頭皮ケア
頭皮用化粧水は乾燥予防だけじゃない!嬉しい効果と使い方
育毛剤は抜け毛が増えた人や、薄毛が気になる人が使うものなので、若い世代の女性には無縁なものと使っている人もほとんどいません。
しかし、今の髪の毛を健やかに保つため、また将来抜け毛や薄毛で悩まないために頭皮環境を良くする目的で、頭皮ケアをする人も増えてきました。
その時に使われているのが、頭皮用化粧水です。
化粧水というと顔につけるもののため、頭皮に必要なものなのか?と考えてしまいます。
頭皮用化粧水を使うことで、頭皮や髪の毛にどういった効果があるのか。また、簡単に使える頭皮用化粧水について調べました。
Contents
スキンケア用化粧水とは違う!?頭皮用化粧水
日頃、頭皮のケアはどのようにしていますか?
多くの人がシャンプーをした後、頭皮が濡れた状態だと雑菌の繁殖に繋がるため、しっかりと乾かしているだけではないでしょうか。
その後、髪の毛へのケアはするけれど頭皮までケアをしているという人は少ないようです。
頭皮のケアをする時に使うものには、次のようなものがあります。
- 育毛剤
- 抜け毛や薄毛の症状を改善するために使います。育毛効果のある成分が配合されているため、毎日使うことで抜け毛や薄毛に効果を発揮します。
- 頭皮美容液
- 育毛剤を使うほどの頭皮環境ではないけれど、頭皮の乾燥や炎症を予防するために使います。
また、髪の毛が健やかに育つように頭皮環境を良くする働きもあります。30代以上の女性で、まだ育毛剤は必要ないという人にオススメの商品です。
- 頭皮用化粧水
- スキンケアと同じように、頭皮に潤いを与えるために使います。頭皮が乾燥しやすい人や、紫外線で傷んだ時など、頭皮に潤いを与えて髪の毛を健やかに育てる働きもあります。
将来、薄毛や抜け毛に悩まないように今から頭皮環境を整えておきたいという人や、20代など若い女性にオススメの商品です。
頭皮化粧水は、育毛効果のある成分などはほとんど入っていません。そのため、育毛剤などのニオイが気になるという人も手軽に使うことができます。
また、頭皮ケアをしたけれど何を使ったらいいか分からないという初心者の人も頭皮用化粧水だと使いやすくなっています。
嬉しい効果がたくさん!頭皮用化粧水の効果
育毛剤は、髪の毛を育てるのに使います。しかし、頭皮用化粧水には育毛効果はありません。
それでも頭皮用化粧水を使った方がいいというのには、嬉しい効果があるからです。
頭皮用化粧水には、次のような効果が期待できます。
その1.潤いを与えて皮脂をコントロールする
頭皮を触るとベタッとすることがあります。皮脂の過剰分泌の原因の1つに乾燥からくるインナードライがあります。
肌同様、頭皮もインナードライになっていると乾燥から皮膚を守ろうと、過剰に皮脂が分泌します。
頭皮用化粧水を使うことで頭皮の乾燥を改善し、皮脂分泌も正常に戻すことができます。
また、頭皮の乾燥は顔と同じように肌のターンオーバーにも影響を与えます。ターンオーバーが乱れると、頭皮環境が悪くなり様々な症状を引き起こす原因となります。
その2.フケやかゆみを予防してくれる
頭皮が汚れているわけでもないのに、白い粉のようなフケが出るという人はいませんか?
これは、頭皮が乾燥することによって起こる症状で細かい白い粉のようなものが出てきます。
乾燥していない潤いのある頭皮であれば、角質が乾燥することもないのでフケで出ることもありません。
また、頭皮が乾燥するとかゆみにも繋がります。
頭皮が痒いからといってかいていると、その部分が炎症を起こしてしまい薄毛や抜け毛にも繋がります。
頭皮が潤うと、かゆみもなくなるためフケだけでなく炎症などの予防にも繋がります。
その3.頭皮の気になるニオイを予防してくれる
頭皮は常に濡れていると、雑菌が繁殖してニオイに繋がります。実は頭皮が乾燥しすぎてもニオイが出るのを知っていますか?
頭皮には、雑菌の繁殖を抑制する働きをする常在菌というものがあります。
常在菌は、湿気が多すぎるのもよくありませんが、頭皮が乾燥していると働かなくなりニオイや雑菌の繁殖を予防してくれなくなります。
その4.紫外線によるダメージを改善してくれる
日焼けをすると、顔に化粧水などをつけて乾燥しないようにします。頭皮も同じで、紫外線を浴びるとダメージを受けて頭皮が乾燥します。
特に頭皮の場合、紫外線のダメージで乾燥だけではなく抜け毛などに繋がることもあります。
常に頭皮に潤いを与えることで乾燥を予防するだけでなく、紫外線を浴びた時には顔のケア同様、しっかりと頭皮用化粧水で保湿をしてあげると紫外線によるダメージも軽減することができます。
その5.頭皮を健やかにして抜け毛・薄毛を予防する
頭皮の抜け毛、薄毛の改善というと育毛剤というイメージがありますが、頭皮用化粧水には抜け毛や薄毛を予防する効果があります。
頭皮が乾燥すると頭皮環境が悪くなり、頭皮が硬くなります。
頭皮が硬くなるとしっかりとした髪の毛が育たなくなり、細くひょろっとした髪の毛になってしまいます。
また、頭皮が乾燥し硬くなると血行が悪くなり、髪のサイクルが乱れて髪の毛が早く抜けてしまうこともあります。
今、薄毛や抜け毛で悩んでいなくても頭皮が乾燥していると、将来的に髪の毛にも影響が出てくるため、その予防をするために頭皮用化粧水は効果的です。
ただ付けるだけでは効果なし?頭皮用化粧水の効果的な使い方
頭皮用化粧水も育毛剤同様、付けるタイミングや付け方によって効果が違ってきます。
いつ頭皮用化粧水を使ってもいいですが、効果をしっかりと得るためには正しい使い方、効果的な使い方をするようにしましょう。
その1.頭皮用化粧水は顔のスキンケアと同じように1日2回
頭皮用化粧水を使う時、どういった使い方をしたらいいか迷ってしまいます。
使い方は基本的に顔のスキンケアで使う化粧水と同じで、1日2回使うと効果的です。
1回目は朝、髪をセットする前に使います。朝に頭皮用化粧水を付ける必要があるのか?と思ってしまいますが、頭皮が乾燥しやすい人は紫外線やエアコンで頭皮にダメージを受けてさらに乾燥しやすい状態になります。
このダメージから頭皮を守るためにも、朝しっかりと頭皮用化粧水で保湿をしてあげることが大事です。
2回目は夜です。頭皮用化粧水は、顔のスキンケアと同じように汚れている時に使っても効果はあまり期待できません。
そのため、シャンプーでしっかりと頭皮の汚れや余分な皮脂を落としてから使います。
シャンプーをしてドライヤーで髪を乾かした後、頭皮のケアとして頭皮用化粧水を使います。
髪を乾かした直後だと、頭皮も乾燥しやすい状態になっているため、乾いてしまう前に頭皮用化粧水で潤いを与えて上げましょう。
その2.必要以上に塗布せず使う量は必ず守る
頭皮が乾燥したら嫌だからと、たっぷりと頭皮用化粧水を使う人がいます。たくさん付けたからといって頭皮がさらに潤うということはありません。
あまり付けすぎると髪や頭皮がベタベタすることもあります。また、たっぷりと付けると常に頭皮が濡れている状態になるため、雑菌が繁殖する可能性もあります。
使う量は適量にしておきます。それで頭皮が潤わない場合は、頭皮用化粧水よりもとろみのある保湿力の高い頭皮美容液などを使うようにしましょう。
その3.頭皮を優しくマッサージしながら塗布していく
頭皮化粧水を付ける時、頭皮につけてそのままでは浸透していきません。
頭皮に化粧水を塗布した後は、指先で優しく頭皮に馴染ませるようにマッサージをしていきます。
この時、ゴシゴシと擦ると頭皮を傷めてしまうので、必ず優しい力で行うようにしましょう。
マッサージをプラスすることで化粧水の浸透が良くなるだけではなく、頭皮の血行もアップするので頭皮環境も良くなります。
頭皮用化粧水を選ぶ時に押さえておきたいポイント
頭皮環境が気になり、頭皮用化粧水を購入する時にどこに注意して選べばいいのか分からないという人もいます。
顔と同様、直接皮膚に付けるものなので選ぶ時は慎重に選ぶ必要があります。
特に、次のような点は購入する際にチェックしておきましょう。
- どんな成分が配合されているか
- テクスチャーはどんな感じか
- 価格や容量はどのくらいか(コスパは良いか)
- 保湿力はどのくらいあるか
- 香料などの添加物を使っているか
特に、肌が敏感な人などは添加物が刺激になることもあるので、配合成分などはしっかりと見ておく必要があります。
頭皮に直接塗布するタイプよりもミストタイプが簡単
頭皮用化粧水は、頭皮にまんべんなく塗布してあげる必要があります。
直接頭皮に塗布するタイプのものは流れ落ちやすかったり、頭皮全体に塗布するのが難しいと感じることもあります。
塗布するのが難しいと感じる場合は、ミストタイプの化粧水を選ぶと簡単に使うことができます。
髪をかき分けてスプレーするだけなので不器用な人でも簡単です。
自分の「現在の」頭皮環境に合ったものを選ぶ
頭皮環境は、常に同じというわけではありません。夏になるとベタつきが出る人や、季節の変わり目だけ乾燥する人などもいます。
頭皮用化粧水は、その時の頭皮環境に合ったものを選ぶことが大事です。
そのため、購入する時に自分の頭皮がどんな状況なのかを必ずチェックしてから購入するようにしましょう。
- 乾燥やかゆみが気になる人
- 頭皮の乾燥やかゆみが気になる人は、潤いが不足していることになります。
このような症状がある人は、コラーゲンやヒアルロン酸など保湿効果のある成分が配合されたものを選びましょう。
- ベタつきや油っぽさが気になる人
- 頭皮にベタつきや油っぽさがある人は、保湿効果が高いものを選ぶとさらにベタつきが出ることもあります。
このような症状がある人は、ビタミンC誘導体やイソフラボン、セラミドなど皮脂コントロール効果のある成分が配合されたものを選びましょう。
顔用の化粧水を使う時は必ずパッチテストを行う
頭皮用化粧水ではなく、顔用化粧水を使う人がいます。顔用化粧水の場合、アルコール成分が入っているものなどもあるため頭皮には刺激と感じることもあります。
顔用化粧水をどうしても使いたい場合は、必ずうなじなどでパッチテストを行ってから使うようにしましょう。
頭皮用化粧水と顔用の化粧水は成分が違うこともあるので、基本的には頭皮用化粧水を使うようにしましょう。
自分に合ったものを見つけよう!オススメの頭皮用化粧水
頭皮用化粧水も、ネットなどで調べると数多くの商品がヒットします。
その中で、どの商品を使った方がいいか迷ってしまう時は、口コミや評価を参考にすると選びやすくなります。
今回は、その中からいくつかの商品を紹介します。
敏感肌の人でも使える「頭皮保湿ローション(Curel)」
キュレルの頭皮保湿ローションは、ドラッグストアでも取り扱っているため見たことがあるという人も多いと思います。
頭皮保湿ローションには、次のような特徴があります。
- 無香料、無着色
- 乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み
- アレルギーテスト済み
- アルコールフリー(エチルアルコール無添加)
- メントール無配合
- 弱酸性
また、潤い成分としてセラミドをが配合されているためしっかりとした保湿効果が期待できます。
頭皮が乾燥しやすい人には安心して使える頭皮用化粧水です。
育毛で有名なあの会社が発売!「スカルプエッセンス(スカルプDボーテ)」
アンファーから発売されているスカルプエッセンスは、育毛剤・育毛エッセンスという部類で販売されています。
しかし、育毛効果だけではなく頭皮環境を整えるのに優れているため、頭皮用化粧水として使っているという人も増えています。
スカルプエッセンスには、次のような特徴があります。
- 頭皮の乾燥を予防する
- 頭皮環境の乱れを整える
- フケを予防する
- 髪にハリコシを与える
- 育毛効果
スカルプエッセンスは、頭皮のベタつきや皮脂コントロールをしてくれるイソフラボンも配合されているため、頭皮の皮脂トラブルの解消にも効果的です。
スカルプDボーテ スカルプエッセンス – アンファースカルプD公式通販
化粧メーカーが手掛ける「フォルム スパークリングスキャルプエッセンス(POLA)」
化粧品で有名なPOLAが頭皮ケアのために販売しているのが、「スパークリングスキャルプエッセンス」です。
炭酸ジェルが頭皮でパチパチとはじけるため、マッサージ効果もあります。
また、頭皮に潤いを与えるだけではなく頭皮環境を整える働きもあるため髪が育ちやすい頭皮になります。
スパークリングスキャルプには、次のような特徴があります。
- 炭酸ジェルと冷感&温感で頭皮の血行促進効果がある
- 植物由来の成分で頭皮と髪をエイジングケアをしてくれる
- メントールが配合されているため頭皮がスッキリする
- POLAオリジナルの保湿成分(シャクヤク花エキスやブドウ種子エキス)を配合
メントールが配合されているため、敏感肌の人は合わない可能性御あるので注意しましょう。
フォルム スパークリングスキャルプエッセンス – ポーラ公式オンラインストア
ドラッグストアでも購入できる「TSUBAKI スプラッシングセラム(資生堂)」
シャンプーでも有名な、TSUBAKIのスペシャルケアとして販売されている頭皮用化粧水です。
このセラムもパチパチとはじける泡で頭皮をマッサージしてくれます。また、頭皮に潤いを与えて柔らかくしてくれます。
スプラッシングセラムには、次のような特徴があります。
- コラーゲン配合で、地肌を保湿してくれる
- 頭皮の血行促進効果がある
- 頭皮の潤いだけではなくエイジングケアもある
- 髪にハリコシも与えてくれる
TSUBAKIシリーズはドラッグストアや大型ショッピング店などでも取り扱いをしていることが多いため、購入が簡単にできるのも嬉しい点です。
頭皮や髪の毛で悩む前に頭皮用化粧水で事前ケアをしよう
頭皮や髪の毛の悩みは、症状が出てきてから慌ててケアをする人がほとんどです。それだと、症状が悪化したり症状が改善されないこともあります。
「何だか頭皮が乾燥しているな」「頭皮環境が気になるな」と感じたら、すぐに頭皮用化粧水でケアを始めましょう。
早く頭皮ケアを始めることで、将来的な頭皮や髪の毛の悩みも解消されます。
頭皮用化粧水はとても使いやすいものなので、育毛や薄毛のケアと思わず顔のスキンケアと同じように気軽な気持ちで始めると負担も少ないです。
頭皮環境を良くして、いつまでも美しい髪の毛を保ちましょう。