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縮毛

縮毛矯正した髪にパーマはできる!?知っておきたい注意点

そのため、縮毛矯正をかけてストレートヘアーにする人も増えています。

ストレートヘアーになると、いろんなヘアスタイルを楽しむことができるため、今度は流行りのゆるふわパーマも試してみようかなと、パーマをかける人もいます。

ストレートになるといろんなヘアスタイルが楽しめるのは嬉しい事ですが、縮毛矯正をした髪にパーマをかけることは、そもそも可能なのでしょうか。

もしパーマをかける場合、どういったことに注意をして気を付けなければいけないのか調べてみました。


パーマをかける前にチェック!縮毛矯正の仕組みと施術方法

そもそも縮毛矯正とはどういった仕組みになっているのでしょうか?

縮毛矯正は、パーマ液などの薬剤を髪に塗布した後、ヘアアイロンで熱を与えていきます。

その熱は200℃近いと言われていて、その熱で髪の毛を形状記憶していくことで、ストレートになります。

パーマ液などの薬剤にプラス高温の熱が加わることで、普通のパーマに比べて髪の毛へのダメージが大きいと言われているのが縮毛矯正です。

そのため、縮毛矯正は頻繁にかけるのは髪に良くないと言われています。

縮毛矯正をした後のパーマが難しいと言われている3つの理由

縮毛虚勢をしてストレートヘアーにしたけれど、やっぱりゆるふわパーマにしたいためにパーマをかけるという人がいます。

しかし、美容室に行くと縮毛矯正をしている場合、パーマはできないと断られることもあります。

何故、縮毛矯正をした後の髪にパーマをかけるのが難しいとされているのでしょうか。そこには3つの理由がありました。

その1.縮毛矯正にパーマをかけると髪の毛にかなりのダメージを与える

縮毛矯正は、パーマの中でも1番髪へのダメージが大きいと言われています。

そのダメージを受けた髪の毛に、さらに髪の毛にダメージを与えるパーマをかけると、髪の毛にかなりのダメージを与えてしまいます。

ダメージが大きくなると、次のような症状が出てきます。

  • 潤いのないパサパサとした髪の毛になる
  • 断毛を起こして髪の毛が部分的になくなる
  • 縮毛矯正をしたにも関わらずチリチリとした髪の毛になる
  • ブラッシングをするだけで髪の毛が切れるほどもろくなる

上記のような髪の毛にならないように、美容室によって縮毛矯正後のパーマを断っているところあります。

その2.縮毛矯正のダメージでパーマ自体がかかりにくい

髪の毛にダメージがあると、通常のパーマがかかりにくいことがあります。

それと同じで、縮毛矯正で傷んでいる髪の毛は、パーマ自体がかかりにくい状態になっています。

パーマがなかなかかからないと、何度も薬剤をつけたりしてカールをつけてようとします。

そのため、さらに髪の毛にダメージがプラスされパーマがさらにかかりにくくなります。

その3.縮毛矯正で髪の毛内部のたんぱく質が変形している

縮毛矯正は、薬剤を付けて200℃近い熱で髪の毛の内部にあるたんぱく質を変形させてストレートにしています。

1度変形したたんぱく質は、なかなか元に戻りません。

そのため、いくらカールをつけようとしてもたんぱく質の形が変わらないため、パーマがかからないということもあります。

縮毛矯正したけどパーマをかけたい!パーマをかける時の注意事項

上記の説明を見て、「縮毛矯正をしたら、縮毛矯正をかけた部分の髪の毛がなくなるまでパーマをかけられないの?」と思った人もいるかもしれません。

縮毛矯正をかけた髪は、本当にパーマをかけることができないのかというと、そうではありません。

パーマをかけることはできます。しかし、いくつか注意事項などがあるので、縮毛矯正をかけた後にパーマをかけたい人は、きちんと注意事項を抑えておきましょう。

その1.縮毛矯正をかけたから6ヶ月は期間を空ける

縮毛矯正をした後、髪の毛にパーマをかけたいなと思った時、どのくらいの期間を空けたらいいのでしょうか?

縮毛矯正をかけた髪の毛は、髪の内部のたんぱく質が変形しているため、カールがかかりにくくなっています。

そのため、すぐにパーマをかけてもほとんどカールは付きません。

無理にカールをつけようと薬剤をたっぷりと塗布すると、さらに髪の毛はダメージを受けてしまいます。

また、髪の毛は縮毛矯正をかけることでかなりのダメージを受けています。

そこにさらにダメージをプラスするパーマをかけると髪の毛が傷んでしまい、元に戻らなくなってしまいます。

縮毛矯正が安定し、髪の毛のケアをしっかりとして髪のダメージをなくすためにも6ヶ月は空けるようにしましょう。

その2.担当美容師さんに相談をしてから決める

縮毛矯正をした後にパーマをかける場合、自分で決めるのではなく必ず担当美容師さんに相談をするようにしましょう。

髪質や髪のダメージによっては、6ヶ月あけてもパーマをかけられないこともあります。

また、縮毛矯正とパーマをかける美容師さんを同じ人にすると、情報を共有しやすくなります。

人によっては、カットやカラーリング、パーマで美容室を使い分けているという人がいます。

これだと、自分の髪がどういった状況なのか把握できないので、なるべく美容室で同じ担当美容師さんで施術をするようにしましょう。

もう1つ、必ずパーマをかける前に担当美容師さんに次のようなことは伝えるようにしましょう。

  • 縮毛矯正をかけた時期
  • 縮毛矯正をどのくらいの頻度でかけているか
  • 縮毛矯正は髪全体か部分的なものか
  • 縮毛矯正以外にカラーリングなどをしているか
  • 以前、縮毛矯正の後にパーマをかけたことがあるか
  • その際に髪の状態はどうだったか

髪の状態や、上記のようなことでパーマができるかできないか、またパーマの薬剤を選ぶ時に必要なので、必ず伝えるようにしましょう。

その3.縮毛矯正後のパーマは失敗するリスクが高いことを知っておく

縮毛矯正は、髪の毛にかなりのダメージを与えるため、その後にパーマをするとさらにダメージがアップします。

美容師さんに相談をして、細心の注意を払ってパーマをかけても失敗することもあります。

失敗すると美容師さんの技術がなかったと、どうしても施術をした側を責めてしまいますが、縮毛矯正後のパーマは失敗するリスクが高いことを知っておきましょう。

美容師さんの中には、縮毛矯正をしていたら絶対にパーマはさせないという人もいれば、お客さんがそこまで言うならと折れて施術をする方もいます。

最終的には自己判断なので、すぐにパーマをかけるのではなく期間を空けたりパーマは我慢することも大事です。

その4.縮毛矯正前に今後の髪型などについて美容師さんに伝える

これは、縮毛矯正前のことになりますが、これもとても重要です。

縮毛矯正をかける際、今後どういった髪型にするかなどを美容師さんに伝えておきましょう。

  • カラーリングをする
  • パーマをかける
  • ブリーチをする

上記のようなことをする場合は、必ず縮毛矯正前に伝えてください。

また、するか分からないけどしてみたいという「予定」の場合でも、きちんと伝えておけばそれに合わせた施術を受けることができます。

カラーリングやパーマなどをしたいと思っている場合、縮毛矯正ではなくストレートパーマが向いている可能性もあるので、美容師さんとの相談は大事にしましょう。

その5.縮毛矯正をした髪にはデジタルパーマしか無理!?

縮毛矯正をかけた後の髪の毛にパーマをかける時、パーマの種類も限られてきます。

パーマにはデジタルパーマとコールドパーマの2種類があります。

デジタルパーマは縮毛矯正と同じように、薬剤を塗布した後に熱を与えてパーマをかけます。

縮毛矯正で1度、髪のたんぱく質を変形させている場合、熱を与えるパーマじゃないとカールがつきません。

そのため、縮毛矯正をした髪は、デジタルパーマしかできないと言われています。

デジタルパーマをかける場合も、きつめのパーマは施術を断られることが多いです。そのため、ゆるいパーマであれば施術可能です。

また、縮毛矯正後の髪の毛はかなりのダメージを受けています。ダメージがひどいと、パーマがかかりにくいため、縮毛矯正後のダメージケアも重要となります。

髪の負担を軽減したい時は縮毛矯正を部分施術に変えることも可能

縮毛矯正にパーマをすると、髪の毛にはかなりのダメージを与えます。そのため、断毛などの症状が出ることもあるのでリスクは高いです。

縮毛矯正やパーマもしたいけれど、髪の毛のダメージは最小限にしたいという場合、美容師さんに相談をすると縮毛矯正の方法を変えてくれることがあります。

髪全体にクセがある場合、髪全体に縮毛矯正をかけなくてはいけません。しかし、前髪や顔周りだけの場合、部分的な縮毛矯正で症状を抑えることができます。

特に女性で多いのが前髪のクセです。前髪にクセがあると、汗で髪が濡れるとカールしたり、梅雨時期にうねりが治らないことがあります。

こういう場合は、髪全体に縮毛矯正をしなくても前髪のみの縮毛矯正で十分症状を抑えることができます。

部分的な縮毛矯正であれば、縮毛矯正をかけてない部分はすぐにパーマをかけることもできますし、髪へのダメージも最小限に抑えることができます。

美容師さんに自分の髪の毛は全体的に縮毛矯正をかけた方がいいのか、部分的なもので症状を抑えることができるのかを相談してみましょう。

縮毛矯正・パーマは髪にダメージが!重要なのはその後のケア

縮毛矯正やパーマは髪にダメージを与えます。そのため、その後のケアをしっかりとしないと、髪の毛を傷めてしまいます。

最悪の場合、髪の毛を短くカットしなくてはいけなくなることもあるので、施術後のケアは十分すぎるほど行うようにしましょう。

その1.縮毛矯正やパーマ後は24時間はシャンプーをしない

縮毛矯正やパーマをした後、家に帰ってから普通にシャンプーをしてしまいがちですが、施術後24時間はシャンプーはしないようにしましょう。

パーマのカールが落ちやすくなるだけでなく、縮毛矯正の場合は髪の毛が薬剤でまだ変形途中の場合もあります。

そのため、シャンプーをすると薬剤が落ちて綺麗なストレートにならないこともあります。

その2.使うシャンプーを髪に優しいものに変える

縮毛矯正やパーマをかけた髪の毛は、洗浄力が強いシャンプーを使うとパサつきやゴワゴワの原因になることもあります。

縮毛矯正やパーマで傷んだ髪の毛は、アミノ酸系などの優しい成分のものを使うようにしましょう。

また、専用シャンプーがある場合は、縮毛矯正用やパーマ用のシャンプーをサロンで購入するのもオススメです。

その3.シャンプー後はすぐにヘアドライをする

シャンプー後、ドライヤーを使って髪を乾かすと熱でダメージを与えるからといって、自然乾燥をしている人がいます。

髪の毛は濡れたままだとキューティクルが開きっ放しになっているため、髪の毛が傷みやすくなります。

そうならないためにも、シャンプー後はすぐにドライヤーでヘアドライするようにしましょう。

また、髪の傷みだけではなくパーマをかけている場合は自然乾燥だとパーマの落ちも早くなります。

その4.ブラッシングなどの時に髪になるべく負担を与えない

縮毛矯正をしてパーマをかけていると、普通の髪の毛よりもダメージがかかっているため、髪の毛が切れやすい状態になっています。

普段のように力を入れてブラッシングをすると髪の毛が途中で切れたり、髪を結んだ時にそこから髪の毛が切れるなんてこともあります。

縮毛矯正とパーマをかけた場合は、髪の毛になるべく負担を与えないようにすることも大事です。

その5.ヘアオイルやトリートメントで髪を保湿する

縮毛矯正とパーマをかけた髪の毛は、ダメージを受けているので乾燥しやすい状態になっています。

髪が乾燥してパサパサになると髪のセットも難しくなります。

そうならないためにも、洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどを使って髪が乾燥しないように保湿をしてあげることが大事です。

洗い流さないトリートメントの中には、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる働きがあるものもあるので、ヘアドライ前に使えば熱から髪も守ってくれます。

髪の乾燥が酷い場合は、日中使うものとヘアドライに使うものを分けるなどして、常に髪に潤いを与えるようにしましょう。

縮毛矯正後のパーマはリスクがあることを知って施術しよう

縮毛矯正後にパーマをかけることは、全くできないというわけではありません。髪の状態や縮毛矯正のかけ方によってパーマはかけることができます。

しかし、縮毛矯正でダメージを受けた髪にパーマをかけるのはかなりの負担になります。

縮毛矯正をかけた後にパーマをかける場合は、リスクがあることを知ってから施術するようにしましょう。

また、縮毛矯正から時間をおいて、しっかりとヘアケアをすることで多少ダメージを軽減することができます。

「縮毛矯正したけれど、パーマもかけたい」という人は、美容師さんにしっかりと相談をして、どういった方法がいいのか、どのくらいの期間を空けた方がいいのかなど決めましょう。

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