シャンプー
正しいシャンプーの仕方。髪と頭皮のための洗い方
それは、良質のシャンプー剤を使っているからだけではなく、適切な洗い方でシャンプーしているからです。
髪や頭皮に優しく、美髪効果も高いシャンプーがたくさん販売されていますよね。しかし、どんなに良いシャンプーを使っても、誤った仕方でシャンプーをしていると、期待できるほどの効果が得られにくくなるのです。
それどころか、頭皮環境を悪化させてしまい頭皮や髪のトラブルを引き起こす原因にまでなります。
頭皮は健康で美しい髪の毛が生えてくる土台ですので、シャンプーで適切なケアをすることが重要ですよ。ここでは、正しいシャンプーの仕方について紹介していきたいと思います。
シャンプーの時に特に注意しておきたい6つのポイント
正しくシャンプーするためには、重要ポイントを抑えることから始まります。特に注意しておきたいポイントを、6つ紹介していきますね。
汚れ落ちをアップさせるブラッシング
シャンプーする前にブラッシングを必ずやっていただきたいのですが、その理由は2つあります。
- 髪や頭皮の汚れを浮かす
- ブラッシングすることで髪や頭皮に付着している汚れが浮き上がってきて、シャンプーしたときに落としやすくなるのです。
- 髪のからまり、ほつれをほぐす
- 髪がからまっていたり、ほつれていたりすると、シャンプーが泡立ちにくくなるだけでなく、髪を無理に引っ張るなどしてダメージを受けやすくなります。
それから、頭頂部から毛先まで一気にブラシを通すようにすると、毛先や頭皮へのダメージを少なくできますよ。
予洗いは十分に行うこと!
シャンプーをする前にお湯で予洗いをしていると思いますが、どの程度予洗いをしているでしょうか?
もし、機会があれば美容室でシャンプーしてもらうときに、予洗いにかける時間を計ってみるといいでしょう。
予洗いを十分に行うことで、シャンプーの泡立ちが大きく変わってきます。そこで、美容室では最低でも1分半以上は予洗いに時間をかけているのです。
それは、予洗いによって得られるメリットが大きいからです。
- 泡立ちが良くなる
- 予洗いが不十分だと髪全体に水分が行き届いていません。それが泡立ちの悪さの原因になってしますのです。
予洗いを十分に行うと、髪の内側や髪の内部までしっかりと水分が届くようになり、泡立ちもアップしますよ。
- 7から8割の汚れが落とせる
- 予洗いを十分に行うと、それだけで髪や頭皮に付着している汚れの7から8割が落とせるようになります。
そのおかげで、少ないシャンプーの量でも十分泡立つようになるのです。
予洗いの時のお湯の温度ですが、ベストは38度前後です。あまり高い温度で予洗いをしてしまうと、頭皮の乾燥をすすめやすくなるので注意してくださいね。
適量でも十分泡立てるコツ!
シャンプーするときは、事前によくシャンプー剤を泡立ててから使用します。それは、頭皮に直接つけてしまうと、すすぎするときに落としにくくなってしまうからです。
しかし、泡立ちに納得いかないと、シャンプーをどんどん足してしまう方が少なくありません。
シャンプーの適量はボトルに書かれてある説明に従いましょう。一般的に100円玉大の量でショートやボブくらいの長さなら十分泡立ち、ロングの場合はその3倍が目安だと言われています。
- 濡れた手のひらにシャンプーを出すこと
- ぬるま湯を少し足しながら、手のひらでよく泡立てること
少ない量でも泡立ちをよくすることは十分可能ですので、まずは必要最低限で泡立てることを目標に頑張ってみましょう。
髪の毛で泡立ててから、頭皮に泡を届ける
手のひらで泡立てたシャンプーは、髪の毛ではなく頭皮に届けることが重要になります。それは、シャンプーでは頭皮の汚れをメインで落とすからです。
しかし、泡立てたシャンプーをそのまま頭皮に付けても正直泡立ちはイマイチです。そこで髪の毛でさらにシャンプーを泡立てるのです。
濡れた髪の毛は摩擦でダメ―ジを受けやすくなっていますので、髪の毛を優しくもむようにして泡立てるのがコツですよ。それでも泡立ちが足りないと感じたら、シャンプー剤を足します。
頭皮の汚れはマッサージで落とす
たっぷりの泡で頭皮を洗っていくのですが、頭皮はゴシゴシこすってはいけません。ゴシゴシ洗いは頭皮に傷やダメージを与えてしまい頭皮の乾燥をすすめる、バリア機能を低下させる原因を作ってしまうからです。
頭皮の汚れを落とすときは、指の腹を使って頭皮をマッサージしながら洗うのがおすすめ。頭皮マッサージには、さまざまなメリットがあります。
- 頭皮の血行促進
- 肩や首の凝り改善
- 眼精疲労の緩和
- リフトアップ
- 抜け毛予防
- 発毛促進
などなど、毎日頭皮マッサージを習慣にすることで、美髪や美肌、不調改善などいろいろな効果が得られるようになりますよ。
洗い残しはトラブルのもと!すすぎは十分に
しっかりシャンプーしたら、すすぎも十分に行うようにしましょう。それはシャンプーのすすぎ残しがあると、それが頭皮トラブルを引き起こす原因になるからです。
シャンプー成分が頭皮に残ってしまうとさまざまなトラブルの原因になります。
- 頭皮のかゆみ・かぶれ
- 臭い
- 毛穴の詰まり
- 抜け毛の促進
など、頭皮の健康を阻害するようになります。頭皮の汚れを落とすことができたとしても、すすぎが不十分だとシャンプーの効果が半減してしまうのです。
シャンプー選びも大切!けれど、洗い方はもっと重要!
髪によさそうなシャンプーがたくさん販売されていて、いろいろと試したくなる気持ちは理解できます。
シャンプーを変えるだけで、髪に大きな変化が見られたという意見も少なくありません。
しかし、シャンプーの仕方は、良質のシャンプーを選ぶより先に心得ておきたいとても重要なポイントなのです。
シャンプーはほぼ毎日行うヘアケアのひとつであり、髪と頭皮の健康を維持するのに重要な役割を果たしてくれるからです。
今まで評判の良いシャンプーを使ったけれど、期待以上の効果が見られなかったのは、洗い方に問題があったのかもしれませんね。
正しいシャンプーの仕方を理解し、さっそく今日から取り入れてみましょう。