縮毛
髪の毛がチリチリになるのはなぜ?その原因と治す方法
でも、後天的な原因でチリチリになっている人はもちろん、遺伝的な要因でクセ毛の人でも、セルフケアである程度うねりを改善することはできるのです。
今回は髪の毛がチリチリになる原因とその対策についてご紹介したいと思います。
遺伝?それとも後天性?髪がチリチリになる原因5つ
チリチリの髪を改善するには、原因を正しく知ることが大切です。とはいえ、人により原因は様々。以下に主なものをまとめました。
毛穴の形が遺伝することで起こる、天然パーマ
チリチリ髪の原因で多いのが遺伝。髪の毛のクセは、毛穴の形で決まります。円形に近い毛穴だと直毛になり、楕円形だとうねったチリチリヘアになることが多いのだとか。
加齢や血行不良による、毛穴の形の変形
髪のうねりは毛穴の形で決まりますが、もともと円形だったのに、後天的に楕円形に変形してしまう人もいます。
髪のダメージによる、キューティクルの剥がれ
髪のチリチリを引き起こす主な要因としては、毛穴の形のほかに、コルテックスの偏りが挙げられます。
コルテックスとは、髪の毛の中身の大部分を占める、タンパク質の層のこと。
コルテックスの密度に偏りができることで、髪は真っ直ぐの状態を保つことができず、うねってチリチリになってしまうのです。
栄養不足や血行不良によるコルテックスの偏り
上記に述べたコルテックスの偏りは、外部からのダメージだけでなく、栄養不足や血行不良によっても起こる可能性があります。
栄養不足や血行不良の原因となるのは、以下のようなことが考えられます。
- ストレス
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- ホルモンバランスの変化
- 喫煙
栄養が届きづらくなると、髪は細くなってコシもなくなり、縮れやすくなるのです。
皮脂や汚れによる毛穴の詰まり
汗やスタイリング剤などがシャンプーの際にきちんと落としきれていないと、毛穴が詰まって髪の毛が正常に生えづらくなります。
チリチリ髪を改善するための、セルフケア方法とは?
残念ながら、今生えている髪を治すことは難しいですが、セルフケアにより、これから健康な髪が生えてくるようにすることはできます。以下に、セルフケアで気を付けるべきポイントをまとめました。
シャンプーを低刺激のものに変えてみる
今お使いのシャンプーが、洗浄力が高く刺激の強いものである場合、頭皮や髪にダメージを与え、髪の縮れの原因になっているおそれがあります。
今のシャンプーが合わなければ、石鹸シャンプーやアミノ酸系シャンプーなど、頭皮に優しい成分を使用したシャンプーに変えることをおすすめします。
シャンプーやトリートメント、スタイリング剤を洗い残さない
洗髪の際は、シャンプーやトリートメントをしっかりと洗い流しましょう。また、スタイリング剤は落としやすくするため、頭皮には直接付けずに、髪の部分にだけ付けるようにするとよいでしょう。
トリートメントやヘアオイルで傷んだ髪を落ち着かせる
傷んだ髪を完全に元に戻すことはできませんが、剥がれたキューティクルの応急処置として、トリートメントやヘアオイルで補修することで、髪のパサつきを改善することはできます
頭皮マッサージで血行をよくする
血行不良が原因で髪がチリチリになっている場合は、頭皮マッサージを行うのが効果的です。
わざわざマッサージする時間が作れないという人は、シャンプーの際にマッサージしながら洗ってもOK。その場合は、シャンプー前にお湯でしっかりと予洗いしてから行うと、さらに効果がアップします。
睡眠や食生活など、生活習慣を見直す
健康な髪を作るには、健康な生活習慣が欠かせません。睡眠不足が続いていないか、偏った食生活を送っていないか、適度な運動は行っているかなど、自分の生活を見直してみるのもいいでしょう。
特に食生活は大切です。健康な髪のためにはたんぱく質を適度に摂る必要があるので、チリチリ髪を改善したいなら、過剰なダイエットは控えるようにしましょう。
髪も自分もいたわって、チリチリ髪よさようなら!
いかがでしたか?こうして原因を見てみると、髪も自分もちょっと無理をした結果が、チリチリの髪になって現れているのかもしれません。
髪も自分も強すぎる刺激ばかりでなく、時にはいたわってあげることが大切です。カラーやパーマで髪がダメージを受けているのなら、あまり刺激を与えず髪をいたわること。