優しく指圧していきます。円を描くように指の腹で軽く押しながら行うのがコツです。
特に髪の生え際やつむじなどの汚れが溜まりやすい場所やベタつきが気になるところは念入りに行うようにしましょう。
5.5~10分ほど置く
頭皮にオイルを馴染ませたら、皮脂とオイルが混ざるまで5~10分ほど置きます。
6.乳化させる
頭皮に少量のぬるま湯を加え、軽くマッサージします。
水と油は混ざらないという性質がありますが、少しぬるま湯を加えることで乳化するため、お湯で洗い流す際に流しやすくなります。
7.洗い流す
38度前後のお湯で洗い流します。オイルが残らないよう、時間をかけてしっかり洗い流すようにしましょう。
8.シャンプー・リンスをする
クレンジングが終わったら、普段通りにシャンプー・リンスをします。オイルのベタつきが気になる方はシャンプーを1回追加してみてください。
すすぎを行う際は洗い残しがないよう、しっかりすすぐようにしましょう。
クレンジング後はオイルにより髪がしっとりとしている状態です。そのため、必要がないと感じたらコンディショナーやトリートメントを省いても構いません。
もし使う場合には毛先だけに使用すると良いですね。
頭皮クレンジングを行う上での注意点
手軽に出来る頭皮クレンジングですが、行う上でいくつか気を付けて欲しいこともあります。
後でトラブルを招かないためにもしっかりと確認しておきましょう。
オイル選びは慎重に
頭皮クレンジングに使うオイルですが、人によってはオイルとの相性が悪い場合があります。
使用前に特徴等を確認した上で自分に合うオイル選びをするようにしましょう。
初めて使う場合は異常を感じたらすぐに使用を中止してください。
頻度は週1~2回までに留める
毛穴の詰まりを解消し、健やかな頭皮へと導いてくれる頭皮クレンジングですが、やりすぎも良くありません。
汚れを落としたいがために頻繁に行うと皮脂を落としすぎてしまい、失った分を補おうとかえって皮脂量が増えてしまう恐れがあるのです。
また、その他に頭皮を傷める恐れがあるなどの問題点もあります。頭皮クレンジングは週1回、多くても2回までに留めるようにしましょう。
マッサージは3分ほどで済ませる
クレンジングの際の頭皮マッサージですが、汚れを落とそうと長時間行うのは好ましくありません。
3分ほど行えば充分ですので、長くやりすぎないよう心掛けましょう。
ですが、だからといって急いで行う必要はありません。急ぐあまりゴシゴシ擦って雑に扱うことのないようにしましょう。
肌に合わない場合もある
体質によってはオイルクレンジングや使用しているオイルが合わない方もいます。
心配な方は使用前に二の腕でパッチテストを行ったり、クレンジングの際にマッサージ時間を短くしてみるなど、様子を見るようにしましょう。
頭皮クレンジングでトラブルとは無縁の健やかな髪・頭皮へ
顔と違ってあまり重視されませんが、頭皮もクレンジングによって汚れをしっかり落としてあげることが大事です。
また、クレンジングでこれだけ嬉しい効果が望めるのですから、やらない手はないですよね。
健やかな頭皮や髪を保つためにも頭皮クレンジングを定期的に行う習慣を身に付けましょう。